更新日 2024年08月23日 | カテゴリ: オンラインカウンセリング
カウンセリングを受けてみたいけれどハードルが高い、なかなか時間がとれずに相談できていないという方は多いのではないでしょうか。そういった方にご紹介したいのが、テキストでのやりとりをする「メールカウンセリング(メッセージカウンセリング)」です。
メールやLINEといった日頃使い慣れたツールで相談できるため馴染みやすく、また隙間時間にカウンセラーとやりとりができるので気軽に受けることができます。
しかし手軽に利用できる分、きちんと効果はあるのか、どのサービスを選べばいいのか、不安になる方もいるかもしれません。今回はメールカウンセリングの効果や特徴、受け方をご紹介します。
メールカウンセリングとは、テキスト(文章)でおこなうカウンセリング全般を指します。メールはもちろん、最近はLINEやSNSといった馴染みのあるツールを使うサービスが増え、カウンセリングルームに足を運んだり、カウンセラーと対面したりしなくても、カウンセリングが受けられるようになりました。
基本的な内容は対面式のカウンセリングと変わらず、カウンセラーとのコミュニケーションを通しての「心理支援」です。ストレスや不安といった心理的な問題の軽減や、情報の整理等、相談内容や相談される方の状況によって、対応方針は異なります。
メールカウンセリングでは、対面カウンセリングと同様、幅広い内容の相談が可能です。心の問題や人間関係の相談はもちろん、認知行動療法をおこなったり、キャリアプランを立てたりすることもできます。
メールカウンセリングはどんな方にもご利用いただけますが、特に下記のような方におすすめです。
人と対面して話すことに抵抗感がある場合には、メールカウンセリングがおすすめです。 人と対面すると赤面してしまう、緊張してうまく話せない、つい「いい人」に見られようとしてしまう等、不安がある場合には、音声よりもテキストのほうがリラックスして相談できるでしょう。
サービス内容にもよりますが、メールカウンセリングは基本的にいつでもカウンセラーにメッセージを送ることができます。 日常的にストレスのかかる状況にある方や、いま抱えている不安を細かく伝えたい方は、複数回メッセージを送れるメールカウンセリングがよいかと思います。
メールカウンセリングではメッセージ履歴の確認ができるため、「その時自分はどんな気持ちだったのか」「カウンセラーからはどう見えていたのか」をより客観的に振り返ることができます。 そのため、「気付くとストレスを抱えすぎて対応できなくなってしまう」というような、定期的な感情のモニタリングをしたい方にもおすすめです。
対面カウンセリングだと、カウンセラーからの質問にすぐに応えようと焦る方もいらっしゃるでしょう。メールカウンセリングでは自分のペースで返信ができるため、言葉を整理してから丁寧に伝えることが可能です。
テキストでのカウンセリングには、どのような効果があるのでしょうか。相談する方の状況や相談内容にもよりますが、主には下記の4つが挙げられます。
上述しましたが、メールカウンセリングではいつでもメッセージを読み返すことができます。自分が何を考え何に悩んでいたのか、どういった思考を辿ったかを振り返れるため、客観的に自分を理解しやすくなります。
人によって幅はありますが、誰しも感情や体調には波がありますよね。そういった日頃は気付かない小さな違いに気づきやすくなるのも、メールカウンセリングの効果の一つです。
カウンセラーは心の専門家であると同時に、相談する方の最大の味方でもあります。カウンセリングには守秘義務もあるので、普段は遠慮して話せないようなことも吐き出しやすくなります。そういった不安やストレスを共有することで、リラックスできたり、安心感を得られたりするのではないでしょうか。
カウンセリングでは不安を吐き出して安心するだけでなく、具体的な解決策を考え、行動計画を練ることも。 カウンセラーという心の専門家からのフィードバックを得て一緒に整理することで、無理な計画を立てることなく、着実に目標達成を目指せます。
メールカウンセリングには、対面カウンセリングとどのような違いがあるのでしょうか。代表的な特徴をご説明します。
