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「電車に乗れない」「家から出られない」-それ、もしかして『広場恐怖症』かも?

更新日 2016年06月24日 |
カテゴリ: もやもやする
「電車に乗れない」「家から出られない」-それ、もしかして『広場恐怖症』かも?

「電車やバスのドアが閉まると、胸がドキドキして降りたくなる」「映画館や歯医者に行こうと思うだけで動悸が止まらない…」それはもしかしたら、「広場恐怖症」かもしれません。 「広場恐怖症」はパニック障害のひとつの症状で、強い動悸や息切れ・不安感・目眩等、様々なパニック発作を引き起こします。

初期には軽い症状ですが、徐々に行動半径が狭まったり社会生活が遅れなくなる等の弊害を起こすため、早めの対策が必要になるのです。 ここでは「広場恐怖症」が起きる場所やその症状、症状の進行についてご紹介していきます。

1. 「広場恐怖症」は広場で起こるわけじゃない?

広場恐怖症は「広場」という名前のせいか、「広い場所が怖いのだろう」という誤解を生んでしまいがちです。 しかし実際には以下のような様々な「閉鎖的な空間」でパニック発作が起きる傾向が見られています。

【パニック発作が起こりやすい場所】

・電車・バス・飛行機等の交通機関
・自家用車・タクシー
・映画館、劇場、コンサートホール
・病院の診療室、歯科医院の診療室
・雑踏(駅前、大型交差点等)
・ヘアサロン、ネイルサロン
・地下室、車庫
・エレベーター

これらに共通するのは「動きたい、出たいと思った時に即座に出られない(かもしれない)」という場所であることです。 パニック障害は不安神経に異常が生じている病気であるため、閉じ込められる(かもしれない)という「本来であれば少ない可能性」が強い恐怖心と不安を掻き立て、これが激しい動悸や息切れ、呼吸困難といった発作を生み出します。

2. 放っておくと酷くなる?

パニック発作は当初、ごく限定された場所・状況から始まることがほとんどです。 例えば「電車の中で停止信号が入り、駅に着く前に暫く電車が停車した状態」で最初の発作が起こったとしましょう。 電車が動き出すかホームに降りれば発作は治まり、当人も「異常事態なのでパニックになったのかもしれないなあ」と考えます。

しかし、次の発作は通常に電車が運行している時、「電車やバスのドアが閉まった瞬間」等に起こることもあります。 これは「また緊急停止するかもしれない、閉じ込められる」と考える「予期不安」が起こすパニックです。 その後には「すぐに下りられるから」と急行を避けて普通電車ばかりに乗ったり、一停留所毎にバスを降りるといった急場しのぎの対処を行うケースも見られています。

『広場恐怖症』は慢性化しやすい病気なのです。

時々「緊急停止の際に勝手にボタンを押して、ドアから外に出てしまった」という乗客の話がありますが、その中には「広場恐怖症」でパニック発作を起こしていた人も居るかもしれません。 恐怖や不安は「もしかしたらこのまま発狂して死ぬのかも」というほど強いものであり、公共機関内で閉じ込められた患者は「窓を割ってでも外に出たい」という葛藤とも戦わなくてはならなくなります。

3. 重症化すると社会生活に影響も

先の「電車・バス」に不安を感じた人の場合、現実面でまず問題になるのは旅行や出張等の遠出ができなくなることですね。 また頻繁に下車をするため、通勤に時間がかかり始めるのも特徴のひとつ。 対象が飛行機等の場合、「飛行機が怖いだけだから、陸路で行けばいい」と問題を軽視する人もいるようです。

ところが症状が進むと、恐怖の対象は広がりを見せ、また発作回数の増加によって様々な場所に行く恐怖は肥大します。 公共機関にまったく乗れなくなる、駅周辺に近寄れなくなる等徐々に不安の範囲が拡大し、重症化した場合には「一人では出かけられない」さらには「家から出られない」という状態に進むのです。

うつ病やその他の強迫性障害を併発することも多く、社会生活が正常に送れない状態になってから「パニック発作」を打ち明けるというケースも少なくありません。

おわりに

『広場恐怖症』(パニック障害)は専門医を受診することで治していくことができる病気です。 多くの場合、まずは薬物治療でパニック発作を抑え、そしてカウンセラーとの認知行動療法で不安を抑える方法を教わっていきます。 薬物治療の効果が非常に高いことでも知られており、多くの人が専門医を頼ることで苦しみから開放されているのです。 「自分で対処できるはず、我慢できるはず」という誤解を捨てて、早めに病院に向かいましょう。

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