ブラック企業かも…? と思ったら―労働者が身を守るために知っておきたいこと

あなたは、「自分が働いている会社はブラック企業ではないか?」と悩むことはありませんか?

「毎日遅くまで残業。だけど残業代が出ない…
「長時間労働とハラスメントで、心も体もボロボロ…
など、つらい状況で頑張ってはいるけれど、「周りも頑張っているんだから、私ももっと頑張らなくては」「同僚も同じ環境で働いているのだから、自分がわがままなだけかも」と思っている人もいるかもしれません。
そこで、今回は、ブラック企業の見分け方と対処法を紹介します。

ブラック企業の特徴とは

劣悪な労働環境を強いる企業の代名詞としてよく耳にする「ブラック企業」。厚生労働省では、ブラック企業について明確に定義はしていませんが、一般的に次のような特徴を持つ企業と言われています。

・労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
・賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
・このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う


労働時間や休日の基準

長時間労働や休憩時間、休日の基準は国で定められていることを知っていますか?
もし知らない人は、自分の身を守るためにも、ぜひ覚えておきましょう。
労働時間や休日に関しては、労働基準法で次のように定められています。

・使用者(雇用主)は、原則として、1日に8時間、1週間に40時間を超えて労働させてはいけません。
・使用者は、労働時間が6時間を超える場合は45分以上、8時間を超える場合は1時間以上の休憩を与えなければいけません。
・使用者は、少なくとも毎週1日の休日か、4週間を通じて4日以上の休日を与えなければなりません。

もしも、上記の時間を超えて働いても残業代をもらっていなかったり、必要な休みがとれていなかったりする場合、それは会社の法律違反である可能性があります。

変形労働時間制やみなし労働時間制などで勤務している場合、上記とは条件が変わってきますので、以下の厚生労働省のウェブサイトを確認してみてください。

厚生労働省「労働時間・休日」

このままブラック企業で働き続ける?

自分の会社がブラック企業だとわかったとしても、一人で会社に訴えることは難しいかもしれません。そこで、転職したいと思っても、「少なくとも、あと〇年は同じ会社で働かないと、転職活動で苦労しそう」「他の同僚は頑張っているんだから、自分も頑張らないといけない」と辛い状況で我慢し続けている人もいるでしょう。

仕事を途中で投げ出さないことはとても大切なことです。ですが、心にも体にもストレスを感じ続け、その〇年後に自信を持って転職活動をできるのでしょうか。その前に体調を崩してしまうことも考えられます。
ブラック企業を退職することは「逃げ」ではなく、自分とその未来を「守る」こととも考えられるのではないでしょうか。

一人で抱えず専門家に相談する

中には、退職の意思を伝えても、なかなか辞めさせてくれないケースもあるでしょう。また、仕事で自分が置かれている状況は普通なのかどうか、一人では判断できないこともあるかもしれません。
そのようなときは、自分一人だけで対応しようとせず、下記のような専門機関で相談してみることをおすすめします。

労働基準監督署

総合労働相談コーナー

東京都労働相談情報センター

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