更新日 2024年05月13日 | カテゴリ: コーチング
カウンセリングを受けてみたいけど、どんな感じなんだろう? コーチングとは何が違うんだろう?自分はどっちを受けるべきなんだろう? どんなカウンセラーが今の自分に合っているんだろう?
そんな、カウンセリング・コーチングを受けてみたい人のために、 受ける前に整理すべきこと、カウンセリングとコーチングの違い、カウンセラーやコーチの選び方をご紹介します。
まず考えてみていただきたいのは、
考えてみれば、多かれ少なかれ「現状に満足をしていない」ということに気づくと思います。 現状のどんなところに不満があるかがわかると、コーチングやカウンセリングを受けたい理由が言語化できます。
そして次に考えてみていただきたいのは、 その現状に対して、カウンセリング・コーチングを受けることでどんな状態になりたいか? ということです。
以下に一般的な例をいくつか挙げますので、参考にしてみてください。
「どんな状態になりたいか」がわかると、カウンセリングとコーチングのどちらを受ければいいのかを判断しやすくなります。
実はカウンセリングとコーチングには明確な境界線はありません。 カウンセリングはマイナスからゼロ、コーチングはゼロからプラス、という言い方をすることもありますが、 実際は上記3つの「こうなりたい」はどれも、コーチング・カウンセリングの両方で扱えます。
ただ、カウンセリングは「1. 不調をなんとかする」ために「2. 現状を整理する」。その結果「3. 未来に向かう」ことができるのに対して、コーチングは「3. 未来に向かう」ために「2. 現状を整理する」その結果「1. 不調がなんとかなる」という構造になっています。
自分に影響を与えた過去について扱いたい、問題を解決したい、不調を和らげたいということが主眼にあるときにはカウンセリング、未来を具体化したい、未来に向かって行動変容をしたいというときにはコーチングを受けるのがおすすめです。
なお、基本的にカウンセリングもコーチングも誰が受けてもいいものです。 ただ、心理的に不安定さがあるときには、コーチングのように「問題を扱わずに未来を見る」ような手法を取ると不安定さが増してしまうことがあるので、カウンセリングを受けることをおすすめします。
カウンセリングやコーチングは、継続することで効果を得やすくなることが多くあります。そのためカウンセリングルームやサービスを選ぶにあたって、「続けやすいかどうか」は重要な要素になります。
インターネットで検索するだけでも、たくさんのカウンセラー・コーチがいますよね。同じ悩みに対してであっても、カウンセラー・コーチによってアプローチの仕方は異なりますし、「どのカウンセラー・コーチがいいのか」は人によって違います。
しかし、1回のセッションにも時間がかかりますし、できれば早い段階で「相性のいいカウンセラー・コーチ」に出会いたいですよね。
カウンセラー・コーチを選ぶときに特に注目したい点をご紹介します。
カウンセラー・コーチが経歴に書いている資格は様々で、「どの資格がいいのかわからない!」と思われる方も多いと思います。 代表的に、カウンセリングでは「臨床心理士」「公認心理師」、コーチングなら「ICF」「EMCC」「AC」認定コーチなどは、資格取得要件に実務経験があり、体系的な学習があるので「一定の学習と経験を積んだ人」であるといえるでしょう。
ただカウンセリングには400の流派があるといわれていたり、コーチングも色々な学校があってそれぞれが資格を発行したりしている現状もあります。また、カウンセリングやコーチングは「経験」「センス」の要素も大きく、資格を持っていても「スキル」が保証されているわけではありません。 そのため、正直なところ「資格だけではわからない」が動かしがたい結論で、「どれだけ経験した人なのか」「センスがある人なのか」のほうが重要です。
また、コーチング・カウンセリングの経験以外にも「社会経験」を積んでいる人は、特定の領域の問題の構造を把握する直感力が育っていることがあります。経営者がコーチングを受けるなら経営者経験があるコーチの方が、医者がコーチングを受けるなら医者経験があるコーチの方が、問題把握や解決に導く直感力が優れていることが多いです。
コーチングやカウンセリングでは、自分のとても深いところについて話をする必要があります。親にも恋人にも話したことがないような自分のドロドロした感情や願望を話すこともあります。ですから「深い話をしたいと思えない人」とは基本的にうまくいきません。*注1)
「この人になら自分の話をしてみてもいいな」と思える安心感・信頼感を持てるかどうかが重要です。
「好きな人」の前では、人は防衛的にならずに済むので、より胸を開いて話をすることができるはず。そういう意味で「自分が安心して、違和感を持たずに、信用できる」ことがとても大切。これは言語化が難しいところで「話してみないとわからない」ということももちろんあると思います。
「好き」「苦手」は実際に話してみたときの直感も大切で、「安心感」「話しやすさ」「警戒せずに済むかどうか」「会話の『間』が合うかどうか」などが判断のポイントだと思います。
「カウンセリング・コーチングは相性が大事」と言われる所以もここにあります。安心できる相手、信用できる相手というのは簡単に言語化できる資格や経歴などではなく、感覚的な「好き・嫌い」が重要な側面もあるのです。
人生の深いところを共有する相手ですから、どうしても肩書きや経験や条件ではわからないところがあります。それに、恋人探しと同じように、初めての相手がベストな相手とは限りません。
だからこそ、恋人を探すように、楽しみながら人生をともにできるカウンセラー・コーチを探していただきたいな、と思います。
皆様がよきカウンセラー・コーチと出会うことができますように。
その時にcotreeのカウンセリングやコーチングも、ぜひ選択肢に入れていただけたら嬉しいです。
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