喪失感でいっぱいのあなたへ|喪失感を克服するための立ち直り方

大切なものを失い、心にぽっかり穴が開いている。そんなことはありませんか? その穴を埋めるには、どうしたらいいのでしょうか。喪失感から立ち直る方法を御一緒に考えてみましょう。

この記事のまとめ

  • 「喪失感」とは、大切なものや人が失われてしまった時に感じる深い悲しみや虚しさ、空虚さを覚える感情のこと
  • 「喪失感」を覚えやすいのは、人間関係や社会的な変化、健康を損なった時やアイデンティティが変化したとき
  • 対処法は、癒しを得ること、友達に会う、没頭する、人に相談するなど

→喪失感で悩んでいる人はオンラインカウンセリングでの相談もおすすめ

目次

  1. 喪失感とは?どんな感情?
  2. 喪失感を感じやすい場面とは?
  3. 喪失感から立ち直るには?対処法6選
  4. 喪失感を無理に埋める行為はNG

喪失感とは?どんな感情?

喪失感とは、自分が大切にしてきたものや人が失われてしまった時に感じる深い悲しみや虚しさ、空虚さを覚える感情のことです。

心に穴が開いたよう、と表現されることもあります。

喪失感が生まれる理由

大切にしていたものを失ってしまい、もう戻ってこないとわかった時、心はどのような状態でしょうか?

今まで心の中をその大切なものがいっぱいに占めていたなら、それが失われてしまい、心の一部分に空虚な部分が生まれてしまいます。それが喪失感です。

失ったものが大切であればあるほど、心の空虚な部分(穴)は大きくなります。喪失感は、その人が大切に思うものがあるからこそ生まれてくる感情です。

喪失感と虚無感の違い

喪失感と虚無感の違いは、初めに大切に思うものがあったかどうか、という点です。

喪失感を感じるときには、まず大切に思うものがあって、それを失うことで、自分の一部を失ったような感覚に襲われます。

しかし、虚無感は失われる、という感覚を伴っていません。初めから、すべてのことが無意味で興味が向かない、感情が動かない状態です。

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喪失感を感じやすい場面とは?

人間関係に関する喪失

喪失感を最も感じやすいのは、大切な人との別れの場面です。
家族や友人などとの死別、恋人やパートナーとの離別、友情の崩壊や引っ越しなどで親しい人との物理的な距離ができた時も喪失感を感じるでしょう。

社会的な喪失

仕事など社会的な役割に関する喪失感もあります。
退職や解雇など自分の役割を失った場面、転職や異動、倒産などが挙げられます。
また、引っ越しや進学、結婚出産、家族構成の変化など生活の変化による喪失もあるでしょう。

健康に関する喪失

健康や身体の状態に関する喪失感も挙げられます。
病気や怪我、加齢による変化、妊娠・流産・不妊に関する場面も喪失感を覚えることがあります。

アイデンティティに関する喪失

上記のような具体的な転機がなくても、アイデンティティが喪失する場面もありえます。
自信がなくなったり、価値観が変化したり、社会的地位がなくなったりする場面に喪失感を覚えることもあるでしょう。

喪失感から立ち直るには?対処法6選

音楽やアロマを使って癒しを得る

喪失感でいっぱいのとき、気持ちはとても緊張している状態です。心地よい音楽、香りでリラックスすることで、喪失感から立ち直りやすくなります。

ほっとできるヒーリング音楽や、鎮静系(気持ちを落ち着かせる)のアロマの他、自分の好きな音楽や香りでも構いません。

喪失感から抜けられないとき、気持ちの良い香りを漂わせながら、ゆったりと音楽を聴いてみてはいかがでしょうか。

友達と会って楽しい時間を過ごす

一人でいると、喪失感以外の感情がなかなか生まれてきません。誰かと会ったり、話したりして気分転換をしましょう。

友達と話すことで楽しい気持ちになれば、喪失感を感じているときに生まれてくる不安が解消されやすくなります。また、自分のことを他人に話すことは、ストレス解消にもなります。

運動や勉強に没頭する

喪失感のエネルギーを他に転化し、何かに没頭することは立ち直るための第1歩です。
例えば、運動は、全身を動かすことで気分が高揚するので、喪失感から離れさせてくれます。
勉強や仕事などは、自分の成果が目に見えてわかるため、自信を取り戻すことにつながるでしょう。

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人に相談してみる

前の項目で、友達と楽しい時間をすごすと喪失感が消えやすい、というお話をしました。
しかし、ただ会って楽しい時間を過ごすだけでは、解決できないこともあるでしょう。その場合は、喪失感そのものについて相談してみるのもひとつの方法です。

喪失感の原因を誰かに話し、相談することで、喪失感を埋めていく方法が見つかるかもしれません。

その相談相手は、友達でもよいでしょうし、両親や兄弟、パートナーでもよいでしょう。もし、それが難しければ、カウンセラーや医師などに話をしてみることも考えてみましょう。

カウンセリングも検討しよう

カウンセリングは周り相談する相手がいない時だけでなく、自身の悩みと向き合いたい、と感じた時にもオススメです。

専門的な教育を積んだ「聞くことのプロフェッショナル」とでも言うべきカウンセラーは、喪失感に寄り添い考える手伝いをしてくれます。

一人で自分と向き合うことに限界を感じている方は、カウンセリングを検討してみてはいかがでしょうか。

喪失感を無理に埋める行為はNG

喪失感で心に穴が開いている状態のとき、その穴を他の行為で埋めようとする人がいます。

例えば、大量の衝動買いや過食です。たくさんの買い物をすればすっきりする、過食しておなかがいっぱいになれば、気持ちが楽になると思いがちです。

しかしそのような行為は喪失感を消すことができないだけでなく、別の罪悪感を生み出します。
ですから、このような行為で無理やり喪失感を埋めようとしないでください。
喪失感は、大切な人や物を失ったときに感じる、寂しさや悲しさです。
それを無理やり消すことはできませんが、音楽やアロマでリラックスしたり、何かに夢中になったりすることで、乗り越えやすくなります。
しかし、それでも乗り越えられない場合があります。そのような時は、カウンセラーなどの専門家の手を借りて、乗り越えることも必要です。

cotreeでは、オンラインでカウンセリングを行っています。。
喪失感で外に出たくないときも、自宅で自分の好きなタイミングでカウンセリングを受けることができます。ぜひ活用を検討してみてくださいね。

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