罪悪感は消すよりも活用しよう!罪悪感が消えない時の5つの対処法

「罪悪感から解放されたい!」と感じる場面に出会ったことはありませんか。私たちはいつ罪悪感に囚われてしまうのでしょうか。今回は罪悪感が起こる理由や罪悪感が消えない時の対処法についてご紹介します。

罪悪感の心理が起こるのはなぜ?

罪悪感とは?

罪悪感とは、社会のルールや道徳的規範から外れてしまい、悪いことをしたと感じる気持ちのことを指します。価値観や信念は人それぞれであるため、何に罪悪感を抱くかは人によって異なります。

罪悪感の正体は自己の修復機能

ネガティブなイメージのある罪悪感ですが、実は罪悪感にも大切な機能があります。それが「自己の修復機能」です。罪悪感を抱くと「次からは同じミスをしないようにしよう」と反省し、自分の考え方やふるまいを適切なものへ修復していきます。社会や他者と良好な関係を築く力を高めることができるのです。

罪悪感はルールとのズレ、恥は他者とのズレ

罪悪感も恥も失敗した時に抱く感情です。これらはどのように違うのでしょうか。罪悪感は社会のルールとのズレが起こった時に感じるものです。一方で恥は他者とのズレが起こった時に感じます。そのため、罪悪感はルールに一致した行動に戻れば解消されるのに対し、他者と完全に一致する自分になることは難しいため、恥の気持ちはなかなか解消されません。

罪悪感でいっぱいになるのはどんな時?

浮気など恋愛関係での信頼を壊す行動をした時

浮気や不倫など、お互いの信頼関係を壊す行為を取った時に罪悪感を抱くことがあります。家族や恋人が傷つき、泣いている姿を見て罪悪感を抱く人もいれば、笑顔を見ていて強い罪悪感を覚える人もいます。

不安やうつなど気分の不調が起きている時

不安やうつなど気分の不調が起きていると、物事をネガティブに捉えてしまうようになります。元気な時は全く気にしないような『近くにいた人がたまたま咳をした』という出来事でも、気分に不調を抱えていると「自分が何か不快な思いをさせたのかも」とネガティブな思考に陥り、罪悪感を抱いてしまいます。

嘘やサボりなど社会の規範から外れた時

嘘をつくことや、学校や仕事のサボりなど、社会のルールに違反した時にも罪悪感が起こります。一時的に不快な出来事から逃げることができても、根本的な解決にはならず、後になってさらに負担感が増すことがあります。また、ごまかしたことへの罪悪感を消すための対処が新たに必要となってしまうこともあります。

「常識」から外れた行動を取る時

悪いことではなくても、集団の常識や価値観から外れた行動を取る時に、罪悪感を抱くこともあります。例えば、日本では「質素倹約」という生き方が美しいものとされています。その考えが極端になると、必要なものにお金を使うことさえ、罪悪感を抱いてしまうことがあります。

罪悪感を手放すための5つの方法

1.罪悪感を感じる相手や行為を分析して原因を探す

罪悪感が曖昧なままだと、対処することもできず、漠然とした負担感や辛さを抱え続けることになってしまいます。まずは罪悪感を具体的に分析してみましょう。罪悪感を感じる相手は誰なのか、どんな行為をした時に罪悪感を抱くのか、1つ1つ丁寧に見つめることが大切です。

2.罪悪感が消えないうちに謝罪や対処を行う

罪悪感は自分の言動を修正するチャンスです。罪悪感を抱いたら、その気持ちが消えないうちに謝罪や対処を行うように心がけてみましょう。対処する瞬間は緊張したり、怖いと感じたりします。しかし、きちんと対処できれば、罪悪感を手放すことができ、気分がすっきりします。また、行動できたことが自信にもつながるはずです。

3.別の善いふるまいで罪悪感を軽減する

どうしても罪悪感の原因となった出来事に、対処できないこともあります。そのような時は別のことで善いふるまいをするようにしてみましょう。もちろん、それで全てが解決するわけではありません。しかし、善いことを積み重ねていけば「自分は悪いことをしたけれど、善いこともできる自分もいるんだ」と認めることができます。

4.罪悪感をバネに今後の人生に生かす

罪悪感が心に強く残るからこそ、今後の人生に生かすこともできます。「あの時どうすればよかったのか」という思いを胸に抱き続けることで、その疑問を解決するために学んだり、同じように悩んでいる人を助けたりと、人生の幅を広げることができます。

5.罪悪感は消すのではなく上手に付き合うのが大事

罪悪感を消すことを目指すよりも罪悪感の対処法や付き合い方を学びながら、自分を成長させていくことが大切です。罪悪感の訴えに耳を傾け、寄り添っていけば、罪悪感は人生を妨げるものではなく、人生をより良いものにする力となってくれるでしょう。

罪悪感でつらい時には専門家に相談しよう

罪悪感を抱き続けると心身に不調をきたすことがある

罪悪感を抱き続けると、心や身体に不調をきたすことがあります。落ち込んだ気分や不安感が続いたり、頭痛や吐き気など身体の調子を崩したり、「いつもと違うな」と感じる症状があれば、できるだけ早く専門家に相談しましょう。

病院で薬物療法などの治療を受けて身体をケアする

風邪を引いただけでも、いつもより寂しさや孤独感を抱くことがあります。身体に不調が出ていると、罪悪感などのネガティブな気分が続いてしまうのです。身体の不調には、病院を受診して治療を受けましょう。薬物治療で痛みや気分の落ち込みが和らぐだけでも、心に余裕が出てきます。

罪悪感はカウンセリングで吐き出すことでも軽くなる

カウンセリングで気持ちを吐き出すのも罪悪感への対処としておすすめです。カウンセラーから客観的な意見をもらうことで、罪悪感そのものを分析したり、自分に合った罪悪感との付き合い方を見つけたりといった取り組みが可能です。

社会で生きていれば罪悪感を抱くのは当たり前のこと。それでも1人で辛い気持ちを抱えるのがしんどい時もあります。身近な人に相談しづらい罪悪感の悩みでお困りなら、気軽に専門家に相談できるcotreeのオンラインカウンセリングを試してみてくださいね。

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