更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 習慣を変えたい
「このネクタイをつけると、なんだか良いことが起こる気がする」
「あの店の前を通るとラッキーなことが起こる」…こんなジンクス、聞いたことがありませんか?
「ジンクスなんて、非科学的」と感じる人も多いかもしれませんね。
ところが「良いジンクス」を味方につければ、自分を成功へと導くこともできてしまうんです。
ここでは自分を良い方向へと導く「ジンクス」について紹介していきます。
「Aという事象があれば、Bという結果に結びつく」…ジンクスの考え方は、基本的にこのようなものですね。
もちろん、必ずしも「A=B」というハッキリとした確証があるわけではありません。
「そんなことは無い、Aがあれば絶対にBになるんだ!」と盲目的に信じる人もいるかもしれませんが、これは「確証バイアス」という心の働きがなせるわざ。
「Aがある時、Bになっている」という情報ばかりを無意識に引き寄せて、「Bになっていない」時を考慮していない状態なんです。
「では、ジンクスなんて意味が無いのでは?」と思う人もいることでしょう。
でも、そんなことは無いのです。
「Aというジンクスがあれば、自分はうまくやれる」
「Aというジンクスがあれば、きっと成功できる」と感じることは、自分に対して「プラスの自己暗示」をかけていることになります。
確証バイアスをうまく利用して、「自分は成功するに決まっている」と思わせてしまうというわけですね。
このジンクス、上手に使いこなしている人は実はたくさん居るのです。
ジンクスを上手に利用している人たちの代表例が、スポーツ選手たち。
野球選手や力士の中には、さまざまな「勝利のジンクス(習慣)」を生活に持ち込んでいる人が大勢居ます。
勝利のジンクスの代表例は以下のようなものです。
・前日の夕食・当日の朝食メニュー
・着用する小物・まわしなどのユニフォーム
・朝に行う当日練習の内容
このようなジンクスを自分に課している時、スポーツ選手たちは「勝った時の経験」を思い出していると言います。
勝った時の経験とは、心理学でいうところの「成功体験」というものです。
成功をしたイメージを如実に思い浮かべ、「このジンクスを行っているから、自分はまたあの経験を掴める」と脳に刻み込んでいると言えます。
スポーツ選手は日々「結果」を求められるわけですし、結果が多くの聴衆の目に止まります。
そのストレスと言えば、私達の想像を絶するものとなることでしょう。
このストレスを跳ね返し、自分の勝利を信じるための「拠り所」としてジンクスを扱っているわけです。
このような勝利ジンクスを使えるのは、もちろんスポーツ選手に限りません。
私達の日々の生活の中にも、ジンクスを盛り込めるところは多々あります。
私達が日常生活の中にジンクスを取り入れる場合、なるべく「日常的に行えるもの」であることが大切です。 やたらに高い外食であるとか、滅多に見られない事象(例えば虹など)を「幸運のジンクス」としてしまえば、なかなか「幸運・勝利が訪れない」ということになってしまいますよね。
またネクタイのような「特定の物品」については、万一の破損や紛失などのトラブルが起こった際、「ジンクスが無くなってしまった」とマイナスの印象付けを起こしてしまう可能性も考えられます。
そのため「日常生活の行動」をジンクスにするのがオススメです。
例えば、「大切な日には、エスカレーターを使わずに階段を使う」というのもアリ。
「階段を登りおわるとき、必ず右足(左足)で上がり切る」というのも、ジンクスのひとつです。
前日の入浴の作法や時間を決めてみる、朝にラジオ体操を行うというのも良いでしょう。
最初はカンタンなものでも十分ですが、上記のような「体操」「入浴」と言った少し時間がかかる行動をジンクスにすると、その間ずっと「成功イメージ」を頭に描き続けるため、よりポジティブな気持ちを得ることができます。
「これをやったから、今日もきっとうまくいく」--そう考えられる習慣付けが、あなたの毎日をより良い方向性へと導いていくのです。
「これをやっておけば自分は大丈夫」という心の拠り所・ジンクスは、大切な局面に差し掛かった時の人間の緊張や不安を軽減させてくれます。
自分にピッタリのジンクスを見つけておけば、これからの人生の難局を乗り越えることも難しくありません。
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