更新日 2024年09月03日 | カテゴリ: 人間関係を良くしたい
男性でも女性でも、異性・同性を問わずに好かれる人って居ますよね。 異性の場合には「モテる人」ということになりますが、「友達が多い人」「誰にでも好かれる人」という同性からの支持が多い人もいるものです。「モテる術」「人に好かれる術」というと、「自分からの行動や仕草」や「容姿」が問題に取り上げられがち。
しかし実は「好かれる人」には別の共通点があることが心理学ではわかっています。 それが「相手からの『言葉にしないメッセージ』を読み取る力」の強さなんですね。 ここでは人から好かれるための「相手の態度を読み取る力」について紹介をしていきましょう。
まずはいくつかの例を紹介していきます。 次の質問に答えてみてくださいね。
1 )あなたは相手に「Aという場所に一緒に行きたい」と依頼をしました。
相手は両手を頭の後ろに組んで「いいよ」と了承しています。
相手はあなたと一緒にAという場所に行きたいと考えているでしょうか?
2 )相手があなたの話を軽く目を閉じて聞いています。
相手はあなたの話を真剣に聞いているのでしょうか?
3 )相手はあなたの話に大きく頷き「うんうん、わかるわかる、そうだよね」と3回以上頷きました。
相手はあなたの話に共感し、同調してくれているでしょうか?
上記3つの質問、実は全て答えは「NO」。 頭を後ろに組んだり、目を閉じたり、必要以上に大きく複数回頷く行為は、全て相手を拒絶していたり、その話題を否定する時に行う姿勢です。
私たちは無意識のうちに「言葉」ではなく「態度や声色、姿勢」という非言語的コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)を行っています。 そしてこのノンバーバルコミュニケーションを読み取る力こそが、コミュニケーション能力ではキーポイントとなるのです。
モテる人、好かれる人は、上記のような相手の態度や姿勢にとても敏感です。 前述の質問で引き続き考えていきましょう。
1 )の「Aという場所に一緒に行きたい」という自分の側の要望に対して、相手の反応が「良くない」と感じたら、「好かれる人」は即座に「その要望内容が修正できるかどうか」を考えます。 「それともBにする?」と代替案を出したり、潔く提案を引っ込めたりと、相手の出方を見ながら要望を変えていくのです。 2 )や3 )のように相手がその内容に興味を感じていない、否定的だという態度が見られた場合、「好かれる人」は自然と話題を別のものに移していきます。 相手が身を乗り出して聞いてくる、くつろいだ姿勢を取るなどの「本当に興味を持てる話題」へと話を変えていくわけです。
好かれる人、モテる人は、相手の言っている「言葉」だけに囚われません。 意識的/無意識的に相手の「ホンネ」を読み取り、「相手が望む最適な状況」を即座に与えているのですね。 相手の「ホンネ」に寄り添う形を取るのですから、相手はその状況を快適に感じ、好意を持つことになります。
反対に相手の「言葉だけ」に囚われ、「良いと言ったから」「にこやかに話を聞いてくれていたから」と考えてしまう人は、相手にストレスや不満を溜めさせることに。 「相手の感情を読み取れない鈍感さ」は、「悪い人ではないのだろうけれど『好き』にはなれない」という評価を下されがちなのです。
「急に言われても、相手の姿勢や態度から感情を読むなんてできない!」と感じてしまう人も多いはず。 もちろん、相手からのノンバーバルコミュニケーションを読み取る能力の差には、或る程度環境や才能、天性のものが左右することもあります。
しかし、「相手の態度から感情が読むのが苦手」という人にはひとつの傾向が見られるようです。 それが「相手のことを見ていない」というもの。 話をしている時、「自分が面白いことが言えているだろうか」「自分が変に思われていないだろうか」等、注目の対象が「自分」になってしまっている人ほど、ノンバーバルコミュニケーションによるメッセージを受け取りにくいと考えられています。
まずは「好かれよう!」と力んで自分を演出するのではなく、「相手のことをじっくり観察する」というところから始めてみましょう。 相手の視線の向きや手の動き、体の向きなどに目を配ることで、相手の「言葉」だけにとらわれることが少なくなりますよ。
インターネットでのバーチャルな人間関係においては、このような「ノンバーバルコミュニケーション」のメッセージを読み取る練習はほとんどできません。 そのため現在、非言語的なメッセージを受け取る力が弱い人が増えているとも考えられています。 しかし今後も人間同士のコミュニケーションにおいて、非言語的会話能力が不要となることはありません。 人間関係を円滑に進めていく上で、「態度・声色」と言った非言語的コミュニケーションを重視する姿勢を見せれば、あなたの周囲との人間関係も大きく変わっていくことでしょう。
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