更新日 2024年08月23日 | カテゴリ: キャリア・人生・仕事の悩み
「今年の始めに立てた目標、ぜんぜん到達できてない」 「いつも『何かを始めよう!』と思っても、1ヶ月もすると飽きてやめてしまう…」 せっかく目標を作って行動を開始したのに、それがうまくいかずに「投げっぱなし」になってしまった…なんて経験、誰もが経験したことありますよね。
なぜ「目標」を作ったのに、その達成へと近づくことが難しくなってしまうのでしょうか? それはもしかしたら、「目標」の作り方がうまくいっていなかったのかもしれません。 自分の目的に沿った結果にたどり着くには、「長期/中期/短期」という3つのスパンで目標を作っていくことが大切です。
今回は3つの目標の区別と目標の立て方のコツについてご紹介していきます。
長期目標とは、一般的に2~3年程度のスパンで達成可能な目標のこと。 ただし学生であるか社会人であるか、本人の年齢は…といった様々な条件によって、このスパンの長さは変わっていきます。 目標達成に5~10年程度を要する人もいれば、1年でクリアできるという人もいるわけです。
一般的に「目標を持っていますか?」と訊かれた時、頭に思い浮かぶのはこの「長期目標」、もしくは人生の全体的な目標である「究極目標」であることが多いでしょう。 現在辿り着きたい「結果」が、この長期目標への到達ということになります。
中期目標とは、最終的な長期目標へのステップとなる目標です。 長期目標が1年計画であれば3~4ヶ月、3年計画であれば1年ごとといったスパンの目標となります。 例えば上記の「長期目標」が「1年で100万円貯める」というものであった場合、中期目標は「3ヶ月(もしくは4ヶ月)で30万~40万を貯金」ということになりますね。
1週間~1ヶ月程度で達成できる目標です。 長期目標が長いスパンの場合には2~3ヶ月となることもあります。
最終的な目標へと進むための、「ひとまずクリアしたい目標」と言えるでしょう。 上記の「貯金」という例であれば、「節約をして一週間で○○円貯める」といったものも「短期目標」ということになります。
長期・中期・短期の3つの目標のうち、最も忘れられがちなのが「中期目標」です。 ところが、この「中期目標」が具体的かつ魅力的なものでないと、最終的な目標への到達が非常に難しくなってしまいます。
初めて「短期目標」をクリアした時、人間は達成感を覚え「目標のためにもっと頑張ろう!」というやる気を持ちますね。 ところが、このような達成感(喜び)は、何度もクリアしていくうちに薄れていきます。 そして長期的な目標が長いスパンのものであるほど、「目標到達にはとても遠い…」と感じてしまい、目標到達への意欲が失われてしまうのです。
身近なところで、子供の頃に遊んだゲームを思い出してみてください。 「ゲームの完全クリア」が長期目標で、「最初の敵キャラクターを倒す」が短期目標です。 いつまでもいつまでも、ただひたすら最初の敵キャラを倒すだけの作業が続くとしたら…そんなゲーム、すぐに飽きてしまうと思いませんか?
途中で少し手強い「中ボス」が出てきたり、それを倒すとレアアイテム(良い報酬)が貰えたり… このような「途中の目標」があるからこそ、飽きずに遊ぶことができるというわけなんですね。
長期目標は、漠然としたものよりも数値や期限を具体的にしたものである方が、結果に到達しやすくなります。 漠然と「お金を溜めたい」「痩せたい」「出世したい」と考えるのではなく、「●●までに、●●キロ痩せたい」「●●までに、●●円溜めたい」「●●年までに部長になりたい」とハッキリとした目標を作りましょう。
中期目標は「達成できるかできないか、確率は50%」といった難易度のものを設定します。 この50%程度という難易度は、人間の達成欲求(物事を成し遂げたいと考える力)を最も高める程度です。
達成できた場合には、やや大きめの報酬(自分へのご褒美)を用意しておくのもコツ。 中期目標が達成し報酬を得られると、「次の期間も頑張ろう!」というモチベーションがアップします。
「とりあえず最初の一週間」といった今日からの目標(まず最初にクリアする当座の目標)は、やや難易度を低めてみても良いでしょう。 クリアできたことで「これならできそう!」という気持ち(達成へのモチベーション)が盛り上がります。
また1ヶ月程度の短期目標も定めておきましょう。 特に長期目標が長いスパンのものである場合、短期目標の達成度によって、今後の長期・中期の計画は変えていく必要があります。
1ヶ月で当初の予定よりも計画が捗らなかった場合には、中期の難易度を下げる、長期的目標の期限を伸ばすといった変更をするといった調整を行いましょう。 短期目標とは、中期・長期の目標が自分にとって適正なものであるかを測る目安にもなってくれます。
監督やコーチがいるスポーツ選手であれば、このような計画の立て方はコーチが一緒に考えてくれるもの。 しかし私たちは自分で自分を奮い立たせ、モチベーションを維持させなくてはなりません。 「目標の立て方」が変わることで、日々の目標に対する姿勢は大きく変わっていくことでしょう。 「なんとなく立てていた」という目標、もう一度見なおしてみませんか?
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