更新日 2024年08月29日 | カテゴリ: 感情をコントロールしたい
この記事を見つけたあなたは「罪悪感に押し潰されそうで苦しい」「解放されるにはどうしたらいいの?」と悩んでいませんか。
責任感が強い人や真面目な人ほど罪悪感を抱きやすく、苦しいと感じている人も多いかもしれません。
罪悪感は人間が同じ失敗を繰り返さないために必要ですが、心身へ不調をきたすこともあるため上手く付き合うことが大切です。
本記事では罪悪感を消すための方法や考え方を解説します。
記事を最後まで読めば、罪悪感の正体や正しい対処法を知ったうえで、自分の心に折り合いをつけられるでしょう。
この記事のまとめ
→対面でのカウンセリングに抵抗がある場合はオンラインカウンセリングでの相談もおすすめ
「そもそも罪悪感って何?」「なぜ罪悪感を抱くの?」と疑問に思っている人もいるかもしれません。
罪悪感とは、社会的ルールや道徳的規範から外れた行動をしてしまい、後悔したり自分を責めたりする感情のことです。
まずは本章で罪悪感の種類や影響を知り、自分が抱いている罪悪感と向き合ってみましょう。
人間の価値観や考え方はさまざまであるため、人間が罪悪感を抱く理由や対象も人によって異なります。
例えば、社会のルールに背く、他人に害を与えるなど、自分がした行動に罪悪感を抱く人もいるでしょう。
一方で、困っている人を助けられなかった、見て見ぬふりをしたなど、行動をしなかったことに対して罪悪感を抱く人もいます。
また「こんな私が幸せでいていいのか」と、過去の自分の行動・思考に囚われ、現状に自信を持てず罪悪感を抱く場合もあります。
罪悪感と聞くと「悪いもの」「苦しいもの」と、ネガティブなイメージが先行する人も多いかもしれません。
しかし罪悪感は、人間が同じ失敗や過ちを繰り返さないために必要な心の機能でもあるのです。
「もうこんな思いはしたくない」「また同じことが起こらないよう注意しよう」と自分の行動やふるまいを改めるでしょう。
その結果、問題解決能力が高まったり、良好な人間関係を築けるようになったりと、自分をプラスに変えることにつながります。
ただしを必要以上に罪悪感抱えると心身に負担がかかり、体調を崩してしまう場合もあります。
頭痛や吐き気などの身体面だけでなく、気分が落ち込む、不安感が強くなるなど、精神面に影響が出ることもあるでしょう。
もし「いつもと違うな」と感じる症状がある場合は、できるだけ早く専門家に相談してくださいね。
罪悪感を手放すためには、以下4つの方法が有効です。
本章を参考に、罪悪感による苦しみから抜け出す方法を探ってみましょう。
罪悪感を抱くようになったきっかけや原因を冷静に考え、向き合うことから始めましょう。
きっかけや原因が曖昧なままだと、対処することもできず、漠然とした負担感や辛さを抱え続けてしまいます。
つらい思い出と向き合うのは怖いと感じる人もいるかもしれません。
しかし今後の人生を前向きに生きるためには、まず罪悪感の正体を分析する必要があります。
罪悪感を抱いている相手や、罪悪感の原因となる出来事など、信頼している人に話したり紙に書き出したりしてみましょう。
罪悪感の原因を客観視することで、今後とるべき行動や対処法が見えてくることもあります。
罪悪感は無理に消そうとせず、付き合い方を考えるほうがいい場合もあります。
罪悪感の強さは経験や性格によって個人差があり、なかなか消せず苦しんでいる人も多いかもしれません。
「この罪悪感を消さないといけない」と焦るよりも、「罪悪感をありのまま受け入れて生きていこう」と前向きに考えてみましょう。
罪悪感を受け入れ、自分の人生の教訓として生かすほうが、より有意義な日々を送れるかもしれません。
失敗から生じた罪悪感は、今後の行動を改める原動力に変換してみましょう。
そもそも罪悪感は、人間が何度も同じ失敗をしないために必要な心のしくみです。
「あの時どうすればよかったのか」と反省を生かすことで、失敗を減らしたり、上手く問題を解決したりできるかもしれません。
また、過去の自分と同じ問題で悩んでいる人がいれば、経験者として助けてあげることもできるでしょう。
良いおこないや振る舞いを積み重ねることで、抱えている罪悪感を昇華できるはずです。
罪悪感は、カウンセリングなど専門ケアを受けることで軽くなる場合もあります。
専門的な知識を持った医師やカウンセラーに相談することで、自分の罪悪感を客観視したり、気持ちを整理したりできるでしょう。
また、医師やカウンセラーから客観的な意見やアドバイスを受け、罪悪感を受け入れて付き合う方法を見つけられるかもしれません。
社会で生きていれば罪悪感を抱くのは当たり前のこと。それでも1人で辛い気持ちを抱えるのがしんどいときもあります。
身近な人に相談しづらい罪悪感の悩みでお困りなら、気軽に専門家に相談できるcotreeのオンラインカウンセリングを試してみてくださいね。
