妊婦さんの情緒不安定を解消するには? つらい時は心療内科も

更新日 2024年08月29日 | カテゴリ: 子育て・家族関係

新しい家族が増えることが分ったら、喜びに包まれることでしょう。しかし、妊娠中に情緒不安定になってしまうお母さんも数多くいます。なぜなら、妊婦さんはホルモンバランスの乱れなどが原因で、情緒不安定になるといわれているからです。ここでは、妊娠さんが情緒不安定になったときの正しいケアを知り、妊娠期間を安心して乗り越える方法をご紹介します。

なぜ妊婦は情緒不安定になるのか?

情緒不安定とはどういう状態か

情緒不安定とは、感情の起伏が激しくなったり、不安な気持ちでいっぱいになったりする状態のことを言います。ときには、自分の感情をコントロールできずに、周りの人にイライラしてしまったり、ささいなことで泣いてしまったりなどということもあるとされています。

妊婦さんが情緒不安定に陥ると、ストレスを感じる状況になりますので、子宮の収縮などが促され、早産の原因になる危険性も否めません。ただ、情緒不安定になったからといって、すぐに胎児に影響を与えるわけではないので、早めにストレスを解消することが効果的です。

妊婦が情緒不安定になる原因

妊婦さんが情緒不安定になるのは、以下のような原因があります。

ホルモンバランスの乱れ

妊婦さんが情緒不安定になるのは、ホルモンバランスの乱れが大きく影響しています。女性ホルモンは、周期的に分泌されるのが一般的ですが、妊娠するとお腹の中の赤ちゃんを守るために、周期的にホルモンが分泌されなくなり、その量も多くなるといわれています。つまり、ホルモンバランスが乱れることにより、情緒不安定な状況が生じてしまうのです。

仕事復帰の焦り

仕事をしている妊婦さんは、仕事復帰の焦りから情緒不安定になることがあります。普段なら何でもないと感じることにイライラしてしまったり、身体の調子が思わしくない今の状態を考えると、「果たしてこのままで仕事に戻ることができるのだろうか?」と大きな不安が襲うことがあります。

また、無事に出産できるだろうかという思いや、自分が休んでいる間に「社会から取り残されないだろうか?」という、ネガティブな考えが浮かぶことも少なくありません。

つわりなど身体的な負担

妊娠すると、妊娠前と比べて身体が変化します。例えば、つわりや食欲不振、吐き気などの症状が現れます。これらの症状には個人差があるものの、不快な気分になることが多いものです。身体と心はつながっていますので、このような身体的な負担から、情緒不安定に陥ることもあります。

情緒不安はいつから?時期ごとの心理変化

妊娠初期

妊娠初期は、妊娠2~4ヶ月のことを言いますが、情緒不安定は、早い人で妊娠超初期の0~4周で現れることもあります。この時期は、ホルモンの乱れや身体の変化などが顕著なため、ちょっとしたことでイライラしたり、泣いてしまったりという妊婦さんが多いようです。

妊娠中期

妊娠7ヶ月頃までは、心身ともに安定し始める時期だといわれています。しかし、お腹が目立つようになってきたり、胎動を感じるようになるため、不安を覚えたり、神経質になってしまうことがあります。

妊娠後期

妊娠後期は、よりホルモン分泌の量が増え、妊婦さんも身体を思うように動かせなくなります。それにより、イライラしたり、出産や出産後の心配などが頭をよぎるため、不安な気持ちが起こりやすくなります。

妊婦さんの情緒不安定解消法

自分の好きなことをする

情緒不安定になったときは、自分の好きなことに集中することで、嫌な気持ちを解消することが可能になります。例えば、お気に入りの映画をみたり、読書をするのも良いでしょう。また、きついときには、夫に家事をしてもらい、リフレッシュすることも大切です。

無理しない、我慢しない

妊婦さんは妊娠前と状況が違うので、今までのように無理をしたり、我慢をしたりすることは禁物です。心身ともに苦しいときは、無理や我慢をせずに睡眠を十分に取ったり、家事を手抜きするのも良いでしょう。

つらさ・悩みを相談する

「情緒不安定になっても頑張らなくては」と感じ、1人でその思いを抱え込むのは控えた方が賢明です。つらいときは、夫や家族などに、その悩みを相談することが大切です。人に話すことで楽になりますし、相手も自分の状態を、より理解してくれるようになります。

つらい時は、心療内科を受診しよう

心療内科に通うメリット

上記に挙げた情緒不安定の解消法を試してみても、なかなか効果が出ない場合は、心療内科を受診することも選択肢のひとつです。ホルモンバランスの乱れやストレスなどは、自分で解決できない場合もあります。医師を始め専門家の視点からサポートを受けることで、生活面や心理面でも大いに楽になることがあるといわれています。

また、情緒不安定には薬を服用することが有効なケースも多々あります。妊婦さんが服用しても、身体に影響がない薬も揃っていますので、心療内科を上手く活用することも役に立ってくれることでしょう。

受診するまでの流れ

心療内科の受診を決めたら、インターネットなどで情報を収集し、どこの病院に行くかを決めることが大切です。妊婦さんは遠出が大変なため、近くの心療内科を選ぶと良いかもしれませんね。

心療内科はほとんどが予約制ですので、まずは電話で予約したい日時を伝えましょう。そのときに、簡単に自分の症状を伝えておくと、受診時にスムーズに診察につなげることができるかと思います。受診の際には、保険証を忘れずに持参してくださいね。

妊婦の情緒不安定は一人で悩まないことが大切。

妊婦さんは、妊娠前と比べて、心も身体も大きく変化しています。妊娠前には感じなかった情緒不安定な症状が現れても、不思議なことではありません。

また、体調が思わしくなく、外に出かけられない場合は、オンラインカウンセリングを申し込むのも良いでしょう。cotreeでは、プロのカウンセラーがビデオや電話でカウンセリングサービスを提供していますので、試してみてはいかがでしょうか?

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