更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 自分を変えたい
「新しい冬の服、どれが良いのかわからなくなって、結局買えないままシーズンが終わってしまった」「趣味の教室を選ぼうと思ったけれど、良い教室を見つけられなくなって保留にしっぱなし」「海外旅行に行こうと思ってるけど、先延ばしにしたままでもう何年も経ってしまった」…このような「新しい行動・購入」に至れず、行動がストップしたままになってしまう人の率は年々増加傾向にあると見られています。
その理由のひとつに挙げられるのが、インターネットの普及による「情報量の多さ」。 ここでは自分に必要な情報だけを選びとり、行動に移すための考え方のヒントをご紹介していきます。
現在、インターネットで情報を収集して最終的に「行動保留」になってしまう人のパターンとしては以下の様なものが挙げられます。
・選択肢が多すぎて、絞り込むことができない
・口コミやレビューをチェックしすぎて「悪い評価」があると行動に踏み切れない
・上位機能がある商品・より良く見える選択肢に目移りし、現実的な予算等の条件をオーバーしてしまう
・「もっと値引きがあるのでは」「もっと安い選択肢が出るのでは」と考えて行動できない
この4つの傾向に共通しているのは、以下のような心理です。
・行動を起こしたことで「失敗」と感じたくない
・出来る限り「得をした」(良い選択をした)という成功体験を得たい
・誰からも悪く言われない「完璧な商品(行動)」が欲しい
多くの情報に触れるうちに、上記のような心理が邪魔をし始めて「本当に欲しかったもの」「本当に必要としているもの」がわからなくなってしまうのですね。
手始めにするのは、その商品・行動に関する情報を1週間~10日間、完全に遮断することです。 たくさん見てきた比較サイトや販売サイトなどはひとつのフォルダ等にまとめ、そのページは一切見ないようにします。 紙面でのパンフレットや資料などを取り寄せている場合などには、これも箱や袋などにしまいこんでしまいましょう。
その行動・商品に関する情報から一度完全に切り離されることで、自分の「本当にしたかったこと」をゆっくりと考えることができます。
さて、情報遮断をした状態で「行動保留」になってしまう考え方を切り替えていきましょう。
・「選択肢が多すぎる」→「欲しいもの」をもう一度考えてみよう
「自分が欲しいもの」を情報を見ずにもう一度考えてみましょう。
例えば「旅行をする」という曖昧な目的だけではなく「温泉に入れること」「鉄道に乗りたい」「●●を観たい」と言った条件を思いつく限りリストアップし、その優先順位を決めてみます。
・「悪い評価」が気になる→「万人を納得させるものはない」と考えてみよう
人が100人居た場合、100人全員を納得させ、満足させる行動や製品はありません。
つまりレビューや口コミを見ていけば、必ず「悪い評価」には当たるのです。
また人間は「不満」を感じた時の方がレビュー等の行動を行いやすく、「満足している人」はわざわざ褒めずに黙って使い続けるもの。
著しく低評価というのであれば別ですが、「少数の悪評価」に囚われるのは止めましょう。
・「上位商品(完璧な行動)」を求めてしまう → 求めるハードルを見なおしてみよう
まずはあなたが求めていた「最低限のレベル」を見なおしてみましょう。
「とにかく●●がクリアできていればOKだ」というハードルはどこに設定されていますか?
「より便利な商品」な年々出てきますから、上を見始めたらキリがありません。
自分の予算、現実的な期限等をもう一度見なおしてみましょう。
・「もっとオトクになるはず」と考えてしまう → 「保留にするのが一番の損」と考えよう
例えば商品を購入をした翌月に商品が何千円か割引になっていたら、「残念」と考える人がいるのは当然です。
しかし、前月に商品を購入した人は、その月にその製品を使って快適な思いをしたり、楽しい経験を得たわけですから、必ずしも「損をした」わけではありません。
「損をしないために行動しない」人は何の製品も経験も手にとれず、人生としては「最も損をしている状態」なのです。
「お金の損得だけが損ではない」ということを認識すれば、決断も変わってくることでしょう。
考え方を切り替え、一週間~10日間のリセット期間を過ぎたら、新しい目線でもう一度情報を見てみましょう。 少しでも「この商品は合わないな」と思うようであれば、その選択肢は即座に捨ててしまいます。 そして選択肢を3~4つにまで絞込み、自分の中の「優先順位が高い条件」に最も合うモノを選びましょう。 「100点の商品・行動」ではなく「60点~70点」と思えるもので「OK」とするのがコツですよ。
情報が増えすぎている昨今、「自分が本当に欲しかったもの、したかったこと」は非常にブレやすい状態にあると言えます。 「もっと便利に、もっとオトクに」という情報を一時遮断して、自分自身が必要としているものをゆっくりと考え、「完璧ではなくても決断する」という行動を起こしてみましょう。
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