『口下手』は治せる?コミュニケーションで欠かせない3つの要素を抑えよう!

更新日 2023年05月18日 | カテゴリ: 人間関係を良くしたい

「話をうまく弾ませられなくて、つい黙ってしまう」「人見知りしてしまって、なかなか人と仲良くできない…」目の前の人との「会話」につまづき、コミュニケーション不全に陥ってしまう人は少なくありません。 会話が苦手な人のことは『口下手』とも言われます。 この『口下手』の人には、実は共通するパターンがあるって知ってましたか?

それは「自分のことを話さなくては…」「話題を提供しなくては」と勢い込んでしまうということ。 でも、会話の本当のコツは「自分の話」をする点にはほとんど無いのです。 今回は会話コミュニケーションをうまく行うために知っておきたい3つの心理学的要素についてご紹介していきましょう。

1. 相手へ「質問」をしてみよう!

相手とのコミュニケーションの第一歩は「質問」から始まります。 これは「自分が相手のことを知りたいと思っている」「相手と仲良くなりたいと思っている」という『興味』を示すために欠かせない要素です。

「質問」と言っても、もちろん「明日は晴れますかね」といった時事等では意味がありません。 「相手に関する質問」をすることが重要なのです。 どんな食べ物が好きか、どこに住んでいるのか、どんな音楽を聞くのか…質問できる内容は多岐にわたりますね。

とは言え、初めて知りあった人等に対して、いきなり「深い質問」をするのはNG。 名前や住んでいる場所といった話題、そしてレジャーや食べ物、趣味の話題等、当たり障りの無い部分から質問をしていくのが無難です。

また立て続けに質問を繰り返すというのも、相手に対して圧迫感を与えます。 まずはひとつの質問を突破口にして、以下にご紹介する第2ステップ、第3ステップと話題を広げていき、また話題がなくなってしまったらもうひとつの質問…というような形にすると良いでしょう。

2. 相手の言うことに「同調」をしてみよう!

会話コミュニケーションを成功させるために重要なのが、相手への『同調』です。 せっかく話題を提供したのに「自分はそうは思わない」「自分は違う」と否定をされるような話をされたら、それ以上話をしようする気持ちはなくなってしまいますね。

質問をされた相手が回答という形で何らかの意見や主張をしてきたら、可能な範囲でそれに頷き、肯定し、同調することが大切なのです。

例えば、非常に単純な質問ですが「コーヒーと紅茶がどっちが好き?」という話しをしたとしましょう。 あなたはコーヒーも紅茶も飲むけれど、どちらかと言えばコーヒーが好きだったとしてみてください。 ここで相手が「紅茶がとても好きです」と紅茶の話題を始めたとき、どんな風に会話を続けていきますか?

いきなり「自分はどちらかというとコーヒーの方が好きで…」と厳密さを重視して話を始めてしまったら、相手の「紅茶」に対する同調ではなくなってしまいます。 「自分も紅茶の方が好き」というウソを付く必要はありませんが、「自分はミルクを入れた紅茶が好きです」「このメーカーの紅茶が好きですよ」という話はウソにはなりませんね。 もちろん相手もコーヒーが好きで同調しやすい話題であれば、「自分もコーヒーが大好きです」と肯けば良いのです。

3. 相手の話題の「褒める箇所」を探そう!

最後に大切なコツは『賞賛』です。 人は誰しも「他の人から褒められたい、認められたい、受け止めて欲しい」という他者承認欲を持っています。 話を聞いた上で良い点を褒めて貰えたり、失敗した話をポジティブに受け止めて貰えれば、話し相手に好感を持つことになるのです。

褒めると言っても、大げさに褒める必要はありません。 例えば先程の紅茶の話題で、相手が「紅茶の茶葉からきちんと淹れている」という話題が出たとしましょう。 このような話題を「そうなんですか」で終わらせてしまうのはもったいないこと。 「丁寧にお茶を淹れるのはすてきですね!自分は面倒でついティーバッグになってしまいます」と言えば、相手を褒めたことになるわけです。

会話上手な人、相手とのコミュニケーションに長けた人は、この「小さな賞賛」を会話の中に無意識的/意識的に織り込んでいます。 反対に『口下手』な人ほど、心の中で「凄い」「エライ」と思っていても口に出していなかったり、更には相手を褒めることで自分の価値が相対的に下がるような感覚を持っていることが多いのです。

相手を賞賛したからと言って、あなたの価値が下がるということはありません。 人を認め良い点を見つけて褒められる人ほど、実際には「高い価値」を持っていることになるんです。

おわりに

相手に興味を持ち、相手の話にうなずき、相手の良い点を見つけて褒める… この3つの要素はコミュニケーションを成立させる上で欠かすことができない要素です。 どんなにペラペラとよく話す人であっても、この3つのいずれかが欠けているようであれば、結局のところ良いコミュニケーションが成立しておらず「信頼できる人間関係」が築けていないことになります。

反対にあまりたくさん話さない人でも、この3つの要素を押さえていれば「あの人と話すのは楽しい」という印象を持ってもらえることになるのです。

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