更新日 2025年01月14日 | カテゴリ: 感情をコントロールしたい
「大切な人とは、いつまでも一緒にいたい」…幸せな時、私達の誰もがそう願いますね。 しかし人生の中では受け入れがたい「別れ」が訪れてしまうこともあります。
「いつまでも別れが受け入れられない」
「新しい人生に進んでいける気がしない…」
こんな時、私たちはどうしたら良いのでしょうか?
ここでは大事な人との別れを受け入れ、乗り越えるまでの6つの心のステップと、乗り越えるために知っておきたい3つの重要なポイントについて解説していきましょう。
人間は別れを完全に受け入れ平常心に戻るまで、別れの直後から以下のようなステップを踏んでいきます。今現在、あなたはどの段階にいるでしょうか?
自分の望まない「別れ」という現実を受け入れられず、認識ができない時期です。 別れが予期せぬ形で起こる場合ほど、拒絶・否定の感情が強く生まれます。 「こんなことが起こるはずが無い」と別れに関する話の一切に耳を塞いだり、別れを感じさせる情報を脳が無意識のうちに遮断しており、現実感が湧かないこともあります。
徐々に「別れ」が現実として認識され、強い混乱や怒り・哀しみ等のネガティブな感情が生まれます。 別れを嘆き悲しむ人もいれば、別れた原因と考えられる事物・事象・人物に対して強い怒りを憶えるケースもあります。
激しいネガティブな感情が落ち着きを見せると、「別れが現実のものである」という認識はハッキリとしたものとなります。ここで別れの受容が一旦できるわけです。 しかし「別れ」を完全に受け入れられたわけではなく、死別ではなく離別の場合には「復縁のための方法」を必死に探そうとする時期でもあります。
別れが確固たるものであることが明確になると、別れの原因を自分の中に探すようになります。 「自分に不足があった」「努力が足らなかった」等の思いで自分を責め、無力感に苛まれる人が少なくありません。 友人や家族等の交流をすることもストレスとなり、一人になりたがる傾向も見られます。
冷静な判断ができる時期と自責に苛まれる時期を繰り返しながら、徐々に心は回復に向かっていきます。
傷ついた心が回復し、別れを受け入れられた時期です。新たな転機に目が向いたり、新しい活動場所への興味・関心が湧くようになります。別れを過去のものとして、徐々に冷静に見られるようになるのです。
パニック期(怒り期)で哀しみや怒りの感情が沸き起こった時、「泣いてはいけない」と無理に快活に振る舞おうとしたり、「大人らしく対応しなくては」等、冷静にいようと無理をしてはいないでしょうか?
この時期の怒りや哀しみのネガティブ感情を無理に押さえ込んでしまうと、心はいつまでも「別れ」を現実として受け入れることができず、結果として哀しみを乗り越えるまでの期間が非常に長くなってしまうのです。
別れが辛いものではあるのは、当然のこと。 哀しみや怒りを無理に抑圧しようとせず、自分の感情に素直になってみましょう。
怒りや哀しみの感情吐露に慣れていない人は、その気持をうまく昇華できず、いつまでも心で怒りがくすぶったままになったり、周囲に向かって八つ当たりばかりをしてしまうこともあります。 「感情が心に溜まっている」と感じたら、様々な方法で感情を発散するようにしてみましょう。
・大きな声で泣く
・親しい人に愚痴を言ってみる
・カラオケで歌を唄う
・スポーツでボール等に怒りをぶつける
・怒りの気持ちを文章化してみる
別れに対する衝撃度が強い場合、自責期・抑うつ期での「自分を責める気持ち」も強くなる傾向を見せます。 「今、自分を責めている」と感じたら、外出する等して場所を変えたり、美味しい食事・快適な入浴といった物理的なリラックス法を取り、自責の念を軽減していきましょう。
また自責が強すぎて日々の社会生活に支障が出たり、食事が取れないといった問題が生じている場合には、早急に周囲の人や専門医・カウンセラーに相談することも大切です。
責任感が強い人や、ふだん冷静であろうと努力している人ほど、「周囲に迷惑になるのではないか」「しっかりしなくてはいけない」と、自分を無理に律してしまい、心にストレスを溜めてしまいがちです。
また「ポジティブになろう」と早い時点で新しいことを始めたり、気分転換を行いすぎた結果、肉体疲労・精神疲労が蓄積され、却って心を暗くさせてしまうこともあります。 別れを受け入れるまでの時期は、ネガティブな心とうまく付き合っていくことが大切。 「誰にでもネガティブな時はあるのだ」と自分を許し、心を解放してみましょう。
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