更新日 2024年09月03日 | カテゴリ: 人間関係を良くしたい
「ていうか●●だし」「マジで?」と言った言葉遣い、ビジネスシーンではやめておかなくては…と気をつけている人も多いはず。
でも「敬語でいかなくては!」と気をつけていても、ふとした時に「ていうか、ありえないですよね。」なんて口に出て閉まっている人も居るのではないでしょうか?
これらの言葉はオフィシャルにふさわしくない…というだけでなく、実は心理学的に見ても「悪印象」となりやすい言葉なんです。
ここでは使われやすい3つの言葉の「注意ポイント」について紹介していきます。
「ていうか」とは、元々は「と、言うか」が縮まったもの。
オフィシャルな言い方になおすと「と言うよりは、むしろ」という感じになりますね。
この言葉は、元々それまで話されていた話題や相手の発言・提案をすべて否定する意味合いを持っています。
「そんなつもりで使っていないんだけど…」と思う人も多いかもしれませんが、受け取る側にとっては「否定形」が繰り返されていることに変わりはありません。
ちなみにこの「ていうか」という口癖、年齢が上の人の場合には「いや」とか「でも」といった言葉が必ず最初に付く傾向に変わります。
「私はこう思うんですが…」と発言したところで「いや、それは」「でも、●●だよね」と必ず返答されたら、どんな印象を持つでしょうか? あまり良いイメージは持てなそうですよね。
人間は「否定」をされると、相手への好感度を極端に下げていきます。 「いや」「でも」「ていうか」が口癖になっている人は、その繰り返しをすることで相手を否定し続け、相手から「話していても楽しくないな」「自分のことが受け入れられていない」と感じられてしまうのです。
特に年齢や立場が上の人に対して「ていうか」を使うと、その人の発言だけでなく立ち位置や権威までも否定し、軽んじた態度を取っているという印象を持たれることになります。
「マジで・ガチで」と言うのは使われる場によって少々意味が変わるのですが、「マジで辛い」「マジで怒った」と言った使い方をなされる場合、「すごく・とても」に近しい意味合いを帯びます。
この「すごく・とても」「マジで・ガチで」と言った強調表現を多く使うのは、「主観的な傾向」がある人。
物事を客観的に判断できず、自分の基準・ものさしだけで判断をしているという印象を相手に与えます。
ポジティブな表現については「明るい・素直だ」と言った受け止められ方をするときもあるのですが、強調表現を多用する人ほどネガティブな事象(怒った、辛い、ひどい)に対しても実際よりも大きく受け止める傾向があるのです。
「冷静さが無い」「信頼度が落ちる」と言ったイメージを与えたり、「大人らしさが感じられない」という幼稚な印象を与えてしまうことも。 大人になるほど、使えば使うほど「悪印象」になってしまうというわけですね。
また「マジで?・マジですか?」という聞き返しは、相手に対して「それは本当なのか(ウソではないかと疑っている)」という意味合いも持ちます。
これも上記1.の否定表現と同じで、相手にとっては「自分のいうことを素直に聞いていない」「自分を信じていない」という印象をもたれやすいのです。
「ありえない」とは、「在る+得ない」から生まれた言葉で、元々は「存在が認められない」という強い否定の意味を持っています。
現在においても「論外」「話にならない」「問題外」「眼中に無い」と言った極端に強い否定と排除を感じさせる意味合いを持つ言葉です。
使い慣れてしまうと元々の言葉の意味が薄められるため、気軽に使ってしまうこともあるのですが、普段「ありえない」という言葉を使わない層には「強い否定をされた」という印象を与えるものなのです。
「絶対に、死んでも、無理!」と言われるくらいの圧力を相手にかけていると言っても良いでしょう。 そのため相手の発言や趣味・嗜好・提案などに「ありえない」という言葉を用いるのは厳禁。
前述の1.でご紹介したとおり「否定をされた相手」はその発言をした人に対する好感度を激しく下げますが、さらに強い否定が行われた場合には「怒り」を感じることもあります。
また「ありえない」という言葉には「自分の知識・常識以外の存在を認めない」という狭量なイメージもつきまとうもの。 「知識や経験が少ない」「幼い」「人に寛容ではない」等、思ってもみない悪いイメージをもたれてしまうこともあるのです。
口癖というのは本人は自覚をしていなくても、ふとした時に口をついて出てきてしまうもの。
一度・二度であれば受け流していた相手も、繰り返し同じ口癖を聞くことで悪いイメージが蓄積され、「なんとなくこの人には良い印象を持てない」といった無意識のうちでの心の距離を置くようになってしまいます。
相手に好印象を持たれるためにも、これらの口癖を発していないか気を配るところから始めてみましょう。
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