冬季うつっていつからいつまで? 冬季うつの予防法と対策を解説

更新日 2018年10月04日 |
カテゴリ: キャリア・人生・仕事の悩み
冬季うつっていつからいつまで? 冬季うつの予防法と対策を解説

冬になると、憂鬱な気分が続く、それなのに、甘いものが無性に食べたくなったり、朝起きられなくなったり、なんだか変……。

こんな症状が続いたら、「冬季うつ」なのかもしれません。今回は冬季うつの原因や症状、そして予防法について詳しく解説しています。次の冬を快適に過ごすためにもぜひ参考にしてください。

冬季うつとは?

冬季うつとは、季節性気分障害といわれ、文字通り冬の間だけ症状があらわれるという病気です。秋口から春の終わりにかけて毎年繰り返し起こります。冬になると寒くて外に出たくないという軽いものではなく、生活に支障が出るほどの症状があらわれますので、とても深刻な問題なのです。

冬季うつ病になる原因

冬季うつになる原因には、何があるのでしょうか。詳しくみていきましょう。

日照時間の影響

冬になると、夏より日照時間が減るのはご存知のとおりですが、この日照時間が減ることが冬季うつに影響を及ぼしているといわれています。

日照時間が短くなる10月から11月くらいに症状があらわれるようになります。脳内のセロトニンが減り、気分の落ち込みや睡眠に影響が出てくるようになります。逆に、日照時間が長くなり始める3月から4月頃には自然と治ってしまいます。

光不足によるセロトニンの減少

セロトニンとは、脳内の神経伝達物質のひとつで、心のバランスを保ち、気持ちを安定させる役割を担っています。セロトニンが減ってしまうと、感情のコントロールをすることができなくなり、心のバランスを崩してしまいます。わけもなく悲しくなったり、不安感が強くなったりするのです。

梅雨の時期などにも

雨が多く、日照時間が少ない梅雨時期にも、冬季うつの症状が出る場合があります。ふだんでも晴れ間が少ないと、ゆううつな気分になりがちですが、冬季うつの症状が出ている方は、日照時間が短い梅雨時期も注意しましょう。

冬季うつ病の症状

冬季うつにはどのような症状があわわれるのでしょうか。

朝起きられない、昼夜逆転などの不眠症

冬季うつは、普通のうつ病と少し違った症状があらわれます。

  • ・食欲が強く出る
  • ・甘いものが無性に食べたくなる
  • ・睡眠時間が長くなる

普通のうつ病では、食欲がなくなることが多いのですが、冬季うつの場合、炭水化物や甘いものを食べたくてたまらなくなることがあります。

また、睡眠時間も長くなります。朝が来てもなかなか起きられなくなり、日中もひどい眠気に襲われることがあります。

通常、誰でも冬場は、厳しい寒さからからだを守るために休ませよう、エネルギーを蓄えようとします。冬季うつはこの症状が強くあらわれてしまい、生活に支障が出てしまうのです。

微熱や頭痛、吐き気などの体調不良

冬季うつの症状には、風邪のような症状が出る場合があります。生活のリズムが崩れてしまうことも原因のひとつですので、休める時にゆっくり休むのことも必要です。

やる気の減退

集中力が落ちたり、考えがまとまらなかったりと、冬季うつの症状は日常生活に影響を及ぼします。

  • ・からだがぐったりとして重く感じる
  • ・集中力がなくなる
  • ・今までできていた仕事ができなくなる

新しいことに挑戦しようという意欲がなくなったり、億劫に感じてしまったりします。

冬季うつになりやすい人の特徴

冬季うつになりやすい人にはある特徴があります。

北海道や東北在住

世界的にも北国に住む人は、日照時間の長い南国に住んでいる人に比べると、冬季うつを発症しやすいといえます。

これは日本でも同じで、北海道や東北地方に住んでいる人は、九州や沖縄などに住んでいる人に比べて、冬季うつの患者さんの割合が高くなっています。

夜勤などで普段日光に当たらない

仕事の関係で夜勤が多く、日光に当たる時間が短い人は冬季うつの症状が出やすいといえます。夜勤の問題は、ただ昼と夜の生活が逆転しているというだけではなく、日光に当たらないことで症状が出る冬季うつも含めて、健康被害があらわれやすくなるのです。

