更新日 2023年05月18日 | カテゴリ: キャリア・人生・仕事の悩み
社会人になって数年経った人の中には、仕事にも慣れ、新入社員の教育担当(以下、メンター)を任せられた人もいるのではないでしょうか。
新入社員の教育を任せられたことに対する喜びや責任感、そして本当に自分で大丈夫なのかという不安が入り混じっているかもしれません。
今回は、メンターとしての、新入社員との向き合い方のヒントを紹介します。
2018年の新入社員は売り手市場を反映した「自分ファースト型」と表されているようです。ある調査によると、「仕事のやりがい」や「働きやすさ」を重視して会社を選んでいる人が多いという結果が出ています。
「自分ファースト型」の新入社員の考え方や行動に共感することがある人もいる一方で、なかなか理解できないという人もいるでしょう。
当然、「自分ファースト型」に当てはまる新入社員もいれば、全く当てはまらない新入社員もいるということは、理解しておきましょう。
会社によって、メンターに求められる役割は異なりますが、多くの場合、新入社員が仕事を一人で行うことができるようにサポートします。
また、仕事や会社への疑問や不安などを抱えがちな新入社員の、身近な相談相手としての役割を果たすこともあるでしょう。
新入社員はメンターから、仕事面・精神面でさまざまなサポートを得られます。一方、メンターも新入社員をサポートすることで次のようなことを学べます。
メンターは、新入社員に仕事の意義や会社・チームの目指すものを伝えたり、それに向かって努力するためのモチベーションを高めたりする役割があります。このような役割は、リーダーシップにも通じます。将来、より大人数のチームを率いていくための第一歩につながるでしょう。
新入社員に仕事を教えることで、自分自身の仕事の理解もより深めることができます。他人にわかりやすく知識を伝えるためには、自分の頭の中を整理し、自分の言葉で説明することが必要です。このことで、自分自身も知識の定着を図ることができるのです。
指導がなかなかうまくできないときや、指導が忙しく自分の仕事が回らないとき、自分一人で解決しようとしていませんか。
自分がメンターに任命されたのだから、周囲の期待に応えたいと思う人もいるかもしれません。その責任感はとても素晴らしいものです。
しかしながら、新入社員は会社やチームのみんなで育てていくものです。うまくいってないと感じたときは、先輩や上司に相談してみましょう。指導のアドバイスをくれたり、会社やチーム全体の状況を見て仕事量を調整してくれたりするかもしれません。
「このくらいの仕事は、この時期までには一人でできていて当然」
「新入社員は、積極的に電話をとらなければならない」
…など、自分にとっては「当たり前」のことも、他人にとってはそうではないことがあります。
また、「先輩と後輩」という上下関係は確かにありますが、お互い学び合えるところがあるという意味では、新入社員との関係は対等と考えることもできます。
自分の「当たり前」を押し付けず、コミュニケーションの取り方を変えてみるなどしてみましょう。
メンターである責任感に押しつぶされそうになったり、新入社員とのコミュニケーションがうまくいかなかったりしてストレスを溜め続けると、仕事や新入社員との関係にネガティブな影響が出てくる可能性もあります。
社内の人には話せないときは、こころのメンテナンスとして、カウンセラーなどに相談して、ストレスを解消する方法もあります。こころをすっきりさせることで、次の日はフラットな気持ちで新入社員と向き合うことができるでしょう。
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