うつ病で減薬する際に、主治医と相談しておいたほうが良いことや注意点とは

更新日 2023年05月18日 | カテゴリ: うつ病・憂うつな気分

うつ病の治療が進んでくると、以前とは違い薬が効きすぎていると感じるようになってきます。気分も大分楽になってきて、不安感も消えてくると減薬の時期です。では、どのようなことに注意して減薬を行えばよいのでしょう。

うつ病の減薬はどこまでするの?

一言に「うつ病」と言っても、その症状や病状は様々です。一過性のうつ状態であれば、薬を飲まなくていいようになり、病院に通うことが必要ではなくなることもあります。

一方、再発を何度かした経過があったり、遺伝的にうつ病になりやすい人であったりすれば、予防的に抗うつ薬を飲み続けることが必要です。一般的には生活に支障や負担がない程度の減薬となることが多いと思っておきましょう。

これは、うつ病が精神的な問題だけでなく、脳の機能的な病気としても位置づけられているため、再発の危険性が高いからであるということを知っておきましょう。

主治医との相談ではここをチェック!

減薬を主治医から言われることもありますし、あなたが希望して減薬を望むこともあります。減薬を希望する場合には、現在の症状をしっかりと伝えることが必要です。うつ病により生活に支障が出てきてしまっているため、ついつい減薬を焦りがちです。

再発を防止するためにも、しっかりと治療を行ってからの減薬が大切です。減薬が適切な時期なのかよく相談しましょう。お薬で症状が安定していると感じている場合もあり、減薬に対して不安になることもあります。その気持ちを主治医に伝えて、減薬の意味や期間を確認しておくと効果的です。

病気になる前の状況や気分は解決しましたか?

減薬しても発症したときと状況が変わらなければ、また再発する可能性が高くなります。今の気分がどうなのか、あなたを取り巻く環境は改善したのかを把握しておきましょう。

もし、解決していないのであれば、まずは環境調整を病院のソーシャルワーカーやカウンセラーともよく相談して行っていくことが大切です。また、復職をとなる場合は、勤務先での配慮を求めるように行動しましょう。

再発しないためには何をしたらいいの?

うつ病はストレスの存在が病状に大きく影響します。ストレスに対する認知(考え方)を変えることが重要です。減薬後もストレスに打ち勝つために、ストレスに対するコーピングスキルを上げておきましょう。ストレスへの対処は以下の3つの方法があります。

1 )ストレスから離れる
2 )ストレス解消を行う
3 )ストレスと感じなくする

ストレスがかかった時でも、この3つができていれば減薬していても再発の危険性は大きく下がります。特に「ストレスと感じなくする」のは大変有効ですが難しいスキルですので、認知行動療法などを利用して身につけましょう

減薬はこれからのために必要なこと

減薬するということは、うつ病の症状が軽くなったということです。気分の大きな落ち込みを防止したり、不安な気持ちを軽減したりするためのお薬が必要ではなくなってくるのです。また、眠れなかった方では睡眠導入剤も減薬になっていきます。

減薬になってくると、どうしても再発への不安が起こります。薬の成分はゆっくりと下がっていくので、減薬したからといって急激に効き目が弱くはなりません。段階的に減薬して、今後の生活を安定していきましょう。

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