「嫌われない話し方」のコツは『語尾』?抑えておきたい3つのコツ

更新日 2023年05月18日 | カテゴリ: 人間関係を良くしたい

「厳しい先輩から同じような説教をされているはずなのに、なぜかあの人は長い説教を受けないなあ」「なぜかあの人と話していると、ネガティブな話でも悪い印象にならないな」…そんな人って、会社や学校などの集団の中にひとりくらいは居るものですよね。

カドを立てずに会話ができる人、相手の感情をネガティブな方向に持っていかないようにできる人には、話し方にひとつの共通点が見られています。 それが話し方の「語尾」がその場に合ったものとなっているということです。 日常で会話をしている時、私たちはつい話の内容自体にばかり意識が向いて、「どのような文末・語尾を使っているか」ということはおざなりになりがち。

しかし語尾とはもっとも最後に耳にする言葉であることから相手の意識にのこりやすく、同じことを話していても語尾が違うだけで、受ける印象が全く違ってくるのです。 ここでは、シーンに合わせて相手の心理を誘導する語尾・文末の選び方をご紹介していきましょう。

1. 難しい話になったときほど「ね」や「よ」を付けてみる

丁寧な表現としてもっともよく使われる文末としては「です」「ます」がありますが、これらの言い切り文末を何度も繰り返すと、相手に圧迫感を与えることがあります。

例えば「そうです」「違います」という簡単な言葉でも、何度も繰り返されるうちに相手は「キツイ言い方をされている」と感じ、競争心や対抗心を強くしてしまうことがあるのです。

このような時に、言い方をソフトにしてくれるのが「ね」や「よ」と言った文末表現。

「そうですね」「私もそう思いますよ」というように言葉の最後に「ね」「よ」をつけるだけで、相手に対して柔らかく話しかけているという印象をもたせることができます。

ビジネスシーンや話し合いの場など、言い合いになりやすいような場面では、これらのソフトな言い回しを特に意識して用いるようにしてみましょう。 また初対面の人に対してこれらの言葉を用いることでも、あなた自身の印象を「優しい」「穏やか」というものにすることができます。

2. 話を終わらせたい時には「過去形」「完了形」を使おう

上司からの長いお説教や、堂々巡りになっている話し合いの時など、「もうこの話題を続けても、得るものがないなあ」という時はあるものですよね。

こんな時、相手から視線を反らしたり、上の空になってしまうのは禁物。 「話題への意欲が無い」と感じた相手は余計にあなたはを話に注目させようと、長い話を余計に長くしようとしてしまいます。

話をスムーズに手早く終わらせたい時には、その話題について「過去形」もしくは「完了形」を用いるようにしてみましょう。 例えば「そうですね」ではなく「そうでしたね」、「わかります」ではなく「わかりました」と言った具合です。 過去形・完了形は、相手に対しても「この話題はすでに過ぎたこと・終わったことである」という印象づけを強くします。 会議の話し合いをそろそろまとめたい時、次の話題に移りたい時などにも「過去形・完了形」を使ってみるのが効果的。 いつもより少し強めに「ました」の部分を発音すると、より「終わり」という印象を強めることができます。 ただし、あまり繰り返し過去形・完了形を強く言い続けるのは「怒りの感情の表れ」と捉えられることがあるため、使用回数や言い方は「ほどほど」に収めておきましょう。

3. ネガティブな話では文末を言わないのもあり

依頼を受けることができなかったり、上司や同僚・友人などからの誘いを断るなど、相手に対して「否定」の言葉を用いる際には特に注意が大切です。

相手に悪い気持ちをもっていなくても、「できません」や「無理です」と言った強いネガティブな表現を用いると、相手はあなたから「強く拒否された」と感じ、これを「悪意である」と受け取ります。

そのため、ネガティブな内容となりそうな時にはできるだけ「ハッキリとした文末を避ける」のが無難。 「ちょっと難しいのですが…」「お気持ちは嬉しいのですが…」など、相手が受け止めやすいソフトな文末表現を選ぶようにしてみましょう。

同じ「断り」の返事であっても、ハッキリと言葉に出されるよりも相手は素直に返事を受け止めてくれるはず。 また相手が引き下がってくれたら、すかさず「申し訳ありません」という謝意の言葉や「お誘いありがとうございました」という感謝の言葉を挟み込んでおくことも大切です。

ただしこの方法は、相手と面と向かいあった時のみ有効。 電話やメール等、顔が見えないコミュニケーションで文末を濁すと「ものをはっきり言わない」という悪印象を与えてしまうことがありますので注意しましょう。

おわりに

「語尾や文末だけで、そんなに印象が変わるもの?」と、不思議に思っているひともいるかもしれませんね。 そんな時には、一度「優秀だな」と思う営業マンや接客業の人の話し方の「語尾」に注目してみましょう。

相手にイヤな思いをさせず好感度の高い人ほど、上記で紹介したような話し方を無意識のうちに選んでいるのがわかるはずです。

語尾への注意を行えば、相手との会話をスムーズに進められるだけでなく、あなた自身の印象を良くする要素のひとつになる可能性も大。 早速今日から「語尾」に気をつけてみてくださいね。

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