更新日 2024年08月23日 | カテゴリ: キャリア・人生・仕事の悩み
「毎日周りに気を使ってストレスがたまる...もう仕事に疲れてしまった」
「残業が続いてゆっくり休めないのが辛い」
日々の仕事に精神的にも身体的にも疲れてしまい、仕事を休みたかったり、辞めたかったりする人もいるのではないでしょうか。ここでは、仕事に疲れを感じてしまう複雑な要因を紐解き、辛い状況を抜け出すための対処法を紹介します。
「他人に迷惑をかけられないから、自分で全て対応しなければいけない」「この作業では、ミスは絶対に許されない」等、仕事に対して真面目に取り組み、責任感のある性格の人は、仕事に疲れを感じやすい傾向にあります。
確かに、周囲に気を使えることや細かな面まで気を配れることは仕事を進める上で、周りからの信頼を得るために必要な能力です。しかしながら、「◯◯しなければいけない」と自分を追い込むことは、過度なストレスを自分自身に与えることにつながります。
自分の適性と合わない仕事に携わっている時、多くの人は仕事に疲れたと感じます。例えば、決められたルールに則り、自分のペースで細かい作業をするのが得意な人が、様々な人たちを巻き込みながら、前例のないプロジェクトを遂行する仕事についたら、ストレスを感じてしまうだけでなく、業務もスムーズに進められないでしょう。
どんな仕事でも、たった1人で進められることはありません。多かれ少なかれ、他人とのコミュニケーションや協力が必要です。そのため、どんなに仕事自体が好きでも、一緒に働く人たちとの関係がうまくいっていないとしたら、仕事を「楽しい」とは思えないのではないでしょうか。「苦手なあの人と話さなければいけない」というストレスは、そのまま仕事に対するストレスにもつながります。
「今の仕事をこのまま続けても、あまり意味がないのではないか」
将来のキャリアプランが描けない時や収入アップが見込めない時、今の仕事を続けていくことに意味を見出せないこともあるでしょう。そのような仕事を日々こなさなければならないことに対して、疲れを感じる人もいます。
身体的な疲れは、仕事に対するモチベーションにも影響します。長時間労働が続いていたり、仕事と育児との両立をしたりしている人の場合、身体的な疲れが蓄積している可能性があります。忙しくて疲れを癒す時間を取れなかったり、疲れが溜まっていることに気づけなかったりすると、疲れはどんどん蓄積されていきます。
精神的・身体的に疲れた状態は、集中力や判断力を低下させます。そのため、普段よりも作業を完了させるのに時間がかかったり、仕事のミスが増えたりする可能性があります。このような業務効率の低下は、仕事で関わる人間関係の悪化も招いてしまうかもしれません。
「どうしてこんなこともできないのだろうか」
仕事のミスが増えると、ミスをする自分を責めてしまう人もいます。また、必要以上に自分と他人を比較してしまい、自己嫌悪に陥ってしまう人もいるかもしれません。
このように自分や周りをネガティブに捉えることは、うつ病といったメンタルヘルスの不調につながる場合があります。自分を認めることができずに「死にたい」と思ったり、睡眠障害でいつも「眠い」状態にあったり等の症状が挙げられます。
疲れが溜まっているなと感じている人にとっては、思いきって会社を休むことも対処法の1つです。日々頑張っている自分を労わり、心も体も休ませてあげましょう。仕事から離れることに罪悪感を感じる必要はありません。明日からまた前に進むための大切な1日と捉えましょう。
読書や映画、カラオケ等、時間が経つのを忘れてしまうほど夢中になれる趣味はありますか。仕事のことを考えずに好きなことをする時間は、ストレスを解消するために大切です。1日のうち1時間、1週間のうち数時間等、日々の生活の中に趣味でリフレッシュする時間を設けて、ストレスを溜めないようにしましょう。
仕事に対するモチベーションを向上させるために、前向きになれる本や名言を読むのもよいでしょう。様々な人たちの考え方を目にすることで、「辛いことがあっても頑張ろう」「今の努力は意味のあることである」等、ポジティブな気持ちになれることが期待できます。腑に落ちた言葉を記録しておいて、壁にぶつかった時に読み直すこともよいでしょう。
辛いことがあっても、いつも我慢していませんか。辛いと感じている自分を認め、労わる意味を込めて思いっきり涙を流しましょう。ちなみに、思いっきり泣くことは、ストレス緩和につながることもわかっています。
参考論文:有田秀穂(2007)「涙とストレス緩和」『日薬理誌』(Folia Pharmacol. Jpn.)129,p.99~103
仕事についての悩みを1人で抱え込んでいる場合は、他人に話すことでスッキリさせることができます。とはいえ、会社の同僚や近しい人に、仕事のことは相談したくないという人もいるかもしれません。そのような場合、専門のカウンセラーなら、第三者の立場で客観的に状況を把握するためのサポートをしてくれます。
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環境を変えることが解決につながる場合には、転職という選択肢があります。しかしながら、今回仕事に疲れた要因をきちんと自分で分析できていないと、また新たな会社でも同じようなことを繰り返す恐れがあります。例えば、「仕事が合わないことが原因なら、今度は仕事内容に妥協しない」「長時間労働が原因なら、ワーク・ライフ・バランスを重視している会社を探す」等、自己分析と優先すべきことを見直しましょう。
今回は、仕事に疲れた時の原因と対処法を紹介しました。仕事に疲れを感じることには原因があり、その原因は人それぞれです。この記事を参考に、自分に合った対処法を試してみてください。
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