メールカウンセリングでは、好きな時間にスマホでメッセージを送れます。通勤時間やちょっとした空き時間を活用できるので、育児や仕事の都合でまとまった時間をとりにくい方でも気軽にカウンセリングを受けられます。
対面カウンセリングと比較すると、メールカウンセリングは一回一回のやりとりにかかる時間が長くなります。そのため、じっくり言葉を選びながら、カウンセラーにメッセージを送ることができます。
自分のペースでやりとりができる分、カウンセリングの効果を実感したり、実際に行動や思考が変わったりするまでの期間には差があるかと思います。
対面カウンセリングでは、伝え漏れた情報を共有できるのは次回のセッション時になります。対してメールカウンセリングでは、好きなタイミングでメッセージを送れるため、日々感じている些細な不安や細かな出来事も漏らさず伝えられます。
カウンセラーからのメッセージも、自分が送った文章もいつでも読み返せます。内容を後から振り返ることで内省の役に立ちますし、冷静になってから読み返すことで得られる気づきもあるのではないでしょうか。
メールカウンセリングの特徴や効果が分かったところで、次に気になるのはメールカウンセリングの「受け方」です。おおまかな流れをご紹介します。
メールカウンセリングは現在、さまざまな企業・団体が提供しています。 価格や返信頻度、対応できる相談ジャンル等はものによって異なるので、自分の希望に添った内容かよく検討した上でサービスを選びましょう。
利用したいサービスが決まったら、次は利用申し込みです。 サイトに記載しているフォーム等からテキストで申し込み・予約するのが一般的です。サービスによっては、この時にカウンセラーへの要望や相談したい内容を共有します。
メールカウンセリングは、基本的には即日開始することは難しく、相談開始まで数日がかかります。カウンセラーが決まり相談できるようになったら、自分のペースでカウンセリングを進めます。
実際にメールカウンセリングが始まったら、カウンセラーとはどのように話を進めればよいのでしょうか。
メールカウンセリングの場合、対面カウンセリングよりもやりとりのペースがゆっくりになるので、最初に進め方を相談するのがおすすめです。
返信頻度や文字数に制限があるものもあるので、そういったルール面もチェックしましょう。何かカウンセリングに関して疑問点があれば、カウンセラーに質問することも可能です。
次に、今回相談したい内容や現在の状況をカウンセラーに共有します。他にもカウンセリングを受ける目的や期待していること、具体的な出来事など、細かくヒアリングをおこないます。
相談内容が共有できたら、少しずつ深掘りを進めます。 悩んでいる原因や理想の状態についてカウンセラーと整理しながら、自己理解を深めましょう。もし途中で不安な気持ちが大きくなったら、無理せず別の話題に移したり、今できることに目を向けたりすることもあります。
理想の状態を確認できたら、「どうしたらそこに近づけるか」「どうしたら今の悩みを解決できるのか」を考えます。心の状態や環境も考慮しながら、具体的な行動計画に落とし込んでいきましょう。
メールカウンセリングでは比較的長い期間やりとりができるので、実際に行動してみた後の振り返りもおこなえます。 実際に行動していい結果が出ることもあれば、思ったより成果が出なかったり、何かがネックとなって行動に移せなかったりすることもあるでしょう。結果だけでなく、自らの気持ちの変化等にも目を向けながら、より理想に近づく方法を考えていきます。 新たな悩み、課題がうまれた時には、それについて相談することも可能です。
メールカウンセリングを受ける時のポイントをご紹介します。
メールカウンセリングは、対面カウンセリングと比較するとどうしてもコミュニケーションに齟齬がうまれやすい部分があります。そのため、扱いたいテーマと話題がズレていないか、目標を共有できているかを逐一チェックしながら話を進めることが大切です。
テキストでのやりとりは、対面でのコミュニケーションよりかは「気持ちを理解してもらえた」と感じにくくなります。カウンセリングではそうした安心感や信頼感がとても重要なので、返信頻度やカウンセリングの進め方に不安を感じたら、はやめに相談するようにしましょう。
