息が苦しい、体がしびれる…それは「過換気症候群」かも?特徴や対策を解説します

更新日 2017年02月10日 |
カテゴリ: もやもやする
息が苦しい、体がしびれる…それは「過換気症候群」かも?特徴や対策を解説します

突然息が苦しくなる、激しい呼吸を繰り返して、倒れてしまうこともある… こんな症状を体験したり、目の前で発作を起こしている人を見たことはありませんか?

上記のような「過呼吸」が起きている原因は、「過換気症候群」にあるのかもしれません。 ここでは過換気症候群の特徴や原因・対策について解説をしていきます。

過換気症候群とは?

過換気症候群とは、言葉のとおり換気(呼吸)が過剰になる「過呼吸」が起こり、更に過呼吸による様々な症状が出る病気です。 「過呼吸(激しく頻発する呼吸)」というと心肺機能の病気を疑う人もいますが、過換気症候群の場合、心肺機能や体内の酸素不足といった物理的問題が生じているわけではありません。

しかし本人は「死ぬのではないか」というほどの息苦しさ(呼吸困難)を感じ、更に激しい過換気を行います。 このことによって血液中の二酸化炭素量が大幅に低下し、「テタニー症状」と呼ばれる身体症状が現れるのです。

過換気症候群の「テタニー症状」とは?

過課金症候群の発作が起きると、患者は息を過剰に吸い込んでいきます。 換気量が増えて二酸化炭素が減ってしまうと、体内の血液がアルカリ性に傾き、血液中のカルシウム・マグネシウムイオンが減少することになるのです。

この血液中の変動によって神経・筋肉等が強い刺激を受け、様々な身体症状が現れます。 これらの症状をまとめた名称が「テタニー症状」です。

【テタニー症状の一例】

・手・足がしびれる(痛みを感じる)
・口の周辺がしびれる、動かなくなる
・手・足の関節に痛みを感じる、関節がぎくしゃくする
・足がつる
・背中がつる
・手足、体全体等に痙攣が起きる

上記のようなテタニー症状が表れることで、本人がますます不安やパニック状態を強め、過換気の状態が激しくなってしまうケースが少なくありません。

過換気症候群の原因は?

激しい過呼吸・体のしびれといった身体症状が表れることから、過換気症候群の発作を体験した人の多くが気管支喘息、アレルギー反応、また心臓などの心肺の異常を疑い、それらの専門医を受診されています。 しかし過換気症候群の場合、その原因に心肺の異常や身体的な問題は無いため、検査をしても異常は認められません。

過課金症候群の原因は、精神的な不安やストレスにあるのです。 極端な緊張状態が続いたことによって症状が出る場合(単発的)もあれば、日常的なストレスの蓄積によって何度も症状が表れる場合(慢性的)もあります。

ただし必ずしも悩み・不安といったストレスが原因とは言い切れず、スポーツ等で激しい運動をした直後、カゼなどによる発熱、入浴による体温の急上昇等によって単発的に症状が出るケースも見られています。

しかし何度も症状が見られており、なおかつ身体的な異常が見られないという場合には、その原因にストレス・不安・恐怖感・緊張感等があるという可能性は高いと言えるでしょう。

過換気症候群の症状が起こったら

もしも過換気症候群と見られる症状が出た場合には、どうしたら良いのでしょうか?

1 )不安感を和らげる

テタニー症状によって痛み・緊張感が増しがちですが、「落ち着けば痛みはおさまる」「つっただけだから大丈夫」と考え、体の力をできるだけ抜くようにしましょう。

2 )息は「吸う」よりも「吐く」を重視する

息苦しさを感じると、つい深く吸い込むことばかりに呼吸が傾いてしまいがちです。 しかし吸い込めば吸い込むほど体の症状が重くなるので、「吐くこと」に力を入れるようにしましょう。

できればおなかの中の息まで深く吐き出せるのが理想的ですが、難しい場合には「1度吸った時に2度以上吐く」という方式を取るのでもOKです。「スッ」と息を吸った場合、「ハー、ハー、」と2回以上のタイミングで息を吐くようにすることで、体内の二酸化炭素低下を防いでいきます。

3 )ペーバーバッグ対策は専門医の指導を受けてから

「ペーパーバッグ法」とは、過呼吸が発生した際に紙袋に口をあて、二酸化炭素の体内低下を防止するという方法です。

かつては過換気症候群の一般的な対策とされてきたこの「ペーパーバッグ法」ですが、誤った使い方をしたことで余計に症状が重くなったり、最悪の場合には窒息をしてしまうケースも多数見られています。その危険性から、「ペーパーバッグ法は使わない方が良い」とする医師もいるほどです。

対策としてペーパーバッグ法を用いる場合には、事前に医師等の専門家の指導を受けてからにした方が良いでしょう。 「以前にペーパーバッグ法で大丈夫だったから」といった自己流での対策は行わない方が無難です。

おわりに

過呼吸の体験をした人の中には、「自分は過換気症候群で、もう慣れているから」と専門家の治療を受けていない人もいます。 しかし「過呼吸=過換気症候群」と安易に判断を下してしまうのは危険です。

過呼吸は、肺塞栓症や腎性アシドーシスといった身体の病気の症状のひとつとして表れることもあります。 特に年齢が高い人の場合、このような病気が潜んでいる可能性も高いのです。

また過換気症候群の人のうち、半数はパニック障害を抱えているとも言われており、この場合にも専門的な対処を行う必要があります。 慢性的な過呼吸が起こっている場合には「自分で対処ができる」と楽観視せず、必ず専門家に相談するようにしましょう。

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