冬季うつを予防する方法

ここからは、つらい冬季うつを予防する方法をいくつかご紹介します。

散歩やひなたぼっこをして光に当たる

やはり一番は、日光に当たることです。少々寒くても、きちんと防寒をして晴れの日に散歩をすれば、セロトニンが増えて、気分も少し明るくなってくるでしょう。寒い冬でも、晴れた日には散歩を日課にしましょう。

食べ物を整え栄養素をしっかり取る

日光を浴びること以外に、セロトニンを増やす方法には、必須アミノ酸であるトリプトファンを取り入れると良いでしょう。

ただ、トリプトファンは単体ではセロトニンに変換しませんので、ビタミンB6や、炭水化物と一緒に摂取することが大切です。トリプトファンは、肉、魚、たまご、乳製品、ナッツ類、に多く含まれています。いつもの食事に取り入れながら、バランスの良い食生活を送るようにしましょう。

アロマを使ってイライラをためない

アロマテラピーに使われるアロマオイルは、植物のエキスを抽出したオイルです。植物の香り成分が脳に伝わり、セロトニンの分泌を促します。

アロマオイルの香りに身を委ねていると、イライラしていた気分が、いつの間にかゆったりとした気分に変わってきます。アロマオイルは様々な効能がありますが、大切なことは効能があるといわれているものの中から「好きな香りを選ぶこと」です。

いくつか冬季うつに効果的なアロマオイルをご紹介します。

  • ・オレンジスイート
  • ・ラベンダー
  • ・ジャスミン
  • ・イランイラン

などです。アロマ専門店で実際に香りを確かめてから使うとよいでしょう。

冬季うつになった時はどうすればいい?

冬季うつになってしまったら、どのような治療方法があるのでしょうか。

冬季うつは病院の治療が効果的

冬季うつは、季節性気分障害ですので、春になると自然と治ることも多い病気です。しかし、毎年のように繰り返す場合は、やはり病院での治療が必要になります。

病院の何科を受診すればいいのか

冬季うつの治療は、心療内科や精神科を受診しましょう。医師とのカウンセリングで話をし、睡眠、食欲、そして気持ちのことなど、今の状態をきちんと伝えましょう。

診断書は書いてもらえる?

冬季うつの症状が重く、仕事に支障をきたす場合は診断書を書いてもらって、ゆっくり休養することが必要です。実際には診断書を書いてくれる医師と、そうでない医師がいるのが事実です。休養が必要だと医師から言われたら、会社を休むためには診断書が必要だとお願いしてみましょう。

冬季うつの治療法

冬季うつは、実際にはどのように治療していくのでしょうか。

光療法

冬季うつの治療方法のひとつに「光療法」というものがあります。これは、日照時間の短さを、人工的に作った光で補うというものです。

たとえば、朝、なかなか起きることができない場合、この人工光によって徐々に明るくなる夜明けの状態を作り、起きられるようにします。起きるのがつらいといった症状を軽くする効果があります。

しかし、治療効果には様々な意見がありますので、心療内科や精神科の医師に相談してみましょう。

抗うつ剤など薬物療法

冬季うつも、普通のうつ病と同じように抗うつ剤での治療が有効です。春になって症状が治まるまで服薬を中止するのかなど、医師と相談して治療計画を立てましょう。

自分でできる、冬季うつの治し方

冬季うつは、日常生活や仕事にも支障をきたす場合があります。「冬はどうも調子が悪い」という自覚症状があれば、自分でできる治療法をいくつか試してみましょう。

  • ・朝きちんと起きられるように夜更かしをやめてみる
  • ・いつもよりたくさん休養する
  • ・トリプトファンを含む食品を積極的に摂ってみる

これらのことを試してみて、どうしても症状が良くならない場合は、無理をせず病院に行ったり、カウンセリングなどを上手に利用したりしてみましょう。

冬季うつは毎年繰り返し発症します。「冬になるのがつらい」とひとりで悩んでいる方も多いようです。そんな時は、カウンセリングで話を聞いてもらうのもひとつの方法です。オンラインカウンセリングのcotreeなら、1回45分、5,000円から気軽に利用できますので、一度相談されてみてはいかがでしょうか?

冬季うつは周囲にはなかなか理解してもらえず、つらいこともありますが、あなたに合った治療方法は必ずあります。希望を持って前に進みましょう。

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