更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 自分を変えたい
仕事を終えた後や週末、ショッピングに繰り出しては買い物を楽しむ--これだけなら、ごく普通の行動ですよね。
しかし中には、自分の収入を超えるような金額を買い物に費やしてしまったり、家の中が買ったモノで溢れているなんてケースも少なくないのです。
「ガマンしよう!」と思っても、モノを買わないと気分が晴れない…それはもしかたら「買い物依存症」になっているのかも。
ここでは、「買い物依存症」になりやすい心の動きを紹介していきます。
まずは自分が「買い物依存」になっていないかをチェックしてみましょう。
1 )購入した服・趣味のグッズなどの中で、購入後使用していないもの(興味を失ったもの)が多い
2 )購入した服・メイク道具・趣味のグッズなどの中で、1回きりの使用でやめたものがたくさんある
3 )ここ6ヶ月~1年の間、仕事環境・家庭環境などで継続した不満がある
4 )欲しいものが決まっていなくても定期的に(週1~2回など)買い物に出かける
5 )「やめなくては」と思っても、買い物をしないと不安・不満だ
6 )生活費や学費など、必要な費用を不要な買い物の金額が圧迫している
7 )買い物のためにクレジットカードの支払いが大変になっている
8 )買い物のために借金(キャッシング等)をした経験がある
上記8つのリストのうち、1 )~5 )については3個以上「YES」があれば危険信号。
また6)~8)でひとつでも当てはまるものがあれば、「依存症」である可能性が高いと言えます。
上記リストのうち、2 )の「1回使用」で購入したものに飽きる、買ったらそれだけで満足してしまう…というケースの場合、購入時、及び購入直後にはその「モノ」を非常に魅力的に感じていることもあります。
この場合、実は購入しているのは「モノそのもの」ではなく「それを使った自分が、もっと良い自分になれる」という幻想を買っているケースが多いのです。
これをマーケティング心理学では「ベネフィット」<商品から得られると思われるメリット>と呼んでいます。
例えば美容グッズ、健康グッズ等がその代表ですね。
購入しただけで自分の状態が良くなったように感じたり、反対に一度使っただけで幻想から覚め、「もう要らない」と興味を失うこともあります。
現在の自分に強い不満がある人の方が、より強くこのような「幻想」を感じさせてくれるモノに惹かれる傾向を持つのです。
女性に多いと言われるのが、実店舗での高級店やメイク売り場などで丁寧に扱われることに快感を得ているケースです。 高級な店舗になればなるほどスタッフによる顧客への扱いは優しく丁寧なものになるため、中にはブランド店舗に通い詰めてしまう人もいます。
「自分が大切にされていない」「必要とされていない」等、周囲からの心身的援助や支えが感じられず心に不満がたまり、それを解消すべく「買い物」に向かっていることも多いのです。
また会社や家庭などに何らかの不満があり、そのストレスを発散する術が「買い物」へと向かっていることもあります。
男性に多いとされるのは、「レアなもの・限定品(希少性)にこだわる)」や「全巻を揃えないといけない」など、「所有をしていないと我慢できない」というケースです。
実際に購入するとその本を読んだりモノを使うわけではなく、ただ仕舞いこんでおくだけ…ということも多々あります。
この場合、実社会での名誉・能力などが思っているほどに認められず、それを解消しようと「多くを所有している」「他の誰もが持っていないものを持っている」等の所有欲に駆られているケースも少なくありません。
「買い物依存」の根底にあるのは、多くの場合「他者・周囲からの承認」が無いというフラストレーションと言えます。
まずは自分の部屋の中を見渡して、「必要の無いもの・使っていないもの」を買っていないか、確認するところから始めてみましょう。
「買い物依存」の場合、まず「自分があきらかに買いすぎている」「要らないものを買っている」と自覚することが依存を止める第一歩なのです。
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