コーチング資格の取得方法や費用は?資格の種類や難易度、選び方まで解説

更新日 2024年08月23日 | カテゴリ: コーチング

世の中には数多くのコーチング資格が存在しています。そのため「どれを取得すればいいんだろう」と迷う人も少なくないのではないでしょうか。

今回はコーチング資格を取得するまでの流れ・費用と共に、取得するコーチング資格の選び方や代表的なコーチング資格を解説していきます。

費用もチェック!コーチング資格を取得するまでの流れ

【STEP1】通信や対面で講習を受講する

コーチング資格を取得するためには、オンライン通信や対面形式で講習を受講し、専門的な知識や技術を身に着ける必要があります。

なお、コーチング資格は民間資格しか存在しないため、医師や公認心理師などの国家資格のように国がその地位を保証するものではありません。

そのため、自分自身の技術を高めることがコーチとしては必要不可欠。資格取得まではもちろんですが、資格取得後も自発的に学んでいく姿勢が特に求められます。

比較的取得しやすいコーチング資格であれば1~3日程度の受講で受験資格を得られる場合もありますが、国際的なコーチング資格など難易度が高くなると半年~1年ほどの受講が求められます。

受講費用は様々ですが、受講期間が長いほど費用も高くなるのが一般的で、1~3日の講習では5~10万円、半年~1年の講習では50~150万円程度かかる傾向にあります。

【STEP2】筆記試験や実技試験に合格する

講習を通して知識や技術を身につけたら、コーチング資格試験の合格を目指します。

多くのコーチング資格では基礎的な知識を問う「筆記試験」とロールプレイや面接などによる「実技試験」が行われます。

試験料として1~5万円程度かかる場合がありますが、講習の受講料に含まれているケースも見られます。

【STEP3】コーチングの実績を積み重ねる

筆記試験・実技試験の前後でコーチングの実績が求められる資格試験もあります。

職場などでコーチングのスキルを活用していれば実績として認められる場合もありますし、コーチング資格のスクールに通う中で一般の方とのコーチング経験を積み重ねることで受験資格が得られる場合もあります。

志望する資格にとっての実績が何を指すのか事前に確認しておくことが大切です。

コーチング資格を選ぶ際の基準は?結局何が違うの?

目的に合ったものを選ぶ

現在、世の中には多岐にわたるコーチング資格が存在しており、その特徴や専門領域もさまざまです。

そのためまずは「自分が何のためにコーチング資格取得を目指すのか」を明確にすることが大切です。

自分がどんな場面でコーチングの技術を生かしたいかを検討した上で、資格取得を目指していきましょう。

コーチング資格は結局何が違う?

コーチング資格の大きな違いは「専門性」です。

ビジネスに特化したコーチング資格もあれば、スポーツや子育てに特化したコーチング資格もあります。

また、個人を対象としたコーチングに力を発揮する資格だけでなく、組織全体に影響を与えるコーチングもあります。

コーチング資格を提供する多くの団体は無料説明会や体験会を実施しているため、事前に参加しておくと自分に合った資格を見つけやすくなります。

難易度や特徴は?代表的なコーチング資格の種類

プロのコーチを目指すなら! 国際コーチ連盟(ICF)資格

国際コーチ連盟(ICF)により発行されているのがACC・PCC・MCCの3つの資格です。

国際コーチ資格を取得するためには、ICFの認定を受けた団体が提供する教育プログラムを受けるか、大学等でコーチを養成する専門的プログラムを受けたことを英語で証明することで、受験資格を得ることができます。

最も難易度の低いACCでも、資格取得のためには60時間以上の教育プログラム受講と8名以上のクライアントとの最低100時間のコーチング記録が求められます。

最も難易度の高いMCCでは200時間の教育プログラム受講や35名以上のクライアントとの最低2500時間のコーチング記録が必要です。

取得は難しいですが日本国内だけでなく海外でも通用する、信頼性の高いコーチング資格であると言えます。

マネジメントに役立てたいなら!(一財)生涯学習開発財団認定コーチ資格

「認定コーチ」という呼称でよく知られている日本最古のコーチ資格で、コーチング初心者向けのコーチング資格となっています。

受験資格を得るためには、コーチングスクール「コーチ・エィ・アカデミア」でのコースの受講が求められます。

認定コーチ取得後はビジネスでの人材育成に役立てているケースが多いようです。

しかし、プログラムは国際コーチ連盟にも認められているため、認定コーチ資格取得後も継続して学習することでACCやPCCの受験資格を得ることもできます。

継続して学びたいなら!日本コーチ連盟(JCF)の認定コーチ資格

日本コーチ連盟(JCF)の認定コーチ資格は、日本コーチ連盟認定コーチ養成プログラム基礎コースと応用コースを共に修了するか、JCFに認められている団体のプログラムを受講していれば受験資格を得ることができます。

コーチとしての基礎的な学識や技能を問う記述式の問題と小論文から構成される「筆記試験」とロールプレイ及び口述試験から構成される「実技試験」で認定が行われます。

日本コーチ連盟は「コーチアカデミー」という学校も開講しているため、講座受講から資格取得までがスムーズに進むのが特徴です。

また、資格の更新のために研修が必須となっているため、継続して学びたい人にもオススメです。なお国際コーチ連盟とは無関係なので注意が必要です。

専門的な分野に特化したコーチングの資格

医療従事者を対象としたメディカルコーチング資格

医療チームのマネジメントや患者さんのQOL向上を目指してコーチングを活用するのが「メディカルコーチング」です。

資格としては特定非営利活動法人日本コーチ協会の「認定メディカルコーチ」があります。

受験資格に医療系国家資格所持者や医療従事者が条件となっているのが特徴です。

医療現場に携わる方で、より良いコミュニケーションを考えたいという方にオススメの資格です。

子育てをあらゆる面からサポートするコーチング資格

子育てに関わるコーチング資格は、子どもの発達や行動心理に基づいたコーチングを行う日本キッズコーチング協会の「キッズコーチング」に関する資格や、

NLP(神経言語プログラミング)心理学を応用したコーチングによって、両親や保育士など子育てに携わる方の問題解決や目標達成をサポートする「NLP子育てCOACH™」の資格など数多く存在しています。

子育てに関わるコーチング資格には、「キッズコーチング」のような子どもへのしつけや教育に役立つ技術を学べるものと「NLP子育てCOACH™」のような子育てをする両親や保育士をサポートする資格があります。

目的に合わせて選ぶことが大切です

スポーツ選手の活躍を支えるコーチング資格

スポーツで「コーチ」という言葉は一般的に用いられますが、スポーツ選手の育成にもコーチング資格があります。

最も認知度の高い日本スポーツ協会による「公認スポーツ指導者」資格は、地域のスポーツクラブや学校の部活動のコーチから、ナショナルチームのコーチングスタッフまで幅広く取得されています。

種目や活動の仕方に合わせて、多数の種類があるため資格ごとの専門性が非常に高いのが特徴です。

スポーツ現場での実習や講習の受講、試験合格といった手続きを経て認定を受けることができます。

スポーツ分野でのコーチングは、現在一般に知られている「ビジネスコーチング」より古くから発展しているため、理念は共通しつつも独自に専門家しています。

コーチングの技術を身に着けるには、自分自身が実際に良いコーチングを受けることが大切です。

cotreeのアセスメントコーチングでは経験豊富なコーチから良質なコーチングを受けることができます。

継続的なご利用はもちろん、1回からの体験も可能ですので、ぜひお気軽に試してみてください。

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