今取り組んでいることが負担になったり、自分の中で気持ちに変化があったりした場合も同様です。よりよいカウンセリングの空間をつくるためにも、カウンセラーとのコミュニケーションは積極的にとりましょう。
情報量が増えると、特に疲弊している時には読み違いや混乱が起きやすくなります。複数のテーマで悩んでいる場合は、優先順位をつけたり、項目ごとに区切ったりしながら相談するといいでしょう。
テキストでのコミュニケーションは意思の疎通がしづらい側面もありますが、箇条書きや印を付ける等、対面ではできない工夫点もたくさんあります。カウンセラーと相談しながら、無理なく進めていけるとよいですね。
メールカウンセリングを検討する時、重要なのが料金と受ける期間です。平均的な料金相場と期間は下記の通りです。
メールカウンセリングの料金は、往復ごとに金額を定めているところと、期間で定めているところがあります。 往復の場合は、1往復単位で1000円から5000円程度。期間の場合は、1ヶ月1万円から2万円程度のところが多いようです。
だいたい1ヶ月から3ヶ月くらい利用すると、最初に抱えていた問題が解決したり、だんだん行動や認識に変化を感じられたりします。
NPO法人や公的機関が運営する、無料のメールカウンセリングサービスもあります。ただアクセスの集中から返信に時間がかかったり、相談できるジャンルがある程度定められていたりするところもあるようなので、その点はご注意ください。 無制限で利用できるものもあれば、「1人あたり1回まで」等、制限を設けているサービスもあります。
cotreeの「書くカウンセリング」の場合は、1ヶ月あたり13,000円となります。 他にも、2週間お試しで相談できるプランや、週1回のやりとりを続けられる「メンテナンスプラン」もあります。
受ける期間は同じくらいで、1ヶ月から3ヶ月ほど利用される方が多いです。中には1年以上、お守りのような意味合いで継続される方もいらっしゃいます。
最後に、cotreeの「書くカウンセリング」の特徴と、利用方法をご案内します。
cotreeには、臨床心理士や公認心理師等の有資格者が多く在籍しています。厳正な審査を通過したカウンセラーがカウンセリングを担当します。
cotreeでは、性格診断ができる「タイプ診断」とカウンセラーへの要望を伝えられる「マッチング診断」があります。 書くカウンセリングでは、診断結果をもとにマッチングをおこなうため、より自分に合ったカウンセラーに相談できます。
cotreeには180名以上のカウンセラーが在籍しており、心のことや人間関係、キャリア等、幅広いジャンルの相談が可能です。
cotreeの書くカウンセリングを受ける流れをご紹介します。
まずは書くカウンセリングの申し込みをおこないます。 最初に申し込めるのはお試しの「2週間プラン」のみですが、継続利用の際には1ヶ月プランも選べるようになります。
書くカウンセリングでは、マッチング診断の内容をもとに、あなたに合うカウンセラーをお探しします。 自分の性格診断がおこなえる他、カウンセラーへの要望を伝えることもできるので、ぜひ受けてみてください。
書くカウンセリングでは、「ノート」というページをつかってカウンセラーとのやりとりをおこないます。こちらはマッチング前から利用可能なため、事前に相談内容を書いておくとスムーズです。 他にも、カウンセリングに期待していることや、今回の2週間の目標を共有できると安心して始められるかと思います。
マッチングが完了したら、カウンセリングを始めます。 カウンセラーから書くカウンセリングのルール説明等があるかと思うので、疑問点があればいつでも聞いてくださいね。
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今回は、メールカウンセリングの効果や受け方についてお伝えしました。メールカウンセリングは気軽に利用できるカウンセリングサービスの一つです。なんとなく不安がある方、具体的な相談をしたい方、モヤモヤを誰かと一緒に整理したい方等、カウンセリングに興味を持った方はぜひお試しいただけたらうれしいです。
書くカウンセリングをご希望の方は、ぜひ下記ページよりお申込みください。
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