更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 恋人との関係・夫婦関係
妻の妊娠、そして出産。
新たな家族の誕生は、夫婦にとってとても喜ばしいものですよね。
ところが、「子供が生まれてから相手が優しくなくなった」とお互いに不満を感じ、そのしこりが残ってしまうというケースは跡を絶ちません。
せっかくの「新しい家族の誕生」が、なぜこのような結果に結びついてしまうのでしょうか?
ここではお子さんの誕生、そして子供の成長期に気をつけておきたい夫婦のポイントをご紹介していきます。
最近でこそ「イクメン」という育児に参加する父親のことが話題になるようになりましたが、「話題になる」ということは、「まだ数が少ない」という意味ですよね。
「なぜ育児に参加しようとしないんだろう?」この点を不満に感じている女性は非常に多いはずです。
「育児=女性が行うもの」と日本独特の固定観念が影響を及ぼしているのも勿論ですが、もうひとつには「嫉妬」という深層心理が隠れています。
今まで自分が独占できていた妻が、子供にかかりきりになってしまう。
夫のための料理や世話は二の次で、子供の世話ばかりしている。
このような状況をいくら論理的に受け止めようとしても「自分への好意が減ったからだ」と感じる点があるのですね。 妻側からしてみれば「今はそれどころじゃない!」という気分になるかもしれませんが、この点のフォローは意外と大切です。
「今はとても大変で、だからアンテナを夫に向けられない」
「余裕を持って夫へと心のアンテナを向けるために、育児に協力して欲しい」
妻から夫への好意が減ったわけではないこと、今後好意を減らさないためにも協力が必要であることを「言葉」にして示してみましょう。
妻の側からしてみると、夫の出産や育児に関する無理解は「非常識」と感じられることがあるかもしれません。
しかし、男女間では出産・育児に関するかなり大きな認知バイアスの差があるのです。
女性は小さな頃から「自分が出産をする側だ」と知っていますから、周囲の出産や子育てに関する情報を無意識のうちにも取り込んでいます。
さらに妊娠をすればそれは「自分の体の変化」ですから、まさに身を持って「出産」や「子育て」への覚悟を固めていくものです。
つまり出産した時点で、女性は「プレママ歴=年齢」「ママ歴1年」となっているわけですね。
ところが、男性の場合にはこうはいきません。
そもそも興味の向かう範囲が女性に比べて一方向と偏りやすい男性は、妊娠や出産、子育てについてなどの前情報を人生でほとんど取り込んでこなかった状態です。
また「未来を想像して予定を組む」ということに楽しみを見出す女性に対し、男性は「未来がやってきてから行動を起こす」という思考パターンをする傾向があります。
そのため、いくら子育て雑誌などを出産前に読んでいても、いまひとつ脳に入ってきていないのです。
故に男性の出産時点のパパ歴は、プレパパ歴もパパ歴も「0年」ということになります。
この経歴の差をお互いに認識し、女性は男性に対して「新人」に教える気持ちで子育てを教えてみましょう。
反対に男性は「自分に比べて妻は『親歴』が長いのだ」ということを肝に銘じ、先輩に教えを請うつもりになってみてください。
子育てにかかりきりになっている妻に対して「女性らしさが感じられなくなった」と嘆く男性は多いもの。
しかしこれには、男性特有の「共感力」の低さ、そして「女性が女性らしく居るための努力」についての認識バイアスが影響をしていると考えられています。
男性は「女性とは、女性であるだけで女性らしく(キレイで)いられるものだ」という認識を持ちがちです。
そのため妻が妊娠をするまで、美しく居るためにいかに努力を払ってきたかという情報がほとんど脳に入ってきていない状態と言えるでしょう。
妊娠前、朝のメイクなどの身支度や、入浴後のヘアケアなどに妻がどれだけ時間をかけていたか、覚えている夫はどれだけいるでしょうか?
夫にとっての「平常時」と思っていた妻の姿は、「自分の美容・服装などに時間をかける余裕があり、なおかつ努力をしていた妻である」と認識を変えてみましょう。
「妻に美しく居て欲しい」「女性らしく居て欲しい」と考えるのであれば、その方法はひとつしかありません。
夫自身が育児に積極的に参加し、妻の負担を減らすことです。
「身なりに構えないほど大変なのだろうか?」と考えていた育児については、残念ながら「体験」をしなくては共感をすることが難しいと言えます。
妊娠・出産・子育てについては、男性・女性でお互いに大きな性差を感じる機会でもあります。
「何故、これがわからないのか」と相手の無理解に不満を感じることもあることでしょう。
しかし、ここで「どうせ言っても伝わらない」とコミュニケーションを諦めてしまうのは得策ではありません。
男女の違いをまずはしっかりと認識した上で、お互いに歩み寄りをしてみてください。
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