あなたは、毎日の生活の中で仮眠や昼寝をする習慣がありますか？人によっては「昼寝＝サボっている、怠けている」というようなネガティブなイメージを抱くこともあるかもしれません。しかし本当は、昼寝はメンタルヘルスにも影響を与える大切な休息の時間なんです！

昼寝がメンタルヘルスと関係あり？

理由もなく気持ちが落ち込む、不安やイライラにさいなまされてしまう、何をするにもやる気が起きない……。こうしたメンタルの不調に、悩まされていませんか？メンタルヘルスと睡眠は、非常に密接な関係にあります。

例えば、休日明けの月曜日にとてもゆううつな気持ちに襲われたり、身体が思うように動かなかったりという経験をしたことがあるのではないしょうか。これはもしかすると、土日のあいだに睡眠リズムが崩れてしまったことが原因かもしれません。

平日は早起きをしている人でも、休日は二度寝をして、ついつい遅くまで眠ってしまうことがあるのではないでしょうか。また、休前日には気づいたら時間が経ち、夜更かしをしてしまうこともありますよね。こうした些細な習慣で、これまで培ってきた睡眠リズムはがくっと崩れてしまいます。

睡眠リズムの崩れは、メンタルに大きな影響を及ぼします。日中、どうにも眠い状態が続いていると、ちょっとした出来事にイライラしたり、悲しくなったりとメンタルをコントロールしにくくなってしまいます。

健やかなメンタルのためには、休日も平日と同じ時間に眠り、同じ時間に起きることで睡眠リズムを壊さないようにしましょう。そして、睡眠リズムを崩さずに心身の疲れを改善する上で、昼寝の習慣が重宝するのです。

健やかなメンタルを手に入れる昼寝の仕方

休日、いつもと同じ時間に起きたけれど、疲れが溜まっていて眠くなってしまう……ということもあるでしょう。そんなとき、昼寝の出番です。昼寝は20分程度を目安に、長く寝すぎてしまわないよう注意しましょう。長く寝すぎると、夜眠れなくなり結果的に睡眠サイクルを崩してしまう可能性があります。できれば椅子に座ったま眠るのではなく、しっかりと横になりましょう。

また、昼寝は可能であれば日課にしましょう。例えば、職場で昼休みが1時間設けられているとします。そして、普段ランチを食べに行くため往復で15分の移動をしているのなら、職場にお弁当を持ち込み、移動に使っている15分を仮眠に当てましょう。

昼寝をするメリット

基本の睡眠リズムを壊しづらく、かつ疲労感もすっきり癒すことができる昼寝の習慣。さらに、体力を回復させるだけでなく想像力や記憶力にも良い影響を与えるため、仕事の生産性をあげる効果が期待できます。

実際に、有名な画家や建築家、文学者の中には、毎日必ず昼寝をしていたという人がめずらしくありません。心身を健康にするだけでなく、プラスアルファの効果も得られるとあれば、メンタルヘルスに関心の薄い人にとっても魅力的ですよね。

もちろん、豊かな睡眠によってメンタルヘルスにうれしい影響を与えることも、忘れてはいけないメリットのひとつです。理由もなくイライラしてしまう、気分が落ち込んでしまう、不安や悩みで気持ちがぐちゃぐちゃになってしまう……というときには、一度昼寝を試してみてください。一時的に強い不安に襲われたときにも、昼寝によってメンタルをリセットすることで、気持ちが前向きになる可能性があります。

睡眠の悩みはクリニックへ相談して

基本の睡眠リズムプラス昼寝の習慣は、メンタルの改善に影響を与えますが、効果を実感するまでには時間がかかる可能性もあります。悩みが深刻化し、なるべく早く改善へ導きたいときには、メンタルクリニックへ足を運びましょう。メンタルクリニックでは「睡眠リズム改善プログラム」などを取り入れ、メンタルの不調を改善へ導くこともあります。

人気のあるメンタルクリニックは、予約がとりづらいこともめずらしくありません。だからと言って、メンタルクリニックへ行かず、自力で治すという判断はおすすめできません。特に強い不安やストレスにさいなまされているとき、睡眠をコントロールすることは簡単ではありません。自力で健やかなメンタルを手に入れるのには時間がかかるため、メンタルクリニックへ足を運ぶ方が確実と言えます。

昼寝習慣で日常が変わるかも！

昼寝の習慣を取り入れることで、メンタルも安定しやすくなるかもしれません。まずは決まった時間に休憩をとり、目を閉じてみるところからはじめ、自分にとって心地いい昼寝のやり方を探してみてください！