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手を洗うのが止められないのは『アライグマ症候群』かも?その4つの特徴とは

公開日 2016年03月04日 |
カテゴリ: ストレスに対処したい
手を洗うのが止められないのは『アライグマ症候群』かも?その4つの特徴とは

「他人と共通のものに触れると、長く手を洗わないと安心できない」「休憩時間をずっと手洗いや除菌に費やしてしまう…」等、自分の「手や体の汚れ」に極端な恐怖を感じる症状については、最近では『アライグマ症候群』と呼称されるようになっています。

食べ物を何でも洗ってしまう動物である「アライグマ」になぞらえた名称ですが、実際にはその可愛らしい名称とは異なり、社会生活が正常に送れなくなるケースも散見されているのです。 ここでは『アライグマ症候群』の特徴やその対策についてご紹介していきましょう。

1. 洗浄にかかる時間・頻度・手段が過度になる

「いつも手を洗っている」という症状から、『アライグマ症候群』は「キレイ好き」「単なる気質」と誤解をされることもあります。 しかし「アライグマ症候群」とは、強迫神経症(OCD)の一つの現れです。 別名称では「汚染恐怖」や「洗浄強迫症」とも呼ばれています。

アライグマ症候群の人が恐れる「汚染」とは、目に見えたり皮膚感触でわかるものではありません。 目に見えない「菌」や「ウイルス」(一例)が手に付いたと感じたり、その他、第三者が触れたもの等に接触したことで「汚染された」と強く感じ、徹底的な洗浄を行わないとその恐怖感を鎮められなくなるのです。

ちなみに一般的な手洗いでは石鹸と流水を使用し、その洗浄時間は30秒程度が推奨されています。 また医療関係者・食品関係等の場合でもこれに更にアルコール消毒が追加されれば手洗いは完了です。

ところが『アライグマ症候群』の人の場合、この程度の洗浄では「菌(汚れ)が落ちない、まだ汚れている」と感じ、数分以上、長いと一時間以上もの洗浄を続けます。 また極端に強い洗剤を使用したり、何かに手を触れるたびに洗浄欲求が起こることもあります。

2. アライグマ症候群は「手洗い」とは限らない?

『アライグマ症候群』という名前から洗浄作業は石鹸・流水による手洗いに限定されると誤解を受けがちですが、実際には自らの体(体の一部)の過度な洗浄を行う多くの症状が見られています。

・顔の過度な洗浄(赤くなるほど洗う、皮が剥ける等)
・浴室での洗浄行為が止められなくなる、入浴回数が激増する
・手/顔/体等に頻繁にアルコール除菌を行う
・歯磨きが止められない
・洗浄行為中以外では手袋を嵌めていないと安心できない
・洗浄行為を行わないことで注意力散漫・不安定になる

3. 過度の洗浄による「肌あれ」を「汚染」と認識することも

繰り返される過度な洗浄により肌の潤いを保つために必要な皮脂までが奪われた肌は、乾燥して粉を吹いたり、ひび割れ・赤切れ等のトラブルを起こします。 また洗浄行為が長期化することで乾燥肌・敏感肌・アトピー性皮膚炎に似た症状が出ることも少なくありません。

これらの肌トラブル(手あれ・肌荒れ)の理由についても、『アライグマ症候群』の人の場合は「汚染が原因」と考えてしまうケースが見られます。 肌荒れにより見た目が美しくなくなったことで余計に「汚い、洗わなくては」という認識を持ってしまうのです。

この他、ハンドクリーム等の使用が菌の付着を招くのではないかという恐れからスキンケアができない、皮膚科に通院するも洗浄行為が止められないため長期化するといったケースも見られています。

4. 環境・身だしなみは二極化しやすい

『アライグマ症候群』では、身の回り(自分の周辺)に対しても強い清潔度の徹底(汚染恐怖)を感じる人もいます。 また反対に「手の汚染」に恐怖を感じるあまり、汚れていると感じる箇所に触れられず、掃除や片付けが行えなくなるケースもあるのです。

そのため一般的な「手を洗う人=キレイ好き」といった認識とは異なり、髪や顔等の手入れが極端に行われていなかったり、部屋や自分の周囲がホコリだらけということもあります。 症状が重い場合には自分の髪や顔等にも触れられないというケースも見られています。

おわりに

『アライグマ症候群』は強迫性障害・強迫神経症という神経症の一種です。 本人がその違和感に気づいても、自分の努力や家族等の協力だけで症状を寛解させることはできません。 症状が見られた場合には精神科もしくは心療内科の専門医を受診しましょう。 洗浄強迫はうつ病や統合失調症等の他の病気の症状として現れることもあります。 安易な自己判断や自己流の解決法に頼らず、早めに専門家を頼ることが大切です。

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