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遅刻癖って病気?知っておくべき3つの心理傾向の可能性

更新日 2016年10月14日 |
カテゴリ: 職場のメンタルヘルス
遅刻癖って病気?知っておくべき3つの心理傾向の可能性

「1ヶ月に何回も会社に遅刻をしてしまう」 「遅刻のせいで仕事にも影響が出てしまった…」 色々対策をしているのにどうしても遅刻癖が治らず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

また社員に遅刻をされるのは、企業側にとっても大ダメージですよね。 「何回も遅刻してきて、その都度反省はするようなんだけど治らない…」「社会人なのに甘えているのでは?」と、頭を悩ませている管理職の人も少なくないようです。

なぜ遅刻癖が治らないのか? それには本人も気づいていない隠された心理が影響をしているのかもしれません。 ここでは遅刻が多い人の心理傾向や、根本的な遅刻対策について解説していきます。

1. 自罰傾向が強い

最初に考えられる遅刻に隠された心理は「自罰」の心です。 自罰とは、その名の通り自分自身を罰すること。 「自分はダメな人間だ」という強い罪悪感を持っており、自己を「罰せられるべき人間」と無意識に考えています。

しかし、自己評価と他者評価は本来異なるものです。 つまり本人が考えているほど、その人は「ダメな人」では無いのです。 むしろ元々は有能であったり、仕事熱心で真面目である人が多いと言われています。

ところが自罰傾向が強い人は「自分はダメだ」という認識を得ようと無意識に考え、他者から怒られたり、叱られるような状況を無理に作り出してしまいます。 ごくカンタンに怒られる事態を作り出せ、その後には「自分はなんてダメなんだろう」という強い罪悪感を得られる状況--それが「遅刻」なのです。

自罰傾向が強くなる理由には様々なものが考えられますが、そのひとつには家庭環境、幼い頃の友人との関係等もあります。 例えば親から理不尽に低評価を受けたり暴言を受けてきた子どもは、自分のことを無意識に否定しがちで、自罰傾向を持ちやすい傾向にあるのです。

2. 逃避行動によるセルフ・ハンディキャッピング

もうひとつ、遅刻癖の人によく見られる心理傾向が「セルフ・ハンディキャッピング」です。 セルフ・ハンディキャッピングとは、自分自身で不利な状況(ハンディキャップ)を作り出して、能力や結果が伴わない場合の「言い訳」としてしまう心理のこと。

例えば「走るのが遅くてニガテ」と思っている人が、運動会の前日の夜に何故か大掃除を始めてしまい、「掃除にハマってぜんぜん眠れなかった(だから早く走れないのは仕方がない)」と考える…このような行動として現れてくるのです。 ここでの「なぜか始めてしまうムダな行動(この場合には大掃除)」は、『逃避行動』と呼ばれています。

遅刻の場合も、これと同じです。 「早く寝なくては」「早く会社に行かなくては」と思っているのに、なぜか深夜にアレコレと準備を始めたり、朝に必要の無い行動で時間を費やし、遅刻をしてしまうわけですね。

『セルフ・ハンディキャッピング』を行う人は、元々自分に対するハードルが非常に高い完璧主義である傾向が見られます。

会議を完璧に成功させたい。
実績でナンバーワンになりたい。
プレゼンを見事にこなしたい。

このような高い理想を持っているのになかなか現実が伴わなかったり、「失敗をしたら恥だ、かっこ悪い」という気持ちが強かったりすると、無意識のうちにセルフ・ハンディキャッピングを行うようになってしまいます。 「遅刻をしていなかったら、自分はもっとうまく成功できているはずである」という心の言い訳を、自分に対して無意識に続けてしまっているのです。

3. 発達障害がある可能性も

遅刻癖の理由として、発達障害(行動障害)があるという可能性も否定できません。

例えばアスペルガー症候群の場合、生活習慣や電車に乗る時間等の行動に対して強い一定のこだわりを持つ人も多く、公共機関の遅延といったアクシデントに対応するのが苦手という人もいます。

またADHD(注意欠陥多動性障害)の人の場合、突発的に何かの対象に没頭してしまい、優先順位が乱れて遅刻となってしまうこともあるようです。 また行動管理・時間管理をするのが苦手で、家を出る時間から逆算した計画を立てた際の計画内容自体に無理がある(楽観視をしすぎる)というケースもあります。

ただし「遅刻癖があるから」というだけで安易に「発達障害にきまっている」と断定をしてしまうのは危険です。 発達障害には様々な形があり、その判断・診断は専門家でなくては下すことができません。

おわりに--遅刻癖の社員への対策とは

何度も繰り返し遅刻をしており、仕事に支障が出ている。このような状況になっても遅刻癖が治せないという場合、今までの「目覚ましをいくつもかける」「早く寝る」といった対症療法的な対策では残念ながら功を奏さない可能性が高いと考えられます。

まず大切なのは精神科医・心療内科医・カウンセラー等の心の専門家の診断を受け、自分の心の状態について「自覚」をすることです。 専門家の力を借りながら自分の心に向き合うことで、「遅刻」という行為で守っていた自分の深層心理をうまく解放することができる人は大勢居ます。

遅刻をしている本人も、また企業側(管理者側)についても、「遅刻は本人が努力すれば治る問題である」と軽視をせず、早めに専門家に対策を依頼することが大切です。

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