罪悪感を抱きやすい人には、以下のような特徴があります。
個人差はありますが、真面目な人や周りの目を気にしがちな人は罪悪感を抱きやすいといえるでしょう。
罪悪感に悩んでいる人は、本章で解説する性格に自分が当てはまるかチェックしてみてください。
罪悪感を抱きやすい人は、責任感・正義感が強い傾向があります。
責任感や正義感が強いと「こうなったのは自分のせいだ」「あんな行動をとった自分は最低だ」と自責思考になりがちです。
また「自分が我慢すればいい」とひとりで抱え込む人も、罪悪感を抱えやすいので注意が必要です。
責任感・正義感が強い人は真面目で誠実である一方で、ストレスを感じやすく、罪悪感に苦しむことも少なくありません。
一人で抱え込まず信頼できる人を頼る、失敗した自分を自分で許すなど、ありのままを受け入れてあげることも意識しましょう。
頑固で信念が強い人は、柔軟な思考が苦手で罪悪感を抱きやすいでしょう。
自分の考えがはっきりしていて芯が強い性格は長所であるものの、過剰な罪悪感に悩んでしまうこともあります。
固定観念や先入観が強い場合、「最低な行動をした自分はずっと苦しむべきだ」と、過去の失敗に執着してしまうことも。
罪悪感の原因を冷静に分析し、視野を広く持つよう心がけることで、罪悪感を少しずつ手放せるでしょう。
自信がなく、他人の評価を気にしすぎる、あるいは自分を過小評価しがちな人は、罪悪感を抱きやすいかもしれません。
他人から指摘されたことを必要以上に大きく捉え、相手に罪悪感を抱くことが多くあります。
自己肯定感が低いので「人に迷惑をかけてしまった自分は最低だ」「無力な自分が情けない」と、自分を責めてしまう人もいるでしょう。
自分を下げるばかりではなく「仕方ない」「そんなこともあるよね」と自分に優しくしてあげることも大切です。
少しずつ自分を受け入れ、認めることができれば、罪悪感を手放して生きていけるでしょう。
罪悪感を抱くことが多いのは、主に以下4つの場面です。
本章を参考にして罪悪感の原因を探り、今後の向き合い方を考えてみましょう。
取り返しのつかない行動をとり、信頼関係が崩れてしまったときに罪悪感を抱くでしょう。
家族や友人、恋人などの信頼を損なう行動をとり、あとから「最低なことをしてしまった」という罪悪感に変わるケースも多いです。
相手が傷ついて泣いている姿を見て罪悪感を抱く人もいれば、無理して笑っている姿を見て罪悪感を覚える人もいます。
嘘をつく、あるいは学校・仕事をずる休みするなど、一般的な社会のルールに違反した時にも罪悪感が起こります。
責任感が強く真面目な人ほど、ルールやモラルから外れた自分を許せず、強い罪悪感を抱くでしょう。
一時的に不快な出来事から逃げることができても、根本的な解決にはならず、後になってさらに負担感が増すことがあります。
集団の常識や価値観から外れた行動を取ることで、罪悪感を抱くケースもあります。
他人の価値観や考え方に強い影響を受けている人が、その考えに反する行動をしたときも罪悪感を抱く場合もあるでしょう。
例えば、親から「大学卒業後は就職しなさい」と言われている人が、自分の夢を追うために企業の内定を辞退した場合、「自分はなんて親不孝なんだ」と罪悪感で悩むかもしれません。
このように、一般常識やモラルに背くだけでなく、身近な人の願いや期待に応えられない場合も、罪悪感を抱くことがあります。
大きな失敗などをしていないのに大きな罪悪感に悩んでいる場合は、精神的に不調が起きているかもしれません。
うつ病や不安障害など、精神疾患の症状で物事をネガティブに捉えてしまうこともあります。
例えば『電車で自分の隣だけ誰も座らず空いている』という出来事は、経験がある人も多いかもしれません。
心身が健康な人は必要以上に悩むことは少ないですが、精神的な不調があると「周りに不快な思いをさせているかも」とネガティブな思考に陥り、罪悪感を抱いてしまうことがあるでしょう。
もし「いつもとおかしい」と感じたら、早めに医師やカウンセラーなど専門家に相談してみてください。
罪悪感は、人間が同じ失敗を繰り返さないために必要な感情です。
ネガティブなイメージを持つ人も多いかもしれませんが、良い一面もあるため、無理に消そうとせずうまく付き合うことが大切です。
しかし、必要以上に罪悪感を抱えてしまい、心身に不調が起こる可能性もあります。
罪悪感でつらい思いをしている人は、カウンセリングを受けることを検討してみましょう。
自分の気持ちを整理、客観視できるだけでなく、専門知識のあるカウンセラーから今後のアドバイスを受けられます。
「いきなり対面でカウンセリングを受けるのは不安……」と感じる人は、cotreeのオンラインカウンセリングがおすすめです。
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