自分を変えるなら、まず「服」から!「外見変化」が与える3つの効果

更新日 2016年06月24日 |
カテゴリ: 自分を変えたい
自分を変えるなら、まず「服」から!「外見変化」が与える3つの効果

「会社の制服を着ると、背筋がピンと伸びる気がする」「和服を着た女性は、みんなおしとやかに見える…」こんな経験、誰しもあるのではないでしょうか?

「服」や「髪型」は、私達の心理状況に対して自分自身が思っている以上に大きな影響を及ぼしています。「今の自分」に満足できていない、「理想の自分」になりたい…こんな思いがあるのなら、まずは「外見」から変えるという手もありますよ。

ここでは外見変化が与える心理効果について紹介していきましょう。

1. 服が変わると「ペルソナ」が変わる

心理学者カール・グスタフ・ユングは、私達の外的側面となる心理のことを「ペルソナ」と名づけました。

「外的側面」と言うとなんだかちょっとむずかしいですが、カンタンに言えば「外側(周囲に向けた顔)」と言っても良いでしょう。 もともと「ペルソナ」とは「仮面」という意味があります。

私達は日々、無意識のうちに様々な「心の仮面」を付けているんです。

例えば日中、会社にいる時には「会社員」という仮面を。
帰り道にお店によれば「客」という仮面を付けることになります。
家に帰れば「母親」や「父親」という仮面を被る人ももちろん多いですよね。

このペルソナを作る要因のひとつとなっているのが「衣装(服装)」です。

例えば、女性的な柔らかな素材のスカートやワンピースを着用した時、女性は無意識のうちにパンツルックよりもやわらかな歩き方をします。

つまり「女性的な雰囲気を持った女性」というペルソナをかぶったわけですね。

前述の会社員の制服なども同様で、キッチリとネクタイを締めた人は「まじめでキチンとした会社員」というペルソナを身につけるわけです。

服装によってペルソナが変わった人は、意識的/無意識的に振る舞い・言動を変えていきます。

これを利用するために、まずは「自分がなりたい自分」の服装を選んでみましょう。

2. ペルソナが変われば周囲も変わる

服装によって「ペルソナ」が変わると、周囲の対応も変わってきます。

よく私達は「見かけで人を判断してはいけない」と言いますが、実際には私達は相手の80%を「外見で判断」しているんです。

「優しそうな人」「自信家」「男らしい/女らしい」等など、様々な判断は外見・仕草によって決定されています。

例えば「上役になったのに、いまひとつ威厳が持てない」という悩みを持っていた人がいるとしましょう。このような時には、いかにも管理職の人が身につけるような上質なスーツや時計などの小物へとチェンジして貰います。また髪型なども同様です。

こうすることで、本人にも「上役然」としたペルソナが生まれるだけでなく、周囲も見た目で「あの人は『上の立場』に就いている人だ」と感じます。

すると、例えば飲食店の人や取引先など「周囲の人間」が彼を「上に居る役割の人」として丁寧に扱うようになるのです。

このような扱いを受けていくうちに、人は徐々に「上役」として扱われることに慣れ、これに応じた振る舞いをしていきます。この繰り返しが彼自身の中に「自分は上役である」という自信を生み、威厳と自信がある態度へと変わっていくというわけですね。

中世の時代には、「しとやかな姫君に育てるには『姫』として扱うことが重要だ」と言われてきたのだとか。

これもまさに「ペルソナに合わせた振る舞いを周囲が行った結果」の一例であると言えるでしょう。

3. 行動によって「性格」も変えられる

服装の変化、それによる周囲の変化は、本人の行動や態度に徐々に影響を及ぼしていきます。

その場、その場で服装や周囲からの期待に応える振る舞いを意識的/無意識的に繰り返すうちに、より自分のペルソナに合った行動を選べるようになっていくのです。

このような「周囲の期待に応えた行動」を、心理学では「役割行動」と呼んでいます。

「それは単に見かけと行動が変わるだけなのでは?」と感じた人もいるのではないでしょうか。

ところが、人間の仕草や行動は、その本来の性格(内的側面)へもしっかり影響を与えるのです。

心理学の調査では、何かを発言する時、背中を丸めて目線を聴衆から外した状態(A)と背筋を伸ばし、聴衆へと余裕を持って目を向ける状態(B)という2つの姿勢を意図的に作って貰い、2回スピーチを行わせるというテストを行っています。

この調査結果では、「自信があるように振る舞った」人の方が、圧倒的に自分の発言内容について「正しく、良いことを言えた」と自信を持っていることがわかったのです。

反対にオドオドと見える態度に振る舞った人たちは、その内容如何に関わらず「何か間違ったことを言った気がする」と感じていたのだとか。

行動による自信や意識変化の繰り返しは、徐々に本来の性格にも根付いていくというわけですね。

おわりに

「理想の自分」がまだわからない時には、「あんな人になれたらいいな」と感じる誰か(芸能人などでもOK)を対象とするのも手です。

その人自身が「本当に理想の形かどうか」は問題ではありません。

あなたが欲しいと思うペルソナを持っている人、それを真似させて貰うというわけですね。

明るい人、にこやかな人、優しい人、自信がある人…「理想の私」に一歩近づくために、まずは「外面」から変えてみてはいかがでしょうか。

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