育児は、喜びや幸せを感じる反面、つらさを感じる場面も多いものです。特に「ワンオペ」で頼れる人がいない場合や家事や仕事などと両立している場合は、思うように行かないことが多く、つらさを感じて当然です。

育児のつらさをずっと抱えていると「産後うつ」や「育児ノイローゼ」として重症化してしまうことも。今回は「育児がつらい」と感じる方々に向けて、その理由と対処法をまとめました。

「育児がつらい」理由とは

育児が辛くなる理由は、以下のように自身の心身の状態や社会的な要因など様々考えられます。

1. 孤独な「ワンオペ」、頼れる人がいない

パートナーの協力が難しく「ワンオペ」の場合、孤独に子育てを行っているかもしれません。その場合は一人の時間がなく、とてもつらい状況でしょう。

また、両親など頼れる人が近くにいなかったりママ友などの子育て仲間がいない場合は、悩みや不安を吐露する場所がなく、つらさを孤独に抱えてしまい辛く感じるかもしれません。

2. 正解が分からないことが多い

「ぐずる原因がわからない」、「思うようにしてくれない」など、子育てには正解が分からない場面が多々あり、常に不安を抱えている状態はつらいものです。

3. 自己犠牲が前提になっている

子育ては正解が分からないことが多いにもかかわらず「こうするべき」という情報や思い込みが溢れており、親の自己犠牲を前提に語られがちです。

保護者としての責任はあるものの、親も一人の人間。自分を犠牲にしすぎると、心に余裕がなくなり辛く感じることがあります。

4. 睡眠不足や身体的な負担

夜泣きや日々の忙しさで睡眠時間が不足すると、心身ともに疲れ果ててしまいます。家事や仕事があるとさらに休む時間がなく、身体的にボロボロになってしまうことも…子育てによる身体的な疲れが常にある状態はつらいでしょう。

育児がつらい時の支援先アイディア

育児が「つらい」と感じる状態が続いたら自己判断せず、状況を客観的に判断できる人に相談したりサポートを求めてみましょう。場合によっては定期的な支援をしてもらうこともできます。

1. 地域の支援センター

自治体などが運営する子育て支援センターを活用してみましょう。保健師さんや助産師さんなどが子育てや心身の不調に関する相談に乗ってくれるほか、子どもの遊び場や一時保育の場所として開放されていることもあります。

また外出が難しい場合は電話のみで相談することもできます。お住まいの自治体にある保健所などに問い合わせてみてください。

東京都の子育て支援サービス一覧

2. 病院の子育て相談

小児科では、子育てに関する悩みや不安を相談できる場合があります。子どもの健康や発達に関する相談は、かかりつけ医にぜひ相談してみましょう。病気やケガがなくても相談できると安心ですね。

3. ベビーシッターや一時保育

自分の時間がなく心身を休めることができない場合は、ベビーシッターや一時保育を活用してリフレッシュしてみるのも良いかもしれません。

ベビーシッターや一時保育を活用することで、シッターさんや保育士さんに子育ての悩みを聞いてもらうきっかけが得られる可能性もあります。

認可保育園であれば全国の保育施設が検索できる「ここdeサーチ」をつかって預け先を探すこともできます。

お住まいの自治体によっては利用補助を受けることもできますので、確認してみましょう。

東京都のベビーシッター利用補助について

4. オンラインで育児カウンセリング

子供の心理や発育に関する専門の教育やトレーニングを積んだ心理士に、子育て相談をすることも良いでしょう。

子どもの教育やしつけには「正解」がないと言われることが多く、家族や友人に相談しづらい悩みも少なくありません。そんなときは、匿名で相談できるカウンセリングをつかって、専門家の客観的な意見を聞くことも有効です。

また、オンラインでなら、家の中で子供の様子を見ながら相談することも出来ます。なにより、こころの専門家に話を聞いてもらうことで、今の状況や気持ちを整理してスッキリできるかもしれません。

cotreeのオンラインカウンセリングは、外出が難しい場合もいつでもどこでもカウンセリングが受けられます。また「書くカウンセリング」を活用すれば、時間が空いた時にカウンセラーにテキストで相談を送ることができます。

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つらさを一人で抱えず、頼ってみて

正解がなく常に状況が変わる育児は、誰にとっても辛く感じるもの。本当に毎日お疲れさまです。つらさを一人で抱えず、ぜひ誰かに頼ってみてくださいね。

cotreeには、子育てに関する相談を受け付けているカウンセラーがたくさん登録しています。育児がつらいと感じるときに気軽に相談をしてみてください。