更新日 2024年09月03日 | カテゴリ: 人間関係を良くしたい
クリスマスやお誕生日、そしてお中元・お歳暮など、人に「贈り物」をするイベントは年に何度もありますね。 贈り物をすることは、心理学的に見ていくと親しさや交友の証を「モノ」であらわす行為とも言えます。 ところが贈り物のセレクトを間違えたり、お礼を怠ったことで人間関係が悪化してしまう…なんてトラブルもある様子。 ここでは贈り物やプレゼントをする時や贈られた時に気をつけておきたいポイントについてご紹介していきましょう。
異性の会社の同僚や上司、仲間内などの相手へのプレゼントで「食べ物だとありきたりだし…」ということで、ちょっとしたお礼として靴下やハンカチ、ネクタイなどを選ぶという人は多い様子。 ところが身近に付けるネクタイや靴下などの贈り物には、その心理の奥に「自分好みになってほしい」という支配的な心理が隠されていることもあります。
このような心理は「贈り物を受け取った相手」にはあまり伝わらないことも多いのですが、贈られた相手に恋人や配偶者などのパートナーが居る場合、その人はこの「支配的な感覚」を敏感に察知するものです。 そのため、「ほんの気持ちのつもりだったプレゼント」が、相手のカップルの関係にヒビを入れてしまった…なんてケースも少なくありません。
相手が既婚者であったり、決まった恋人がいるという人の場合には「家族で楽しめるもの」「二人で楽しめるもの」を選んだほうが無難。 そうすることで、「家族ごと仲良くしたいと考えている」「相手の家族関係・恋人関係を尊重している」というアピールをすることにも繋がります。
「友達や同僚のお子さんにプレゼントを贈ったのに、お礼状が一枚来ただけでその後にはお礼も言われなかった」といった不満を抱えてしまうケースは少なくありません。 でもこのことで、「感謝の気持ちが薄い人だ」と断じてしまうのはやや早計。 子供へのプレゼントについては、本人へのプレゼントに比べると「感謝を実感する機会」が相手側に少ないのです。
贈り物が食べ物だった場合、私たちは「味覚」で「美味しい」などの喜びを感じ、それを記憶して相手への感謝の念を強めます。 また贈り物が着るものなどだった場合にも、袖を通したり触れたりすることで「使い良い」「気に入った」などと感じれば、それもまた感謝の気持ちの増強に繋がるというわけです。 このように「嬉しい、良かった」と体で感じることが多いほど、人間はそれをよく記憶するため相手への「感謝の気持ち」を口にする機会も多くなるのですね。
ところが子供向けの食べ物などの場合、「美味しかった」と言う「本人の体験」は無いことになります。 また子供向けの衣料品などの場合、サイズが合わずに翌シーズンに回されたり、成長が早いためにワンシーズンしか着用できない等のことも多く、贈られた側が「良い品だ」と実感できる機会も少なめになるのです。
ですから、「子供向けのプレゼント」を贈った場合には、「一度お礼を言われたらそれで十分」という程度に受け止めておくのが吉。 また反対にもしも自分がプレゼントを貰った立場になった場合には、「貰ったこと」を記録しておくなどして、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
地元の名産品を贈る人には、相手との人間関係に気を使ったり、「相手からの評価を得たい」という心理が強い傾向にあります。 「気を使う人」は、相手に対してそれと同等の見返りを無意識のうちに求めているもの。 つまり「贈った相手の反応」に対する期待値(お礼や賞賛の言葉が欲しいと思う気持ち)が、通常の贈り物に比べると大きいのです。
しかし期待値が大きいということは、期待が外れた時にガッカリしたり、その気持が怒りに転じる可能性も高いということ。 「相手からのお礼が来ない」「地元のおみやげを渡したのにスルーされた」等、静かなストレスを貯められてしまうことも多いというわけなんですね。
そのため「名産品」を送ってきた人に対しては、「美味しかった!」というような賞賛やお礼を早めに言っておいた方が良いということになります。 また自分が誰かに名産品を渡すときには、「お礼を期待するのは止めよう」「喜ばれなかったらそれまで」と、あまり多大な期待をかけないように意識することも大切です。
いかがだったでしょうか? 贈り物というとその価格やセンス、マナーなどに目が向いてしまいがちですが、もっとも大切なのは贈り、贈られた後の人間関係を良好に保つことです。 心理学的に見たちょっとしたポイントに気を使って、喜ばれる贈り物を選んでみてくださいね。
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