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生まれ順が知性・性格に与える影響は極小!イリノイ大学の大規模研究で判明

更新日 2016年12月14日 |
カテゴリ: 子育て・家族関係
生まれ順が知性・性格に与える影響は極小!イリノイ大学の大規模研究で判明

「長女だから責任感が強くて」
「末っ子だから甘えん坊なんです」
「真ん中だからちょっと変わってるかもしれません」

こんな会話をしたことがある方は多いのではないでしょうか。このように出生の順番でパーソナリティが影響を受ける、というのは血液型と性格の関係同様、まことしやかに語られています。

有名なところではアルフレッド・アドラーは「第1子は責任感が強くリーダーシップがあり、第2子は自立的で、末っ子は甘えん坊で生意気」という理論を持っていましたし、その後も多くの心理学者が議論を重ねてきたテーマでもあります。影響があるという研究もあれば、ないという研究も発表されてきました。今回は、非常にサンプル数が大きく信頼性の高い研究で、「生まれ順の影響は、無視できる程度」ということが証明されました。

「生まれ順と性格は極小」が証明された

今回 「兄弟姉妹の生まれ順によって、頭のよさや性格に影響があるのか」に関する大規模研究が行われました。イリノイ大学が37万7千人の高校生を調査した研究によれば、

・第1子はその他の子と比べてIQが高い
・第1子は協調性・外向性があり、誠実性が高い
と、一般的なイメージを支持する結果になりました。……ですが、その違いは極めて小さなもので、IQの差はわずか1ポイント。協調性・外向性・誠実性の指標についても、相関係数は0.02と「二人を並べても違いが分かる人は居ない」程度の差しかなかったのです。

思い込みを支える「確証バイアス」

実験により、生まれ順と知性・性格の相関が「他人が見ても違いはわからず、無視できる程度に小さなものである」ということが証明されました。通常の会話でも頻繁に出てくる「長男っぽい」「末っ子っぽい」というのは「A型っぽい」「B型っぽい」と言う血液型占いに根拠がないのと同様、先入観によるステレオタイプ以上のものではないということです。

でも、実際に血液型占いや、「末っ子っぽい」などの印象は当たっている気がする、という方も多いことでしょう。ここで登場するのが「確証バイアス」という心理学の概念です。

確証バイアスとは、自分がもともと持っている信念を検証するときに、それに合致する情報ばかりを記憶にとどめ、反証となる情報を無視してしまう傾向です。つまり、都合のいいことだけをキャッチし、覚えている傾向があるということです。その結果、自分の信念に合致する事象が生起する確率を高く見積もってしまったりするのです。

B型っぽいB型の人や、長男っぽい長男ももちろん存在します。そういった人を見るたびに、「やっぱり」と記憶に蓄積していくのですね。

これは人間がもともと持っている傾向ですから、中立にものごとを判断するのは、実はとても難しいことです。「自分は思い込みなんて持っていない!」と思っていても、実はこのような「認知バイアス」に支配されていることもあるかもしれませんよ。

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