更新日 2024年08月29日 | カテゴリ: 感情をコントロールしたい
最近の私はどうも私らしくない...…
―小さいことでもすぐにイライラしてしまう。
―カッとなることが多くて、その気持ちを前よりコントロールできない。
このような悩みを持っている人は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
私たちは、喜怒哀楽その他さまざまな感情を持っていて、それは一定ではありません。なるべくニコニコと笑顔でいられたら自分も周りの人も幸せなのに…でもそうはいかないのが現実ですね。
会社では仕事に追われ、家庭でもやることがたくさんるし、人づき合いもあるし……
イライラするのは、日々の忙しさに疲れてしまって気持ちに余裕がないためかもしれません。
または、体の調子が悪くて怒りっぽくなっている場合もあるでしょう。
イライラや怒りっぽくなる理由はさまざまですが、実は睡眠不足も大きな原因の1つと考えられています。
確かに、睡眠不足で怒りっぽくなってしまう、というのは何となく理解できるし、当たり前のようでもあります。
では、なぜ「睡眠不足」でイライラが引き起こされるのでしょうか?
最近の研究で、睡眠不足が感情の不安定さを引き起こす原因の1つであることが分かりました。
脳において、喜怒哀楽といった情動のコントロールを司るのは「扁桃体」という部位です。睡眠不足によってこの「扁桃体」が、睡眠不足によって過剰反応し、その結果、イライラしたり怒りっぽくなったりするのです。
また、睡眠は私たちの体を「再生」させるとても大切な時間です。
私たちの体を構成する細胞は、日々傷ついたり死んだりしています。その一方で新しい細胞が生まれ変わり・修復されるのですが、それは睡眠時に行われます。 睡眠不足になると、こうした細胞の再生・修復させる「成長ホルモン」が十分に分泌されなくなってしまうのです。
その結果、体の修復や疲労回復がうまく行われず、体調不良になってしまいます。そしてその体調不良が、イライラや怒りっぽくなる原因にもなりうるのです。
適切な睡眠時間は人それぞれです。4〜5時間で大丈夫な人もいれば8時間は寝ないとダメな人もいて、睡眠の長さには個人差があります。
夜10時〜2時は睡眠の「ゴールデンタイム」と呼ばれています。その時間帯に、成長ホルモンが活発に分泌されるからです。
ダラダラと寝て生活リズムが崩れると成長ホルモンの分泌も崩れてしまいます。ゴールデンタイムに合わせて、自分に合った睡眠時間をとることが理想の睡眠といえます。
睡眠不足だけがイライラや怒りっぽさの原因とは言えません。しかし、睡眠不足が引き起こす心身への影響は間違いなくあります。
睡眠は、心身の機能を回復させるというとても大切な働きを持っています。ただ眠いから寝るのではなく、自身の心と体のメンテナンスのためにも質のよい睡眠を十分にとる事が必要です。
脳神経のメカニズムや細胞の修復・回復に目を向けて自分に合ったよい睡眠をとり、少しでもイライラや怒りっぽい自分から開放されてみませんか?
Psychology Today-Are You Restless? Sleep Loss, Irritability, and Violence
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