仕事がわからない3大原因「できない・聞けない・教えてくれない」

入社したばかり、あるいは異動したばかりで、仕事がわからないことだらけなのは当たり前のこと。それでも「仕事がわからない…」と行き詰る原因は3つのタイプに分けることができます。

今回は仕事がわからない3つのタイプと、タイプ別解決法をご紹介します。

わからないことだらけ!仕事がわからない3つのタイプ

教わっていないからできない「未学習タイプ」

最もオーソドックスなのが、そもそも仕事を教わっていない「未学習タイプ」です。

未学習で「仕事がわからない」と感じるのは当たり前のこと。それなのに「社会人として自分で考えて動かないと…」「なぜ先輩みたいに仕事ができないんだ」と焦りを感じ、仕事がわからないことを思いつめてしまうことがあります。

自分で自分を追いつめてしまう性格が仕事がわからない大きな要因となっているタイプです。

遠慮してわからないことを聞けない「控えめタイプ」

次に仕事がわからない原因となるのが、質問すべきところは明確になっているけれども「みんな忙しそう…」と質問するのをためらってしまう「控えめタイプ」です。

相手を思いやる姿勢はとても素晴らしいのですが、遠慮するあまりに自分が頼まれている仕事を進めることができず、最終的に大きなトラブルに発展し、周りに迷惑をかけてしまうことがあります。

仕事を教えてくれない「放置タイプ」

仕事がわからない理由でもっともやっかいなのが、わからないことを何の説明もなく任される「放置タイプ」です。

放置タイプは、そもそも会社に仕事を教える文化がないため、上司や先輩も教えるスキルがないため教えられないケースと、最初から全く仕事を教える気のない悪意を持ったケースがあります。

仕事がわからなくて辛いときのタイプ別解決法

未学習タイプはたくさん質問して成長の機会に

未学習タイプは上司や先輩にどんどん質問するようにしましょう。質問することで知識を得られるだけでなく、上司や先輩とコミュニケーションを取ることもできます。普段からコミュニケーションを取ることでトラブルやミスなど、言い出しづらいことを報告するハードルも下がります。

ただし、一度教わったことを何度も質問すると「前も教えたのに…」とうんざりされてしまいます。教わるときにはしっかりメモを取り、自分で確認できるようにしておきましょう。教わった時には時間をもらったことへの感謝も忘れずに。

控えめタイプはまず一声かけることから

控えめタイプは「迷惑だったらどうしよう」「邪魔になってしまうかも」と1人でぐるぐる考え込んでしまって身動きが取れなくなってしまいます。しかし、相手の反応を勝手に思い悩んでも事態は前に進みません。

まずは上司や先輩に一声かけることを目標にしましょう。例えば「今、お時間よろしいですか」「質問したいことがあるのですが、いつごろお時間空いていますか」といったように、相手の都合に配慮した一言から始めると大きな迷惑になりません。その場で応じてもらえればスムーズに解決できますし、もしその時に都合が悪くてもアポイントを取っておくことで確実に質問の機会を得ることができます。

しかし、いざ質問する時に内容がまとまっていなければ、相手の時間を無駄にしてしまいます。何が知りたいのか分かりやすく伝えられるように質問事項をまとめておくようにしましょう。不安であればカンニングペーパーを作っても構いません。

放置タイプは自分から積極的に質問しよう

放置タイプの場合、上司や先輩に教えるスキルがないのか、そもそも教える気持ちがないのかで状況は異なります。

もし上司や先輩に教えるスキルがないだけなら、自分から積極的に質問すればきちんと答えてくれるはずです。一方で、質問しても「自分で考えろ」の一言で済ませるような、仕事を教える気持ちのない会社もあります。そのような相談のできない会社では、日常的に気持ちよく働くことは困難です。転職して相談できる環境に移ることも視野に入れておきましょう。

仕事がわからない不安やストレスへの対処法

「わからないところがわからない!」をそのままにしない

「わからないところがわからない!」と感じたら、そのままにしないことが大切です。解決方法の見えない漠然とした悩みは大きな不安に変わっていきます。

上司や先輩にできるだけ早く相談して、「仕事が進まない」「仕事が終わらない」という状況の原因をきちんと探るようにしましょう。客観的に意見をもらい、解決への糸口がつかめるだけでも、不安がぐっと軽減しますよ。

同僚に相談する

「上司や先輩への相談はハードルが高い…」と感じる場合は、同僚に相談してみるのも1つの手です。同僚も同じように悩みを抱えているかもしれません。それなら一緒に質問しに行くのもいいですね。一人より心強いですし、上司や先輩に二度手間をかけずに済みます。

あるいはすでに上司や先輩に質問し、解決手段を持っているかもしれません。それを教えてもらえば、仕事のわからない部分を解決できます。

お互いに知識を共有し合い、高め合う環境ができれば、働きやすく成果のでやすい職場になりますね。

ストレス解消法を見つける

「仕事がわからない」と悩んでいるとストレスがたまっていきます。ストレスが蓄積するとネガティブな感情が強くなったり、思考力や判断力が低下したりといった症状が見られます。その中でわからない仕事に取り組んでも良い成果は得られません。

自分に合ったストレス解消法を見つけて、ストレスが小さいうちにこまめに解消するようにしましょう。

仕事がわからないストレスで心や身体の調子を崩したときには

病院を受診して適切な治療を受ける

ストレスを抱えたまま放っておくと、うつ病や適応障害といった心の病を引き起こすリスクが高まります。病気になれば「仕事がわからない」だけでなく、「仕事ができない」状態になってしまいます。

わからない仕事を放りだせない真面目なあなただからこそ、不調を感じたときには病院を受診して、適切な治療を受けましょう。

ストレスが強くて仕事をやめたいときには転職も1つの方法

「仕事をやめたい」と思いつめる場合には転職も1つの解決法です。

世の中には色々な仕事がありますし、色々な職場があります。「ここで仕事ができなければだめだ」と思わずに人生経験を積む気持ちで新しい仕事に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

終わりに

「仕事が忙しくてなかなか友人や家族と話せない」「身近に相談相手がいない」というときには、cotreeのオンラインカウンセリングが力になります。

自分の都合の良い時間に気軽に相談することができるので、仕事の後でも負担になりません。「わからないことがわからない」状態を解きほぐすお手伝いをしたり、ストレスへの対処法などを一緒に考えたりと、1人1人のニーズに合わせた対応が可能です。ぜひご活用くださいね。

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