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不妊の原因は心と体のストレスかも?ストレスと妊娠の深い関係

更新日 2018年10月02日 |
カテゴリ: 子育て・家族関係
不妊の原因は心と体のストレスかも?ストレスと妊娠の深い関係

人生最大のハッピーなイベントとも言える、結婚。そして、すぐであれしばらく経ってであれ、カップルが望んでいるのに子どもができないとしたら、それがカップルにとってストレスフルな状況であるというのは、無理もないことです。

不妊の原因は身体的・機能的であることもありますが、こころの状態が関わっている場合も多いものです。

心と不妊の関係

女性側で言えば、うつ、状態不安(慢性的な性格的な不安でなく、ストレスがかかったときに急上昇する不安のレベル、パニック発作・不安発作等と関係がある)、ストレスがかかったときの身体的な反応(心拍数の増加など)などとの関連性が言われています。

ストレスは人間のあらゆることに影響を及ぼしますが、ストレスの中でも特に慢性的なストレスや、あるいはストレスがかかったときの反応の強さが不妊と関係あると言われているようです。

赤ちゃんを授かるための不妊治療ですが、医学的な不妊治療そのものが不成功だとかえってストレスの元になり、うつ的な反応を起こしてしまうことも多いようです。
そういった場合、心理的な介入(カウンセリングなど)の併用が望ましく、実際、リラクゼーションなどを使ったグループ療法による症状の改善や妊娠の成功も報告されています。

男性側の原因としてはやはりバーンアウトといったストレスフルな状態が関係しているようです。
脳科学的にも、ストレスホルモンのレベルが高いと性的な行動に影響が及んだり、女性の体内での精子の運搬に影響が出たりする可能性が言われています。

ストレスが妊娠を「防ぐ」?

ストレスと不妊のリンクはまだ不明瞭なところもありますが、妊娠そのものが心身に大きなストレスを与えるということを考えれば、すでにストレスでいっぱいいっぱいな状況にある男女がたとえ妊娠を望んでも、そもそも赤ちゃんが存在するための「スペース」を作れない、ということも考えられます。

赤ちゃん関係の買い物はワクワクするものですが、ベビーベッドや産着、子ども部屋があれば赤ちゃんを育てられるというわけでなく、一番大切なのは新しい人間関係を作るためのこころのスペースや、時間、世話をする態勢といったものだからです。

妊娠自体たとえ卵子が受精したとしても、異常があったり条件が整わなかったりすると着床しないということもあるようです。著者の助産婦さんは「異常な受精卵はほぼ着床しないから、ふつうに受胎したのならまず大丈夫」と妊娠初期に言ってくれました。

そのプロセスにはナチュラルキラー(NK)細胞も関わっているらしく、子宮内の特別なNK細胞が着床を助ける一方、逆に免疫反応が強すぎると受精卵を「異物」と感知して除外しようとしたりもすると最近言われています。

とにかくせっかく受胎しても育ちにくいような状況を、身体自体が防いでいるという自然の驚くべきメカニズムも働いているようです。
赤ちゃんを育てるにはそれなりのコミットが要りますから、これは理解できることでもあります。

また、対応できないような妊娠を防ぐことは、母体(女性)を守ることにもつながります。今はいろいろな医学的手段があるとは言え元々お産は危険を伴うことですから、これは納得の行くことでもあります。
いわば頭では妊娠したい、赤ちゃんが欲しいと言っても、こころと身体はノーと言っていて、足並みが揃っていない状態と言えるのではないでしょうか。

妊娠・出産期にサポートを得ることの大切さ

妊娠する女性にとっては実際の身体やボディイメージの変化、疲れやすさやむくみ、つわりなど身体的な症状の表れ、妊娠そのもののプロセスやお産、母親になることに関しての不安など、いろいろな変化や負担に対応していくことが必要になってきます。

もちろん、最初から完璧に「親」「母」である人などいませんから、やりながらサポートを得たり学んだりしていくということが必要になってくるでしょう。

こうした心身の激しい変化や、パートナーや生まれてくる赤ちゃんとの関係ということもあり、妊娠前、妊娠中、出産後などのカウンセリングはとてもおすすめです。
産後うつなどのリスクもありますし、赤ちゃんとのスキンシップや授乳、コミュニケーション、望ましい親子関係のスタートといった意味でも、こころの余裕を持ったり、コミュニケーションスキルを身につけるのは、とても意味があります。

こうした役割を看護婦、助産師、保健婦さんなど、妊娠・お産に関わる人たちが果たしてくれる場合も多いかも知れません。
しかし心理専門家でないと分かりにくい問題(不安、うつ、DV・虐待経験、など)であれば、ぜひ心理の専門家に相談することをためらわないでほしいです。

よく誤解されていて残念なのですが、心理の専門家に相談することはそれ自体病気であるとか、弱さの表れではまったくありません。
必要なときに必要なヘルプ(しかも専門的な)を得られるということは、自分でそうした判断をして行動が取れるということを意味しており、むしろ「強み」とすら言えるでしょう。

【参考文献】

Cwikel, J., Gidron, Y., & Sheiner, E. (2004). Psychological interactions with infertility among women. European Journal of Obstetrics & Gynecology and Reproductive Biology 117, 126-131. http://www.seibutsushi.net/blog/2008/05/485.html

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