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「テストのたびにご褒美」は逆効果?親が知っておきたい「アンダーマイニング効果」とは

公開日 2016年07月29日 |
カテゴリ: 子育て・家族関係
「テストのたびにご褒美」は逆効果?親が知っておきたい「アンダーマイニング効果」とは

「子供がテストで良い点を取った」「自発的にお手伝いをやってくれた」「習い事で良い成績を残した」…こんな嬉しいことが起こると、ついつい「よく頑張ったね!!」と素敵なご褒美をフンパツしたくなる親御さんの方が多いですよね。 お小遣いを増やしたり、欲しがっていたものをプレゼントしたり…アレコレと「報酬」を与えたくなってしまうものです。

ところが、この「ご褒美」、やりすぎると却って子供の「やる気」を奪ってしまうって知ってましたか? 誤った「ご褒美」を与え続けていくことで、本来子供が持っていたモチベーションがなくなってしまうことは「アンダーマイニング効果」と呼ばれています。

ここでは「やる気(モチベーション)」の在り方、そして気をつけておきたい「アンダーマイニング効果」の回避についてご紹介していきましょう。

1. 「やる気」には2種類がある?

私達人間が「やろう!」「がんばろう!」と思う心(モチベーション)は、大きく分けて2つあります。

1 )内発的モチベーション

「これをやるのが好き」「うまくなるのが嬉しい」と言った、自らの心から生まれる「やる気」のこと。 人間が何かの行動を始め、そして継続していく上では「内発的モチベーション」が重要になります。

2 )外発的モチベーション

「人から褒められた」「ご褒美をもらえた」「賞状を貰った」等、自分の外側から与えられる何かに対して生まれる「やる気」のこと。 必ずしも褒められる行為ばかりではなく、例えば「やらないと叱られる」といったものも「外発的モチベーション」に含まれます。

小さな子どもが絵を書き始めたり、運動や趣味に没頭したりするのは「内発的なモチベーション」というわけです。

2. 「アンダーマイニング効果」とは?

アンダーマイニング効果とは、上記で説明した外発的なモチベーションが、元々持っていた内発的なモチベーションに対してマイナス影響を与えてしまう効果のこと。

例えば学校で掃除の仕方を習ってきた子供が「家でも掃除をしてみたい!」とお手伝いを始めたとしてみましょう。 これは「自分の憶えたことをやりたい」「キレイになるのが嬉しい」といった内発的なモチベーションから行動がスタートしているわけですね。

ところが、これに気を良くした両親が「1回掃除するたびに100円」という「ご褒美(お駄賃)」を与えることにした、とします。 すると、元々は「やりたくてやっていた」筈の行動(内発的なモチベーション)が「お金をもらえるからやる」という目的(外発的モチベーション)へと移り変わってしまうのです。

これが続くことによって、「お小遣い(報酬)がもらえないならやらない」という考えにまでたどり着くのはすぐ。 本人が元々持っていた筈の内発的なモチベーションは雲散霧消し、「お小遣いが欲しいから、適当に掃除をする」もしくは「もうやらない」という結果になってしまいます。

3. 外発的モチベーションは「バランス」が重要

外発的なモチベーションである「両親からの賛辞」や「ご褒美」(心理的報酬・物理的報酬)は、一時的には爆発的な効力を発することもあります。 そのためご褒美の全てが悪い…というわけでもないのですね。

まず大切なのは、子供が「好きで始めて、続けていることなのかどうか」を親がよく見極めるという点です。 内発的なモチベーションが十分にあり、本人が目的を持って楽しんでやっているのであれば、そこにむやみに外発的なモチベーションを加える必要は殆どありません。

「いいね」「頑張ってるね」と褒めてあげることは大切ですが、過剰に褒めそやし、報酬を与えなくても良いというわけです。 自発的に勉強を頑張っている子供に対し、むやみに「●点取ったらいくらご褒美」という報酬を与え続ければ、いつしかアンダーマイニング効果で「ご褒美のために勉強」ということになってしまいます。

反対に本人がなかなか内発的なモチベーションが持てないもの・苦手なことに対して、一時的に外発的なモチベーションを掲げるという手もあります。 この場合には本人が行動を開始した時に、内発的モチベーションが持てるような誘導をしていくことが重要です。

例えばお手伝いをした時に、「終わればご褒美があるよ!」と外発的モチベーションばかりを強調するのではなく、「キレイになって嬉しいね」「スッキリしたね」と言った「行動の持つ本来の目的」へと目を向けさせるわけですね。

おわりに

大人は自分の行動に対し、内発的なモチベーションと外発的なモチベーションについて無意識にバランスを取りながら「やる気」を維持しようとします。 それでも外発的なモチベーションの方に引きずられ、仕事等に対して本来の「やる気」を持てなくなってしまう人も多いのです。

素直な子供であれば、より外発的なモチベーションへ傾いてしまうのは当然のこと。 子供自身が元々持っている「やる気」や「楽しさ」を失わせないためにも、親側がモチベーションのバランスを保つことが大切です。

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