更新日 2024年08月29日 | カテゴリ: 子育て・家族関係
ついつい子どもに怒鳴りつけてしまい、後から自己嫌悪に陥ってしまうことがあります。冷静に考えるとあんな言い方しなくてもよかったのかな…と後悔するのにまた同じことを繰り返してしまいます。どうすれば、子どもを怒鳴りつけずに良い関係になれるのか考えてみましょう。
怒鳴りつける場面を考えてみてください。それは望ましくない行動が起こった時ですよね。怒鳴りつけてしまうのは、親だけの問題ではありません。ある意味ではしつけの一環と言ってもいいのです。子どもによっては、怒鳴られないと修正できない子がいることは事実です。その上で、以下の点が理由として考えられます。
・自分がすぐにカッとなってしまう
・子供がカッとさせる行動をする
・言っても聞かないから怒鳴ってしまう
・そうやって自分も育てられた
どうでしょう?心当たりはありませんか。
すぐにカッとなってしまうことは仕方のないことです。まずは、カッとなってもすぐに行動に移さないように心がけましょう。とは言っても、目の前でカッとなる現状があるので、落ち着けるものではありません。怒鳴る前に「怒るよ!」と伝えましょう。
このカッとなってしまう感情の原因は、子どもへの期待が大きいのです。こうなって欲しいという願いや、社会で困らないようにという親心なのです。あなたはそれが伝わらないことを悲しんでいるのです。
悲しみは怒りというフィルターを通してしまい、つい子どもに怒鳴ってしまっていることに気づきましょう。子どもは大きくなるにつれ、自分と一体ではなくなります。一人の人格があるので、親の思う通りの行動はしなくなるものです。それも成長と感じてください。カッとなったら「腹が立った」と自覚するだけで、ずいぶんと変わるものです。
わざとやっているとしか思えないほど、やってほしくないことを繰り返すのが子どもです。やってはいけないことは、魅力的なのです。脳が未発達な子どもは、興奮することは繰り返しやってしまいます。やって怒鳴られるとわかっていても、楽しいからやってしまうのです。
こういう場合は、場所を変えて落ち着かせましょう。これを「タイムアウト法」と言います。落ち着いたところで理由を聞いたり、なぜダメなのかを説明したりしてあげましょう。また、言葉がまだ上手には使えないので、怒らせることで関心を引くといった行動も多く見られます。
もしかしたら、子どもは寂しかったのかもと感じてあげましょう。やってはいけないことをしていることは、子どもにとって誇らしいことだったりするので、頭ごなしに怒鳴らずにお互い落ち着いて会話してみてください。
どれだけ注意しても聞かなくて、つい大声を出してしまうこともありますね。はっきり言って、興奮状態の子どもは聞こえていません。怒鳴ってやむのは、まず萎縮するからなのです。これではしつけがうまく行くどころか、怒られないために見つからずにやるようになってしまいます。何度注意しても聞こえていない時は、目の前にいって話しかけるようにしてください。きちんと名前を呼んでから注意してみると、案外聞き入れてくれることもあります。
これはあなたにとって、いい体験でしたか?成長するにつれ、あれは必要なしつけだったと感じますが、その時はとても辛く怖いことではなかったでしょうか。成長して理解したことは、自分を納得させたことであると思ってください。同じ気持ちを子どもに味わって欲しくはありませんよね。
子どもに対して必要なのは、あなたに関心がある、ということをしっかりと示すことです。子どもをコントロールするのではなく、自分の感情をコントロールして対話を持ちましょう。時間がないと感じるかもしれませんが、数分で済む行動です。
長期的に見ると、この行動が時間的余裕を生みます。子どもは毎日たくさんのことを吸収します。それをアウトプットすることがとても大切なので、会話を多くして子どもの成長を見守るようにしましょう。一人前の人間として大切にする行動は、ちゃんと相手に伝わります。
メッセージを添えてカウンセリング体験を贈ることができるサービスです。
悩んでいる友人や家族に心のギフトを贈りませんか?
オンラインカウンセリングを受けてみたいけど、どのカウンセラーを選べばいいか分からない...
そんな時には、マッチング診断!
性格タイプ、相談内容やご希望に沿って、あなたにピッタリのカウンセラーをご紹介します。
えらべる:2つのカウンセリング方法「話すカウンセリング」「書くカウンセリング」
みつかる:220名以上の経験豊富なカウンセラー
利用された方の多くが、カウンセリングの内容に満足、または継続したいとご回答されています。