更新日 2024年08月25日 | カテゴリ: 恋人との関係・夫婦関係
「好きな人ができると、夢中になって何も手がつかなくなる」「パートナーから『重い』と言われてしまった…」 このような恋愛感情・パートナーへの強い依存を示す人のことは「恋愛依存症」と呼ばれています。
しかし恋愛依存が強くなればなるほど、結局二人の関係がうまくいかないことに…。 ここでは恋愛依存症の主な特徴や問題、対策についてご紹介していきます。
恋愛に対する依存傾向が強い人には、以下の様な共通項があります。 まずは自分の「恋愛時のパターン」を振り返ってみましょう。
恋愛依存が強い人ほど、恋人・好きな人ができると友達・家族との約束や仕事等よりもパートナーとの約束を無条件で優先させるようになります。 約束の順番が「恋人の方が後だった」としても、恋人優先となるわけです。 また強い依存を示す人ほど、このような優先順位を付けることを「当然である」と考える傾向にあります。
服装や趣味、食べもの、発言等の嗜好をパートナーに合わせようとするのも特徴のひとつです。 自分の趣味嗜好を無理にガマンし、押し隠していることもあります。
常にパートナーとの連絡が取れている状態でないと不安を感じます。 電話やメール・SNS等での連絡を頻繁に行いたがり、相手からの連絡がないと「嫌われたのではないか」という強い不安を感じ、直接的な接触(相手の職場や家等に向かう)といった行動を起こすこともあります。
仕事等の時間を除いたいわゆる「自由時間」について、可能な限り「二人が一緒であること」が当然だと考えます。 週末等のスケジュールを恋人に対して全て空ける、反対にパートナーが週末等に自分自身の予定を入れることに対して強い不満を感じるのも特徴です。
恋愛依存の人は、自分の容姿・才能・資質・性格等に対して「良くない(好きではない)」という評価を持ちがちです。 対外的には活発で自信があるように見せることもありますが、常に内心で「自分に対する不安(自信の無さ)」を抱えています。
人間は恋愛の初期には誰もが「恋愛依存」に似た心理状態に陥るもの。
しかし平均3ヶ月~6ヶ月といった時間を経ることによって、盲目的な恋愛の段階(刺激の段階)は終わりを告げます。 その後はゆっくりとお互いの「価値」を認め合い(価値観の共有)、お互いの現実的な「役割」を担う時期へとステップアップしていくのです。
ところが恋愛依存の人は、恋愛の初期段階における強い刺激(ドキドキやトキメキ)や相手からの強い他者承認を求め続けます。 相手を束縛して相手の「自立」を拒むため、結果的には相手を精神的に疲弊させ、相手からの恋愛感情(好意)を減らしてしまうことになるのです。
強い依存を示す人ほど、デートDVやストーカー等のトラブルに発展してしまうことも。
そのため恋愛依存の傾向が強い人ほど、実は「恋愛が長続きしない(穏やかに恋愛状態を継続できない)」ということになります。
またパートナーを意識的・無意識的に優先させる姿勢が、社会生活や友人関係等に支障を来すことも。 「恋愛依存」傾向が強い人ほど、最終的に「孤独な人」になってしまいやすいのです。
恋愛依存から脱却するには、自分を認めて好きになること(自信を持つこと)が大切です。
そのための第一歩が「自分一人での行動」を行うということ。 一人で旅行をしてみるのも良いですし、身近なところでも知らない街にでかけてみて食事等を楽しんでも良いでしょう。 「誰かに頼らずに行動できた」、「自分で考えて自分の好きなことができた」、という成功体験を積み重ねていくことが重要になります。
経済的・物理的な自立ができていないという場合、まずは「自分で自分のお金を稼ぐこと」や「自分の身の回りのことは自分で全てできること」を第一目標としましょう。 経済的な自立や物理的な自立(自分で自分のことができる)は、自分に対する大きな自信となります。
会社・家族・昔からの友人といった人間関係だけにとどまらず、様々な集団に触れる機会を作ってみましょう。
ボランティアを始めてみる、趣味のサークルに入ってみる、資格を取るための学校に入るというのも良いですね。 新たな人間関係を様々に構築し、複数の集団に属することによって人間は幸福感を高め、自分に対する価値を高く捉えるようになります。
恋愛依存は「依存するをやめよう!」と考えるだけでやめられるものではありません。
自分自身で依存状態にあることに気づき、自ら行動を起こすこと(生活態度等を変えていくこと)が重要になります。 とは言え、今までの自分の考え方や行動を一気に変えるのはなかなか難しいもの。
「全部を一時に変えなくては」と気張らず、少しずつでも「変えていこう」という姿勢を継続することが大切です。
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