更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 体験談
今回は、40代男性の工藤さんのお話です。現在、IT系企業で働く工藤さん。ある日の夕方、川崎駅にいた工藤さんは、仕事で思い悩み、その場で携帯からクリニックを探すのですが、予約枠は一杯。様々なことを考え迷いながら、cotreeでカウンセリングを受ける決心をします。
工藤:当時働いていた会社で、元々営業職として働いていたのですが、カスタマーサポートに人事異動になったことがきっかけです。自分の仕事が最前線から裏方に変わってしまって、寂しさや心もとない気持ちになったことをよく覚えています。
どうしようもない気持ちを抱えて悩んでいる時に、カウンセリングを受けようと思いついたんです。私は、以前に心療内科でカウンセリングを受けたことがあったので、その時のことを思い出して、自分がカウンセリングを必要としていると切実に感じました。
工藤さんはかなり切羽詰まった気持ちで、「カウンセリング 川崎」と検索します。いくつか良さそうなクリニックに電話をするのですが、休日だったこともあり、当日予約枠は満員。以前から知っていたcotreeにカウンセリングを申し込みました。
工藤:私はカウンセリングの経験がありましたし、カウンセリングについても勉強していました。そんな私でも、cotreeを新規で申し込むまでにはかなり迷いました。振り返ってみたら、cotreeさんに一本のメッセージを送るのに1時間以上かかりましたね。カウンセリングというものは、最初はそれくらい抵抗を持つものであるし、誰しも迷うことなんじゃないかと思います。
工藤:多くのカウンセラーさんがいた中でも、この人に話してみようという直感が働いた人にしました。写真、プロフィール文、性別、年齢、得意分野、何が決め手になったのかは、自分でもはっきりは分からないのですが。
今考えてみると、その方のプロフィールページのどこかに人間性が垣間見えて、それを見て安心感を得たのだと思います。それとアプローチにあまり偏りがなさそうかどうかも気にしました。複数のアプローチ方法からクライアントに合わせた方法選んでくれる方が自分には合っていたと思います。
工藤:シンプルにホッとした感じがしました。同時に、なんだかニカッと笑った時のような解放感もありました。当時は、ストレスがかかっていた状況だったので、自分の中のキャップが外れた感覚でしたね。もう少し違う言い方をすると、水中に沈んでいた状態から、水面に顔を出して息をスーッと吸えたような感じでしょうか。
僕の場合は、初回のカウンセリングを終えた時にそういう感覚を覚えて、「またお願いしたいな」と思いました。
工藤:急性期はとりあえず話を聞いてもらったという感じだったのですが、今は回復しているので、月1回のカウンセリングは自分を客観視する機会になっているように思います。「話したいと思えるか」という直感でカウンセラーを選んで、その方に今でも担当いただいています。
私にとっては、カウンセリングによって〇〇から寛解できたとか、回復できたというよりも、自分を見つめるパートナーに巡り合えたことが意義深いことだったと思っています。だからこそ、無理なく月1回のペースで約3年間続けてこられたんだと思います。
工藤:オンラインの良さは「気軽さ」なのだと思います。例えば、喉が渇いても水を飲めるとか、横になりながら受けられるといった気軽さがあります。さらに言うと、目の前に相手がいるわけではないので、自分のスペースが確保されていて話しやすいです。
急性期にはカウンセラーさんの目線が辛いこともあるので、オンラインではその負担を少なく始められることも大きなメリットではないでしょうか。一方で、対面の良さは、良い意味で対話に張り合いが出たり、真剣みが増したりすることだと思います。
工藤: カウンセリングを受ける時、話したくないけれど話したい、という複雑な心境がありました。例えていうなら、ブレーキを踏みながらアクセルを踏むという感覚でしょうか。
カウンセリングを受ける時って、個人差はあるでしょうが、最初はめちゃくちゃ悩んで決めるものだと思います。一言でいうと、「正直、怖い」ということです。
僕の場合、カウンセリングを学んでいたので大丈夫でしたが、あまりよく知らない人は、「秘密は守られるのか」「否定されるのではないか」「軽んじられるじゃないか」といった不安から恐怖心が生じるものだと思います。辛い時は、話を聞いてもらった後に「でもね」って言われただけでも、「もう終わり」っていう気持ちになってしまうと思うんです。
でも、カウンセリングを受けたり、学んだりしてきた身としては、カウンセラーさんはクライアントを軽んじたり、否定したりするものではないと伝えたいですね。
工藤:やはり、「話しかけてみようかな」と思ったことでしょうか。ここに行けば自分が知っている人がカウンターで待っていてくれる、というような安心感を持てました。何の気遣いも必要なくて、弱音をこぼせて、そのままの自分でいられる場所とでもいうのでしょうか。
下町にある商店街の人情味に近い感覚ですね。cotreeは私にとって「あ、ここは肩肘はらずにいられる自分の居場所になりそうだな」と思わせてもらえる安心感のある場所だったんだと思います。
カウンセリングを申し込む時の当時の気持ちを振り返って、時には言葉にしづらいことも話してくださった工藤さん。「どうしようもない気持ちの中で得られる、ホッとできる瞬間を、一人でも多くの方に体験して欲しい」という思いをお話いただきました。ありがとうございました。
※この体験談はプライバシーの観点から、地名、個人名などの固有名詞は変更してあります。
(聞き手・文章 小西慧子)
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