喪失感でいっぱいのあなたへ|喪失感を克服するための立ち直り方

大切なものを失い、心にぽっかり穴が開いている。そんなことはありませんか?

その穴を埋めるには、どうしたらいいのでしょうか。喪失感から立ち直る方法を御一緒に考えてみましょう。

喪失感とは?喪失感の意味

喪失感とは、自分が大切にしてきたものや人が失われてしまった、という気持ちです。

心に穴が開いたよう、と表現されることもあります。それでは、喪失感について、少し考えてみましょう。

喪失感が生まれる心理

大切にしていたものを失ってしまい、もう戻ってこないとわかった時、心はどのような状態でしょうか?

今まで心の中をその大切なものがいっぱいに占めていたなら、それが失われてしまい、心の一部分に空虚な部分が生まれてしまいます。

それが喪失感です。

失ったものが大切であればあるほど、心の空虚な部分(穴)は大きくなります。喪失感は、その人が大切に思うものがあるからこそ生まれてくる感情です。

喪失感と虚無感の違い

喪失感と虚無感の違いは、初めに大切に思うものがあったかどうか、という点です。

喪失感を感じるときには、まず大切に思うものがあって、それを失うことで、自分の一部を失ったような感覚に襲われます。

しかし、虚無感は失われる、という感覚を伴っていません。初めから、すべてのことが無意味で興味が向かない、感情が動かない状態です。

喪失感でいっぱいになることの危険性

喪失感が大きいと、うつ病になることも

喪失感を感じているときは、何とも言えない寂しい気持ち、悲しい気持ちになり、何もないのに涙が出てくることもあります。

気持ちが落ち込んでしまって、なにもやる気が起きません。うつ病の初期症状と同じような状態です。喪失感が軽ければ、そのような症状もすぐに過ぎ去っていきます。

しかし、喪失感が大きいと寂しさ、悲しさも大きくなり、気持ちが落ち込むとそれを引き戻せなくなります。そこから、さらに落ち込むと、うつ病になってしまうこともあります。

喪失感から目を背けても、克服はできない

喪失感を感じているとき、その事実から目を背けても、何も解決できません。自分の心をごまかしていても、喪失感は消えるどころか、さらに大きくなって襲ってきます。

喪失感を感じているのなら、その気持ちとしっかり向き合って、どうしてこんな気持ちになるのかを考えてみましょう。

原因がわかれば、対処法もおのずとわかってきます。

喪失感から立ち直るには?乗り越え方3つ

1.音楽やアロマを使って癒しを得る

喪失感でいっぱいのとき、気持ちはとても緊張している状態です。心地よい音楽、香りでリラックスすることで、喪失感から立ち直りやすくなります。

ほっとできるヒーリング音楽や、鎮静系(気持ちを落ち着かせる)のアロマの他、自分の好きな音楽や香りでも構いません。

喪失感から抜けられないとき、気持ちの良い香りを漂わせながら、ゆったりと音楽を聴いてみてはいかがでしょうか。

2.友達と会って楽しい時間を過ごす

一人でいると、喪失感以外の感情がなかなか生まれてきません。誰かと会ったり、話したりして気分転換をしましょう。

友達と話すことで楽しい気持ちになれば、喪失感を感じているときに生まれてくる不安が解消されやすくなります。

また、自分のことを他人に話すことは、ストレス解消にもなります。

3.運動や勉強に没頭する

喪失感のエネルギーを他に転化し、何かに没頭することは立ち直るための第1歩です。

例えば、運動は、全身を動かすことで気分が高揚するので、喪失感から離れさせてくれます。

勉強は仕事などは、自分の成果が目に見えてわかるため、自信を取り戻すことにつながるでしょう。

喪失感が消えない・耐えられないあなたへ

人に相談してみるのもよい

前の項目で、友達と楽しい時間をすごすと喪失感が消えやすい、というお話をしました。

しかし、ただ会って楽しい時間を過ごすだけでは、解決できないこともあるでしょう。その場合は、喪失感そのものについて相談してみるのもひとつの方法です。

喪失感の原因を誰かに話し、相談することで、喪失感を埋めていく方法が見つかるかもしれません。

その相談相手は、友達でもよいでしょうし、両親や兄弟、パートナーでもよいでしょう。もし、それが難しければ、カウンセラーや医師などに話をしてみることも考えてみましょう。

カウンセリングも検討しよう

カウンセリングは周り相談する相手がいない時だけでなく、自身の悩みと向き合いたい、と感じた時にもオススメです。

専門的な教育を積んだ「聞くことのプロフェッショナル」とでも言うべきカウンセラーは、喪失感に寄り添い考える手伝いをしてくれます。

一人で自分と向き合うことに限界を感じている方は、カウンセリングを検討してみてはいかがでしょうか。

喪失感を無理に埋める行為はNG

喪失感で心に穴が開いている状態のとき、その穴を何かほかの行為で埋めようとする人がいます。

例えば、大量の衝動買いや過食です。たくさんの買い物をすればすっきりする、過食しておなかがいっぱいになれば、気持ちが楽になると思いがちです。

しかしそのような行為は喪失感を消すことができないだけでなく、別の罪悪感を生み出します。

ですから、このような行為で無理やり喪失感を埋めようとしないでください。

喪失感は、大切な人や物を失ったときに感じる、寂しさや悲しさです。

それを無理やり消すことはできませんが、音楽やアロマでリラックスしたり、何かに夢中になったりすることで、乗り越えやすくなります。

しかし、それでも乗り越えられない場合があります。そのような時は、カウンセラーなどの専門家の手を借りて、乗り越えることも必要です。

cotreeでは、オンラインカウンセリングを実施しております。喪失感で外に出たくないときも、このようなシステムを利用することを考えてみましょう。

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