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勉強にお手伝い…子どもの「いやだ!」を「やる!」に変える『言葉のテクニック』とは?

更新日 2016年10月03日 |
カテゴリ: 子育て・家族関係
勉強にお手伝い…子どもの「いやだ!」を「やる!」に変える『言葉のテクニック』とは?

「勉強しなさい!」「お手伝いをやって!」「今は静かにして!」 --あれこれお願いごとをしても、子どもはなかなか「ハイ!」と言うことをきいてくれないもの。

毎日ガミガミ言っている自分がイヤになってしまう…と自己嫌悪に陥ったり、「子どものことを嫌いになってしまいそう」と悩んでしまう人も少なくありません。

こんな時に、言いつけをするときの「言い方」をちょっとだけ変えてみませんか? ほんの少しの言い方の工夫で、子どもの態度が大きく変わることもあるんです。 今回は心理学を使った「お願いごとの言い方」について解説をしていきましょう。

「YES/NO」があるから「NO」が出る

今回ご紹介する心理作用は、児童独特のものではなく、大人にも共通するもの。 まずは、あなた自身の体験を思い出しながら以下の例を考えてみましょう。

デパ地下やスーパーを見て歩いていた時、新商品のお菓子の試食がちょっと目についたとします。 そこに声をかけてきた店員さん。 あなたは一体、どちらの方が「食べてみよう」と思うでしょうか?

1 )「とても評判の商品なんです。お試しになりませんか?」

2 )「チョコ味とバニラ味があるんですけど、どちらがお好きですか?」

ここでの答えは、どちらかというと 2 )かも…という人が多いはず。 ただし重要なのは、例え 1 )と答えても、「チョコとバニラとどっちが好きか」という疑問には心の中で解答を出している人が多い、ということです。

実際の実験でも、2 )の声のかけの方が商品を試し購入するお客さんが多かったとのこと。 これはなぜなのでしょう?

1 )の声かけは「試す/試さない」という「YES/NO」を顧客側が決める質問となっています。 「NO」という選択肢があるから、訊かれた人は「NO」を選ぶこともできます。

ところが 2 )では、もう既に「試す」ということは声かけの前に決まっている状態。 「試す(YES)」という決定事項の中で、更に選択肢が提示されているのですね。

選択肢の提示の仕方が大切

人間は選択肢を提示されると、その中から選ぼうとする心理作用を持っています。 その選択肢が例えすべて間違ったものであっても「選択肢内から選ばなくては」という、いわば引っ掛けに乗ってしまうのです。

これは「誤前提暗示(ダブル・バインド)」と呼ばれる心理テクニックの一種。

「やるか/やらないか」という二択ではなく、「やる」を前提として様々な選択肢を提示すればいいというわけですね。 「お手伝いをしなさい!」と言われた場合、提示される選択肢は「手伝いをするか/しないか」です。 ところがこれを「お風呂掃除と玄関掃除と、どっちがいい?」と訊かれたとすると…

聞いた子どもの側は、既に「手伝いはやるもの」という前提で考えをスタートします。 そのため「NO」という選択肢がでてくる可能性はグッと低くなるのです。

選択肢は増やした方が効果的

ダブルバインドの効果を強めたい場合には、更に選択肢を増やした方が良いでしょう。 この方法は、アイドル・グループの売り方にも使われています。

5~6名のアイドル・ユニットを見た時、「この中だったら、この人が好みだな」と考えたことがある人は多いことでしょう。 そのアイドルグループ自体をよく知らない場合でも、なんとなく「この人!」という選び方をしてしまうものです。 これも「ダブルバインド」の効果の一種。 限定された状況であるにも関わらず、「自分で選んだ」という感覚があることから、一層その人への好感度を高めやすいのです。

前述の「お手伝い」という言いつけの場合にも、この方法は使えます。 「お風呂掃除とトイレ掃除とおつかいだったら、どれがいい?」というわけですね。

自分で考えて「コレ!」と選んだ子どもは、「親の言いつけに従った」という感覚よりも「自分で好きなものが選べた」という感覚を強く持ちます。 この「自分で選んだ」という気持ちが、言いつけに対して積極的に行動する心も生むのです。

ただし、選択肢には一定の方向性を持たせることが大切。 「お手伝いと勉強と習い事のどれがいい?」といった広範囲の選択肢だと、ダブルバインドの効果は薄くなってしまいます。

おわりに

「お手伝いやってよ」も「お風呂掃除とトイレ掃除、どっちがいい?」も、言っていることは同じこと。 でもちょっとした「前提」の見せ方、子どもの言葉の受け取り方は大きく変わってきます。 「どうしてやってくれないの!」とイライラしてしまう前に、「上手な選択肢」を与えるコツを見つけていきましょう!

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