更新日 2024年11月05日 | カテゴリ: 自分を変えたい
不登校が始まると本人も親もパニック状態です。 きっと親も子どもも「学校」は当たり前に通う場所だと思っていたからではないでしょうか。
当たり前のことをできなくなってしまった娘の姿をみれば、お母さんもお父さんも戸惑ってしまうのは仕方がないこと。しかし、誰よりもつらく不安なのは本人。 不登校が始まっても慌てず、焦らず、今後についてどうすべきかをみんなで話し合いましょう。
不登校になった後、いじめを訴えても学校はまともに取り合ってはくれませんでした。「あなたの気のせいではないかしら?」「悪口を言われている証拠はある?」と言われても、いじめられた証拠を立証するのは容易ではありません。
担任の先生や副担任、学級主任など、ありとあらゆる学校関係者とも話し合い、対応していただきましたが、その中でも救いとなったのがスクールカウンセラーでした。当時、通っていた中学校ではカウンセラールームは校舎とは別棟だったのです。 つまり校内に入っても、友人たちと会うことなく、カウンセラーの先生とお話をするために通えることができました。
学校にスクールカウンセラーが在籍している場合は、とりあえず頼ってみましょう。ただ、なかには教室に入ることを強くすすめてくるケースもあります。相性が悪いと感じたら、無理はしないように…。
中学生だった私は心療内科に行くことになり、14歳なりに精神的ショックを受けました。今となっては気軽に通える場所という認識がありますが、やはり心療内科と聞くと、多くの人が身構えるのではないでしょうか?
当時は、心療内科に通うということが、まるで自分は普通ではない、と言われている気がして、とてもショックだったのです。あれから10年以上経過していますが、今でもときどき通うことはあって、思いきって一歩踏み始めてよかったと思えています。学校を充てにできない場合は、第三者の機関を訪問し、サポートを求めることがなによりも大切です。
通常の学生と比べると、引きこもり生活をしていたことには間違いありません。ただ、完全に外に出ないタイプではなく、体調が安定しているときは母と一緒におでかけをしていました。当時は何も考えず出かけていましたが、今となっては、平日の昼間に中学生が親と出かけているわけですから、周りの人は疑問に思っていたでしょう。
それでも母はいつもニコニコとしていて「一緒にでかけられるのが楽しいわ」と言っていたのをいまだに鮮明に覚えています。
体調に支障がでない範囲で、外に出る習慣を継続させておくことも大切です。 近所を散歩するだけでも、元々精神的に疲れている状態では、かなりつらいことです。 それでも、一周しか散歩できなかったのに今日は二周まわれて、カフェでお茶までできたら、本人と親からしてみれば、とても喜ばしいことなのです。
わざわざ意識をしなくても、必然的に学校とは話し合う機会が何回か設けられるはずです。 私自身も一時期は中学すらできないのではないかとびくびくしていましたが、心療内科医の先生を中心に、学校側と話し合い、学校を長期お休みできる環境を築き上げてもらいました。
学校に通えなくなってしまったときの担任だった先生は、とにかく嫌で、病院で顔を合わすだけで、不快な気持ちになり、病院の診療時間が終わるギリギリまで、待合室で泣き続けていたこともありました。
それでも今、こうして体調と向き合いながら働くことができています。 不登校生活が始まっても、慌てる必要はありません。
もちろん自分を責める必要もなく、ゆっくり、ゆっくり一進一退を繰り返しながら、進んでまいりましょう。乗り越えられない試練は訪れない、ともいいます。周りにサポートしてもらいながら、準備すべきことは用意して、休める環境を整えましょう!
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