更新日 2024年09月03日 | カテゴリ: 人間関係を良くしたい
職場やご近所付き合い、お稽古事等、人間は生きていく上で様々な「人間関係」に囲まれていますよね。
このような人間関係について、わざわざ関係を荒立てようとする人はほとんど居ません。
相手に対して好意的にふるまい、相手に良く思われたい…というのは、誰もが考えるところです。
しかし、人は誰かと話している時に気づかぬうちに「緊張感」や「警戒感」を持ち、これを相手に「態度」で示してしまっていることがあります。これが相手に無意識のうちに察知され、自分と相手との間に「心の壁」が生まれてしまうのです。
リラックスと好意を相手に無意識に与えることができる「態度」のコツを抑えておきましょう。「上手に人間関係を築こう」とすると、ついつい私達は「話す話題」の方に目が向いて行きがちですね。
その場を盛り上げる話題はあるだろうか、相手にこんなことを言っても大丈夫だろうか…等など「会話の内容」に気を配っているという人は多い筈です。
ところが……人が人と話している時、相手の印象を決める要素として、会話の「内容」は実はあまり重要ではないと言われています。
実際、会話内容が相手のイメージを決定する力は全体の30%以下なのです。
では残りの70%は?というと、「言葉では無い部分」ということになります。
例えば声の抑揚や高低、話すスピード、そして「ボディ・ランゲージ」が、相手に大きな印象を与えています。
このような言葉を伴わない相手への印象付けのことは「ノンバーバル・コミュニケーション」と呼ばれますが、特に日本ではこの言語を伴わないメッセージの重要性がまだ気づかれていないことが多いのです。
何人かの人と話したり、相手と向かい合って話している時、あなたはどんな「ポーズ」で相手と話をしていますか?
人間は、「相手の言うことを鵜呑みにすまい」「相手のことをすぐに信用してはいけない」という警戒感を持っている時、つい「腕組み」や「足を組む」というポーズを取ってしまいがちです。
実際、路面で物販販売をしている人たちの間では「腕組みをする客はものを買わない」という定説があります。
もちろん、路面でフラフラと物を買ってしまうのは問題ですが……
「親しくなりたい人」に対して、このような「警戒」のポーズを見せてしまうのは良いことではありません。
話している相手も、あなたのこの「警戒感」をポーズから無視域のうちに察知し、「信用されていない」「拒まれている」と感じてしまいます。
腕や足を組まず、相手に対して「開いた体」を見せることが「あなたに向かって心をひらいています」という状態を示すことになるのです。
例えば上司や同僚と話している時、そっぽを向いて話すと言う人は居ないはず。
「顔と顔、目と目を合わせて話すことが大切」ということは、昔からよく言われていますし、意識して行っている人も多いことでしょう。
元々「首より上」の部分には、人間は「意識管理」がしやすくなっているのです。
ところが、「無意識」が非常にあらわれやすいのが、体の末端、つまり「手先」「足先」です。
「この人が苦手だ」と感じていると、人は体の上半身は相手に向けていても、いつしか足先(爪先)を開き、「相手ではない方向」へと向けていきます。
そしてこの状態が徐々に下半身、そして上半身へと影響し、「相手に正面を向いていない」状態へと移行していくのです。爪先や体が相手に向いていない状態とは、「相手に興味が無い」「相手を敬遠している」メッセージを強く話相手に印象付けてしまいます。
話し相手に対しては必ず「足の爪先」をそちらに向けるようにしてみましょう。
人との関係について「うまくいかせなくては」「場を盛り上げなくては」と強迫的に考えてしまう人は、「態度」にその緊張感があらわれてしまいがち。
その「焦り」や「緊張」が相手にノンバーバルコミュニケーションで伝わり、場が冷めると余計に緊張する…という悪循環に陥ってしまいます。
まずは自分が「リラックスした状態」を、態度から作ってみましょう。
体を開き、相手に足先を向けるだけで、態度から自分の「心の在り方」も少しずつ変えていくことができます。
「好意的な態度」を取ることは、相手にも無意識に好感を持たれることに繋がるのです。
はじめのうちはなかなかうまくいかなかったり、無意識に「クセ」が出てしまうかもしれませんが、徐々に慣れてゆくことができますよ。
さっそく今日から「好意的な態度」を取ることを始めてみましょう!
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