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「察してちゃん」になってませんか?気をつけるべき3つのポイント

更新日 2016年12月14日 |
カテゴリ: 人間関係を良くしたい
「察してちゃん」になってませんか?気をつけるべき3つのポイント

最近、インターネットでよく見かけるようになった言葉が「察してちゃん」。

本音を言わずに建前で良い顔を続けたり自分の意見を言わず、内心では不満やストレスを貯めている人のことを指す言葉です。
その愚痴をネットなどで発散させていたり、時には不満が爆発し、大きな怒りを相手にぶつけてしまうことも少なく無い様子。

ここではなぜ『察してちゃん』になってしまうのか…という心理的側面についてポイントを抑えて紹介していきます。

1. 「表情・態度」ですべてを伝えるのは無理

人間のコミュニケーションには、言語的コミュニケーション(バーバル・コミュニケーション)と非言語的コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)があります。
このような用語を使うとちょっと難しく感じられますが、カンタンに言えば「言葉に出す表現」と、「態度・声色・姿勢・表情」といった違いです。

人間はある程度であれば、このノンバーバルコミュニケーション(態度や声色)で相手の感情や状態を推し量ることができます。
しかし、非言語的コミュニケーションの問題点は「相手に正確には伝わらないことが非常に多い」という点です。
例えば相手の表情が不満気ならば「怒っているようだ」という断片的な情報は伝わりますが、その「原因」まではわかりませんね。

いわゆる『察してちゃん』とは、このような非言語コミュニケーションを過大視する傾向があります。
「自分の態度・表情だけで、相手が自分の不満の原因がわかるはずだ」と考えてしまうのです。

やんわりと拒否した『つもり』、無言という態度で拒否した『つもり』などなど、自分の意思・要望を言語にして表すことを回避しようとするケースが少なくありません。
また言語的コミュニケーションにおいても、直接的な表現をできるかぎり避けて、「相手に推し量って貰おう」と考えてしまいます。

2. 「理想の自分」を高い位置に置いていませんか?

自分の意見や要望を言葉に出すのは嫌だ…なぜこのような回避傾向が見られるのでしょうか。
様々な要因がありますが、その一つには、「自分をワガママな人間だ、嫌な人間だと思いたくない」という理由があると言えるでしょう。

心理学者ジョハリは人間には4つの自己があると考え、そのうちの一つ、「自分からも他人からもわかっている自己」を「開放の窓=公開された自己」であると定義しました。
「公開された自己」とは、カンタンに言えば「自分はこんな性格だと捉え、人に見せている部分」というわけですね。

『察して欲しい』と考える人は、自分が認める自分の性格について、多くの場合理想を高く置いています。
例えば「心が広い」「相手を拒否しない」「優しい」「ワガママを言わない」と言った具合です。

しかしもちろん、誰にでも主張や不満、拒否をしたい時は起こりうるもの。
このような時、自己の理想を高く掲げている人ほど「目立った主張をしない状態で、自分の主張を通したい」と考えてしまうのです。
そのため言葉ではハッキリと主張を述べないままに、不満を心で抱え続けることになってしまいます。

特に日本の場合、「女は主張をしない方が良い・従順な方が良い」と言った文化が長く続いていたため、現在もこのような「女性らしくなければならない」と言う理想に囚われているケースも散見しているようです。
また男性の場合には「男がゴチャゴチャ言うのはいけない」と言った固定観念に囚われていることもあります。

3. 長期的な「察して」が好感度を下げ続ける

口では「いいよ、わかった」と言いながら、表情は不満顔で肩を怒らせている…このような状態は、言語と態度が一致していない状態ですね。
言語的コミュニケーション方法と非言語的コミュニケーション方法が一致していない時、その表現を受け取った相手はひどく混乱し、不安を感じます。

不安を解消しようと、相手は「どうしたの?」など、一致しない態度を取る人のことを思いやりますよね。
このような「言葉と態度が一致しないこと」は「ダブルバインド」と呼ばれており、短期的であれば人の興味や関心を掴むテクニックとしても使うことができます。
一時的には相手からの「心配」や「思いやり」を得ることができる…この経験が『察してちゃん』を作りやすいとも言えるでしょう。

しかし、繰り返しこのダブルバインドが行われたり、長期的なものとなると、その態度を受け続けた相手は混乱と不安が続くあまり精神的に疲弊します。
そして、ダブルバインドの態度を取る相手(察して欲しいと願う人)に対する好感度を著しく下げていくのです。

好感度が下がった状態では、非言語的コミュニケーション(態度)から意見や主張を読み取ろうとする努力も放棄されます。
お互いに歩み寄りが無い状態、コミュニケーションが断絶した状態となり、最悪の場合には人間関係が崩壊してしまうこともあるのです。

おわりに

解消されない不満や主張は、心のなかで消えることなく溜まっていきがち。
そのため溜まりきった主張や不満をぶつける頃には、相手が驚くような怒り、人間関係の断絶と言った事態に発展してしまいます。
「私は●●したい」という気持ちを、できるだけ直接的に言葉で伝える習慣を付けてみましょう。
その習慣付けは自分のストレスを軽減するだけでなく、長期的に見れば周囲との人間関係を良好に保つものとなるはずです。

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