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他人を攻撃ばかりして孤立…それは『ヤマアラシ症候群』かもしれません

公開日 2016年02月22日 |
カテゴリ: 人間関係を良くしたい
他人を攻撃ばかりして孤立…それは『ヤマアラシ症候群』かもしれません

「知り合ったばかりの相手にもついキツイことを言ってしまう」「正しいことを言ってるはずなのに、いつも孤立してしまう」…このような悩みを持つ人の数は年々上昇傾向にあります。

大人になり就職してから周囲とうまくいかずに壁にぶつかってしまったり、抑うつ症状を発症するケースも少なくありません。 「これが良くないのかも…」と心のどこかで思いながらも相手に対する攻撃をやめられない人のことは、その刺々しさ・他人との距離感の取れない状況から『ヤマアラシ症候群』と呼ばれています。

ここではヤマアラシ症候群の特徴や傾向・症状等について解説していきましょう。

ヤマアラシ症候群とは?

「ヤマアラシのジレンマ」という言葉は人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』でも用いられたため、ご存知の人も多いかもしれませんね。 元々はドイツの哲学者・ショーペンハウエルが「人と人との距離感」について語った言葉です。 ヤマアラシは針のような棘を持った体であるため、お互いに寄り添って暖まろうとしても相手を傷つけてしまいます。 そのためギリギリで相手を傷つけることのない距離を測り、「ほどよく暖かく、相手も自分も痛みを感じない距離」を得るのです。

この言葉から心理学では、相手との精神的距離感を測れずに攻撃に転じてしまう人、相手からの攻撃を恐れるが故に「先に攻撃しよう」と考えてしまう人のことを「ヤマアラシ」になぞらえるようになりました。

『ヤマアラシ症候群』の人はコミュニケーションが苦手で構えやすく、人から何かを言われる前に攻撃的な言葉を発言し、周囲から背をそむけて断絶しようとします。 大人になるにつれてこの孤立状態が酷くなり、社会生活が送れない、仕事がうまくできない等の問題が起こり、イライラや不眠、抑うつ等の症状を発生させることもあるのです。

あなたは「ヤマアラシ」?ヤマアラシ症候群になりやすい人・症状

【家庭環境】

長男・長女もしくは一人っ子であることが多く、親からの過大な期待を受ける傾向にあります。 母親が過保護・過干渉であり、子供の意見やわがままを幼いころから受け入れる家庭であることが多いです。 反対に父親・母親が厳格すぎ、トップクラスの成績等を求め続けていることもあります。

【性格・嗜好】

マイペースで独自の理論や考えを貫こうとします。 協調性を持つことが非常に苦手で、集団生活に馴染めません。 周囲から見ると強気、高慢に捉えられることもありますが、実際には孤独への恐怖、嫌われることへの恐怖感が潜んでいることがほとんど。 孤独感を打ち消すべく「他者よりも自分の方が優れている」といった万能感を持つこともあります。 これらの「嫌われ恐怖」と「見下し傾向」が相手への能力・容姿・環境等についての悪口といった攻撃に転じ、より人から距離を置かれることになります。

【10代頃までの学生時代】

幼い頃から一人遊びをすることが多く、集団遊びを苦手としていたことが多いようです。 小・中学校等では学業に秀でていることも多く、親・教師等からは「優秀」と扱われる傾向にあります。 受験勉強等に追い立てられ、「大勢のクラスメイトと遊んだ」というような経験がそもそも無いというケースも少なくありません。 クラスでは孤立しやすく、また校則・法律といったルール、自分なりの主張を相手にも徹底させようとするなどの激しい自己主張を繰り返します。

【20代以降~】

会社で周囲と衝突し人間関係のトラブルを繰り返す等、集団社会で仕事を遂行することが難しくなります。 「自分を変える」ということができず、他罰的(相手・会社が悪い)という意見に固執し退職・転職を繰り返すパターンも多いようです。 また、退職をしたままいわゆる「引きこもり」になるケースも。 焦りやイライラが増え、不眠・食欲不振等抑うつ症状を発症することもあります。

ヤマアラシ症候群の対策

ヤマアラシ症候群の根本にあるのは「嫌われたくない、だから先に嫌う」というコミュニケーション不全です。 幼少時から長い年月をかけて物事の受け止め方(認知)の歪みとコミュニケーションの不確立が起こっているため、自分だけでこの問題を解決するのはかなり困難であると言えるでしょう。

「人を攻撃すれば嫌われる」というごく根本的な部分を心から納得することができず、「なぜ周囲が自分を阻害するのか、自分は正しいことを言っているのに」「現在の自分をそのまま受け止めて欲しい」という不満を抱え続けてしまうのです。 専門のカウンセラーと「人間とのコミュニケーション」についてゆっくりと行動認知療法を行っていくことが重要になります。

中学生・高校生等10代で『ヤマアラシ症候群』が起こっている場合、本人と一緒に両親もカウンセリングを受けることをおすすめします。 親子関係の問題が改善し、これがヤマアラシ症候群の治療を前進させるケースも多いのです。

おわりに

『ヤマアラシ症候群』を治すためにまず最初に重要なのは「現在の状況を変えるためには、自分を変えるしかない」と自覚できることです。 「性格だから」「親が悪いから」と自分が変わることを諦めることはありません。 「変わりたい」と思うことが最初の一歩。 専門家の力を借りることで、現在の状況も大きく変わってくることでしょう。

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