更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 自信がない
何をやるにしても、物事をうまくいかせる自信が持てない…
自信が無くて、人前に出るとついついオドオドしてしまう…
「自分に対する自信」を持てないばかりに、本来の実力や自分の長所を発揮できていないという人も多いはず。このような時、「考え方」を変えるのももちろん大切ですが、「態度」からアプローチをするというのもひとつの手です。ほんの少しの姿勢や表情を意識するだけで、あなたの「こころ」が徐々に変わってくるかもしれません。
歩く時、人と話す時、そして仕事をしている時…どんな姿勢をしていますか?肩を落とし、背中を丸めているということであれば、まずは背中の骨を伸ばすように意識して、体をまっすぐにしてみましょう。
日本の慣用句では「得意になること、自信を持っていること」を「胸を張る」と言いますが、実際に自分に対して自信を持っている人は、体の背筋を伸ばし、胸を開いた姿勢をとっています。そしてこの「姿勢」をマネしてみるだけでも、人の心には「自信」が生まれるということが心理学の調査ではわかっているのです。
この調査では、複数人を2つのグループに分け、片方には背中を丸めた姿勢で、もう片方には背筋を伸ばしてまったく同じ仕事をしてもらいました。すると、背中を丸めていた人達は仕事内容の自己評価が低く、反対に背筋を伸ばした人達は自分の仕事に対して高評価を下したのです。
「自信を持った姿勢」を意識するだけで、自分への評価が大きく変わってきます。ちなみに「胸を張る」というと、日本人は少々「おなか」の部分を前に出してしまいがち。背中の肩甲骨の両方を中心に寄せるように意識すると、自然に胸を張った姿勢になりますよ。
心理学では、「表情を作る」ことからも「感情」が生まれることがわかっています。
例えば眉を吊り上げ、目を少々睨むようにし、口角を「へ」の字に下げてもらったとしましょう。このような攻撃的な表情を意図的に作った人は、物事に対して攻撃的に受け止めたり、相手に対して攻撃的な態度を取るようになるのです。これを「フェイシャル・フィードバック」と言います。この方法を応用して、「自信のある表情」を作ってみましょう。
人は自信を持っている時、軽く目を見開き、目に力を持っています。また「笑顔」というほどではありませんが、口角は軽く上がった状態です。まずは力を入れていない状態で自分の「顔」を見て、どんな表情になっているか確認してみましょう。そしていつもより目に力を込め、口元を軽く上げて、その表情を定期的に作る「クセ」を付けてみるのです。 日々「自信のある顔」をする習慣付けをすることが、心の中に自信を生み出していきます。
心理学では、「態度」や「表情」が与える周囲の評価の変化についても調査が行われています。
まったく同じ人に、「背筋を丸めたオドオドとした姿勢」と「背筋を伸ばした自信のある姿勢」の2パターンで、それぞれ違うグループに「同じ内容の発表」を行ってもらったのです。すると、自信が無い態度で行なった発表を聞いたグループはその内容について「低評価」を行う人が多数。反対に自信のある態度での発表では、「高評価」が大多数という結果が出ています。
人間の心理は、自信の無さそうな姿勢の人から聞く内容について「良くなさそうだ」という「初期評価」を無意識のうちに下しています。そのため、発表内容の「ネガティブ」な部分のアラ探しを始めてしまうのです。
反対に自信を持った人の口から語られる内容については「これだけ自信があるのだから、良い内容なのだろう」と無意識で認識しています。すると発表内容について「好意的」に受け止め、結果的には高評価ということになります。「自信がありそうに見える態度・表情」は、周囲からの高評価を引き出すキッカケとなるのです。そしてこれが本当の「自信」を付けることに繋がります。
「ただ背筋を伸ばすだけ」「ただ表情を変えるだけ」…とても簡単な方法ですよね?
でも、初めのうちは「会社の中や家族の前で、急に背をピンとするなんて恥ずかしい…」と感じてしまう人もいるかもしれません。そんな時には「健康のために背筋を伸ばすことにしたんです」と言ってみるのはいかがでしょうか?
背筋を伸ばすこと、そして表情を明るく作ることはあなたの「心の健康」のための第一歩なのですから、あながち嘘というわけでもないのです。姿勢や表情を明るく、自信のあるものにするだけで、あなたの人生はより自信に満ちたものとなることでしょう。
「明日から」と言わず、さっそく今日から、「今」から、背筋を伸ばすことを始めてみては?
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