【あなたは大丈夫?】「アルコール」「タバコ」だけじゃない?様々な「食品依存症」とは

更新日 2023年05月18日 | カテゴリ: 習慣を変えたい

「アルコール依存症(アルコール中毒)」や「ニコチン依存症」については多くの人がその存在を知っていますよね。
このような依存症については「自分には関係の無い話だ」と思っている人が多いのではないでしょうか?

ところが、最近では様々な食品・飲料においても「依存傾向」を持つ人が増えているのです。
「甘いものが無いとガマンできない」「スナック菓子をついつい一袋食べてしまった…」こんな経験ありませんか?

ここでは様々な食品依存について紹介をしていきます。

1. 「依存症」になりやすい食品とは?

依存症になりやすい食品としては、現在以下のようなものが挙げられています。

・砂糖・糖分の多い菓子類
砂糖を摂取すると、セロトニンなどの幸福感を得る脳内伝達物質が多く分泌されます。
この「幸福感」を快感と覚え、「砂糖依存症」となるケースは少なくありません。

・ピザ・菓子パン・スナック菓子などの加工食品類
加工された食品類は体内への吸収力が速く、また炭水化物の中に含まれる糖類が砂糖摂取と同じ効果をもたらすため、依存性を高くすると考えられています。

・コーヒー・ココア・チョコレートなどのカフェイン類
カフェイン類は身体に刺激を与え一時的な覚醒状態をもたらしますが、この刺激に依存する傾向も見られます。

・香辛料類
カフェイン類と同様、タバスコや七味唐辛子と言った香辛料の刺激に依存する人もいます。

・炭酸飲料水
炭酸による口内の刺激、多量の糖分を得ることによる幸福感に依存する傾向が見られます。
菓子類よりも糖分の摂取に無自覚であることが多く、自分が砂糖依存だと気づいていないケースも少なくありません。

・野菜・果物・健康食品類
「一見すると体に良さそうなもの」を多量に摂取するという依存傾向もあります。
拒食症や過食症の状態から「これなら多量に食べても良い」という認識を持ち、過食の症状を悪化させるケースもあります。

2. 「もしかしたら依存症かも?」と思ったら

「自分はどうかな?」と思ったら、まずはよく食べてしまう食品をひとつ思い描き、それについて以下のチェックリストに答えてみましょう。

1 )その食品が無い状態(すぐに手に入らない状態)、それを食べていない状態を不安に思う
2 )特におなかが空いていなくても、ついその食品を口にしてしまう
3 )食べてしまった後に「また食べてしまった」と軽い罪悪感を持ったり、「自分はダメだ」と自分を責めることがある
4 )すでにその食品を控えようとした経験があり、それに失敗している
5 )仕事や作業、用事などの合間にその食品を摂取したいあまり、仕事や作業より食べる行為を優先させたことがある
6 )その食品を摂取することによって、身体や心、仕事や周囲との人間関係に何らかの問題が出ている
7 )1ヶ月前・3ヶ月前・6ヶ月前などと比較した場合、その食品の摂取量が増えている(従来の摂取量では満足できない)

上記7つの質問について、半数以上にチェックが入るようであれば注意信号。
また1 )~5 )の設問については、その頻度も問題になります。
月に1度程度ということであれば軽度と言えますが、週に1度、さらに毎日ということになればより依存性は高いということになるのです。

特に身体に何らかの異常が感じられる、生活・人間関係に支障を来しているという場合には、早期の対処が必要となります。

3. 食品依存から脱却するコツは?

様々な食品依存に陥る原因としては、ストレスの解消・幸福感の追求と言った心理的原因も大きく影響を与えています。 食品依存から脱却するには、まず生活を見直すことから始めてみましょう。

・睡眠時間を一定にする
就寝・起床時間をできるだけ毎日同じように設定し、安定した睡眠時間を確保しましょう。

・マッサージや入浴などで身体ストレスを解消する
身体疲労を払拭しようとするあまり、食品依存に陥るケースも少なくありません。
ゆっくりとした入浴やマッサージ等を生活習慣とし、体の疲れを取りましょう。
休日の予定を減らし、体を一度しっかりと休めることも必要です。

・定期的な運動を取り入れる
ストレスの解消のために、軽い運動を取り入れてみましょう。
必ずしも激しい運動をする必要は無く、軽い散歩やジョギングと言ったものからスタートしても十分です。

・食生活の見直しを行う
栄養状態の偏りが食品依存をもたらしているケースも少なくありません。
特にビタミン・ミネラルを天然の素材できちんと摂取できる食事をきちんと1日3回食べる習慣を付けましょう。
朝食を取らない、食事を抜く、食事時間が一定しないと言った習慣がある場合はその点を早めに改善します。

おわりに

食品依存は肥満や糖尿病、内臓疾患、拒食症・過食症と言った様々な肉体的な問題を引き起こす可能性が高いため、可能な限り早い対処を行うことが必要です。

「依存症かもしれない」という自覚を持つことが依存症脱却からの第一歩となります。
また自分一人では依存を断ち切れない場合や、すでに心身の問題が顕在化している場合には、カウンセリングや専門家の治療を受けてみましょう。

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