更新日 2024年08月21日 | カテゴリ: うつ病・憂うつな気分
ゆっくりと休んだり、楽しく遊んだりした日曜日の夕方、「ああ、もう週末が終わるんだ、明日会社にいくのが憂鬱」と感じている人は少なくありません。
ちょうどこの時間に放映されているTVアニメの番組名を取って『サザエさん症候群』と呼ばれていることもあります。
また最近では、もう少し遅い深夜番組の番組名で『ガキ使症候群』なんて言われることも。
一週間のうちの日曜の夜から月曜日という長い期間を憂鬱かつダラダラとした気分で過ごしていては、「一生の1/7」をソンしているのも同じこと。
ここでは月曜日をスッキリと迎えるためのメソッドを紹介していきます。
憂鬱な気分になっている時、人間はその正体(原因)をより大きく捉えてしまいがちです。
「面倒くさい」「疲れそう」等という「ふわふわとした負のイメージ」ばかりが先に立ち、余計に心がやる気を失ってしまうというわけですね。
こんな時には敢えて手帳を開き、今週のスケジュールを組んでしまいましょう。
つまり日曜日の夕方か深夜に、1週間の予定を組むのです。
「休日に仕事のことなんか考えたくない!」という人もいるかもしれませんが、予定をたてる作業は10分でOKです。
この「予定をたてる」という作業を行うことで、行うべきタスクが明確になるもの。
心理学の調査では、タスクを明確に書きだすことで必要以上に大きく捉えていた「予想する恐怖感・徒労感」が小さくなることが判明しています。
「なんとなく憂鬱だ」という気分のままで月曜日の朝を迎えるよりも、スッキリとした日曜日の夜の眠りと、朝の目覚めを迎えられるというわけです。
スケジュールを立てるときには、「そういればアレもするんだっけ…」とやたらにアレコレ盛り込む必要はありません。
やるべきこと、必須のことだけを優先順位をつけて書き込みます。
特に月曜日の予定は、週末の休みがある分、連絡などに時間をとられがち。
ですから、月曜日の予定は最低限に抑えるようにしてみましょう。
情報をミニマムにすることで「こんなにやらなくてはいけない」ではなく「これだけやればOK」という感覚に自分を持っていきます。
また1週間の予定の中には、2つ3つ「楽しみなこと」をプライベートなどに盛り込んでみてください。
例えば「帰宅したらいつもより贅沢なビールを飲む」など、ほんの小さなことでもOKです。
月曜日の夜に1回、週末にかけて1回と最低限2回の褒賞(ご褒美)を自分に与えます。
もちろんこれは、飲み会やイベントなどでもOKです。
「楽しみなことがある」という状況は、小さなものでも人の心に大きなやる気を与えます。
スケジュールを立てることは、心を軽くさせ、やる気を出すだけではありません。
人間の脳は睡眠という過程を経ることで、より情報をスッキリと整頓することができます。
例えば「暗記」をする場合、覚えてからすぐに眠ることで情報が海馬(短期記憶)から大脳(長期記憶)へと適切に受け渡しされ、一度覚えた情報を忘れなくなるのです。
日曜の夜という前日に予定を組んでおくと、その日の朝から「これとこれをやればいい」というように脳が記憶をしていてくれます。
また脳が「起きたら仕事に行く」という情報をすでに受け入れているため、朝の行動などでも「休日から平日」へのスイッチの切替を早く行えるのです。
その分、予定を着実にスムーズに進められ「月曜日がバタバタする」という経験も減ります。
このような「月曜日がスムーズに済んだ」という経験は、人の心に成功体験として捉えられるもの。
毎週繰り返して「スケジュールの組み立て→スムーズな月曜日」という経験が蓄えられるうちに、「日曜日の夜が憂鬱」という気持ち自体も軽減することができるのです。
今回のメソッドを読んでみて「休日に仕事のことを考えるなんて嫌だなあ」と思った人もいるはず。
しかしたった10分のメソッドで、その後の睡眠時間を含む10時間、もしくは月曜日を入れた20時間近くの快適度が変わってきます。
10時間~20時間以上をモヤモヤとした気分で過ごすか、10分でスッキリした気持ちを手に入れるか…
「一度やってみる価値はある」と言えるのではないでしょうか?
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