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「カウンセリング」と「コーチング」〜3つの違い〜

更新日 2017年08月25日 |
カテゴリ: カウンセリング
「カウンセリング」と「コーチング」〜3つの違い〜

メンタルヘルスについての一般認知度が上がってきている現在、「カウンセリング」という存在については「なんとなくイメージが湧く」という人も多いですし、「実際にカウンセリングを受けたことがある」という人も増えていますね。しかし近年登場してきた「コーチング」という技法については、「まだ知らない」という人の方が多いようです。

カウンセリングもコーチングも、どちらも対話(質問・傾聴)によってクライエント(相談者)の状態をより良くすることを目的としたもの。そのため「同じようなものなのでは」と思われてしまうこともあるのですが、その志向性や方法には大きな違いがあります。ここでは「カウンセリング」と「コーチング」にはどんな違いがあるのかを、3つのポイントから解説していきましょう。

1.クライエントの現在の心の状態

「カウンセリング(counseling)」とは、クライエント(相談者、依頼主)の現在の問題等をカウンセラー等の専門家が聴きながら、相談者の心を癒やしていく手法です。 カウンセリングを必要とするクライエントとは、以下のような人になります。


悩みがある

精神的な不調を抱えている

うつ病等のメンタルの病気からの回復をしたい

少々乱暴な言い方をすれば、カウンセリングを受けるべき対象者とは「ネガティブな状態・マイナスの状態にある人」とも言えるでしょう。 現在マイナスの状態にあるクライエントの心をフラットへと近づけていくこと、ネガティブな状態を少しずつ和らげていくために行うのが「カウンセリング」というわけですね。

これに対し、「コーチング(coaching)」とは、クライエントの目標への到達をサポートする手法のことを指します。 コーチングで効果を得られるクライエントとは、例えば以下のような人です。


夢を持っておりその夢に近づきたい

新たな自分に挑戦をしたい

もっと結果を出したい

可能性を広げたい

つまり現在特に精神的に大きな不満がある・問題があるというわけではなく、立ち位置としてはフラットもしくはポジティブな状態にある人ということになります。 フラットな状態をポジティブに、もしくはさらにポジティブに導いていくためにあるのが「コーチング」というわけです。 カウンセリングもコーチングも「現在より相談者の状態が良くなることを目指す」という目的は同じですが、受けるべき対象者にはかなりの違いがありますね。

2.扱われるテーマと会話の流れ

カウンセリングの目的は、クライエントの抱えている「問題の解決」をしていくことにあります。 そのためカウンセリングにおける会話の流れは、原則として以下のような形を取ることが多いです。

【カウンセリングでの会話の流れ】


現在の状況の把握



問題の明確化



問題解決のために何がネックとなっているのか?



ネックを取り除くために何ができるのか?



問題解決のために今、始められることは何か?

しかしコーチングの場合、その目的はクライエントの持つ「夢・目標の達成」にあります。 そのため話の流れもカウンセリングの場合とは異なり、以下のような形を取られる傾向が見られます。

【コーチングでの会話の流れ】


理想の明確化(目標・夢をハッキリとした形にする)



現在の状況の把握



夢・目標と現在の状況の差(ギャップ)を明確にする



夢・目標到達の障害となっているのは何か?



計画の具体化(夢・目標到達のためにできることは何か?)

3.アプローチの方向性

カウンセリングでは現在の心の問題を解決するために、クライエントの「過去」の問題を探っていきます。例えば心理的外傷(トラウマ)となるような出来事があったのか、幼少期の家庭環境はどうだったのか…現在の心の問題が生まれる要因を探り、それを癒やすことによって、現在の精神状況の改善を図っていく形です。アプローチの方向性としては、「過去の自分→現在の自分」という順番になります。

これに対し、コーチングではまず探っていくのは「未来の自分」です。どんな人間になりたいのか?理想とする形はあるのか?様々な質問からクライエントの描く「未来像」を明確にしていきます。そして未来像に近づくために「現在の自分」が何をすれば良いのかを考えていくわけですね。アプローチの方向性としては「未来の自分→現在の自分」という順番を取っていきます。

いずれも「現在の自分」をより良いものにするという最終目的は同じなのですが、目を向けるべき方向性には大きな違いが見られます。

おわりに

その目的や方向性が大きく異る「カウンセリング」と「コーチング」。しかしいずれにも共通する部分ももちろんあります。そのひとつには「一方的な指導・アドバイスをするものではない」という点が挙げられるでしょう。カウンセリングではクライエントの悩みを受け止めるため、徹底して相手の話を聴く傾聴の姿勢が求められます。またコーチングでは様々な質問から相手の理想像を引き出し、相談者本人に能動的に回答を考えさせることが大切です。いずれにしても、カウンセリング・コーチングを行う側に高いコミュニケーションスキルが必要となることには変わりがありません。

今後日本での「コーチング」の認知度・必要性が上がるにつれ、コーチングスキルを持った専門家の需要も高まっていくことが予測されています。

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