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復職を成功させる支援プログラム「試し出勤」の6つのステップとは?

更新日 2016年12月01日 |
カテゴリ: 職場のメンタルヘルス
復職を成功させる支援プログラム「試し出勤」の6つのステップとは?

うつ病等の精神疾患によって休職をする人の数が、労働者全体の8%近くにまで増えている昨今。 また復職後に無理をして「うつ病による休職と復職の繰り返し」となってしまっている人も少なくありません。 これには企業側による復職支援プログラムがきちんと策定されていないということも影響していると考えられます。

休職者の復職への不安を解消し、その後の復職を成功させるにはどうしたら良いのでしょうか? ここでは復職支援プログラムの一環である「試し出勤(リハビリ出勤)」の制度について、そのステップをご紹介していきましょう。

ステップ1:生活時間を出勤状態へ

試し出勤の第一段階としては、休職者の生活時間帯のバランス調整を行います。 通常勤務していた頃と同じ時間に起き、表に定期的に出かけても大丈夫かどうかをここでチェックしていくのです。

この時点では通勤電車に乗ったり、企業付近へ行くといった行動は行いません。 支援センターでの作業や図書館での読書といった軽い作業を定期的に毎日行い、ストレス状態等を確認していきます。 主治医との連携を行いながら状態チェックを行う企業も多いようです。

ステップ2:企業の近くまで模擬通勤

休職者の生活状態が出勤に耐えうると確認された場合、次に「模擬通勤」を行います。 これは朝の通勤電車に乗って企業のある土地まで行くというものです。 企業の近所にある図書館に寄る、いつも休憩で行っていた喫茶店等でお茶を飲むといった時間を過ごし、職場付近の雰囲気に慣らしていきます。

はじめのうちは短時間で、私服で出かけても構いません。 慣れてきたら徐々に勤務地に居る時間を伸ばし、スーツ等の勤務中の服を着用して模擬通勤を行います。

ステップ3:出勤挨拶のみ

模擬通勤で心身に問題が見られない場合、職場に朝の出勤を行います。 この段階では朝礼のみの参加、朝の挨拶のみの参加でOKです。 職場の雰囲気を思い出し、復職支援が受けられる感覚を体で感じることで、復職者の不安を解消していきます。

ステップ4:ルーティンワーク等の軽作業

朝出勤に慣れたら、次にごくカンタンな業務を行います。 メールへの返信、書類整理といったルーティンワーク的な作業で、作業時間が1時間程度で終わるのが理想的です。 実際の業務に触れることで緊張し、ストレスがかかる人も多いため、このステップではやや時間を長く取り、業務復帰に慣れさせていきます。

ステップ5:短縮勤務

ここまでが全てクリアされたら、ついに本格的な実務に入ります。 ただしまだ「リハビリ勤務」であるため、勤務時間を短縮した状態にしてください。 最初は3時間程度(午前中のみ)、翌週には4時間、…と、少しずつ勤務時間を伸ばしてもOKですが、この段階では最長でも5時間程度に勤務時間を留めます。

ステップ6:段階勤務

最後は主治医・産業医の意見を取り入れつつ、段階的に出勤時間等を定時出勤状態(8時間勤務)へと戻していきます。 ただしステップ5の短縮勤務から8時間勤務(通常体系)に戻すまでには、短くても2ヶ月程度を見ることが大切です。

また定時出勤以上の時間外労働(残業、休日出勤)については定時出勤状態となってから更に2ヶ月は様子見をした方が良いでしょう。

おわりに

うつ病で休職した人は「もう復職できないのでは」「仕事に戻れないのでは」という不安を抱えています。 そのため復職できるとなると無理をしすぎ、「大丈夫です」「もっとやれます」と、いきなり以前と同様の仕事量をこなしてしまう人も少なくありません。

しかしこのような「無理」や「焦り」がうつ病の再発や再度の休職へとつながり、「うつ病の人は休職と復職を繰り返す」と言われる所以ともなっています。

一見すると遠回りに思える復職プロセス(リハビリ)を丁寧に行うことが、実は最も再度の休職を防ぐ近道なのです。

なお今回ご紹介した復職支援プログラムはあくまでも一般的なものであり、必ずしも全ての人にこのプログラムが適しているとは限りません。 主治医・産業医との連携をしながら、個人にあった復職支援プログラムを策定することが大切です。

特に復職支援プログラムにおいてはメンタルヘルスに強い産業医・産業カウンセラー等の保険スタッフが居た方が良いでしょう。 現在の企業内における復職支援プログラムの策定に不安がある場合には、外部機関との提携を考えてみるのも手です。

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