すぐ泣いてしまうのはなぜ?涙もろさの原因と克服法を解説

更新日 2025年03月25日 | カテゴリ: ストレスに対処したい

「イライラするとすぐ涙が出る」「ストレスを感じると涙が出て止まらない」という悩みはありませんか。

すぐ泣いてしまう時の原因や対処方法についてまとめました。

この記事のまとめ

  • すぐ泣いてしまう原因は、ストレスの蓄積や過去の心の傷、体調やホルモンバランスの変化などが挙げられる
  • 涙もろい人の特徴として、感情が敏感、ストレスを溜め込みやすい、HSP気質などがある
  • すぐ泣いてしまうときの対処法は、深呼吸、意識を別のことに向ける、涙を流すことを受け入れる、心身のケアなど

→すぐ泣いてしまって悩んでいる人はオンラインカウンセリングでの相談もおすすめ

目次

  1. すぐ泣いてしまう原因
  2. 涙もろい人の特徴
  3. すぐ泣いてしまうのは病気?
  4. すぐ泣いてしまうときの対処法

すぐ泣いてしまう原因

ストレスの蓄積

日々の生活や仕事でのプレッシャーが大きくなると、心の余裕がなくなり、些細なことでも涙が出やすくなります。
特に、無意識のうちにストレスを溜め込んでいると、感情のコントロールが難しくなり、ちょっとした失敗や指摘でも涙があふれることがあります。涙はストレスを発散する手段の一つともいえます。

過去のトラウマや心の傷

過去のつらい経験やトラウマがあると、似たような状況に直面したときに涙が出やすくなることがあります。これは脳がその出来事を思い出し、無意識のうちに防衛反応として涙を流すからです。
時間をかけて心の整理をし、場合によって専門家の助けを求めることも大切です。

睡眠不足や体調不良

睡眠不足や疲労が蓄積すると、脳の感情を調整する機能が低下し、ちょっとしたことで涙が出やすくなります。特に、十分な休息が取れていないと、普段なら気にならないことでも大きく感じられ、涙が出ることがあります。規則正しい生活を心がけることで、涙もろさが改善することもあります。


ホルモンバランスの変化

特に女性は生理前や妊娠中、更年期などでホルモンバランスが変化しやすく、それが情緒不安定につながることがあります。

特にエストロゲンの変動は、感情のコントロールに影響を与え、涙もろくなる原因の一つです。こうした場合は、一時的なものと理解し、自分を責めすぎないことが大切です。


ストレスから解放されたあとに泣くことも

ストレスの影響で涙が止まらなくなる一方で、ストレスから解放された時に泣いてしまうこともあります。

例えば、試験やコンクールなどの結果発表直前には緊張していたけれど、結果が発表された途端、泣きじゃくる子供の姿を見たり、自分自身にそういう体験があったりする方も多いのではないでしょうか。
脳が緊張からリラックスの状態に変化することで涙のコントロールが効かなくなっているのです。

涙もろい人の特徴

感情が敏感

感受性が強い人は、些細な出来事や言葉に深く共感し、涙を流しやすくなります。特に映画や音楽、他人の気持ちに共鳴しやすいタイプの人は、悲しみや喜びの感情が強く揺さぶられ、涙が自然にこぼれることがあります。
これは、共感力が高いことの表れでもあり、決して悪いことではありません。


ストレスを溜め込みやすい

涙もろい人の中には、日常のストレスや不安を溜め込みやすいタイプの人もいます。
自分の気持ちをうまく表現できなかったり、頑張りすぎたりすると、感情が限界に達したときに涙としてあふれ出します。特に、普段から我慢しがちな人は、ちょっとしたことで涙腺が崩壊することがあります。


HSP気質がある

HSP(Highly Sensitive Person)は、非常に感受性が強く、周囲の刺激を深く処理する特徴を持つ人のことを指します。

人の言葉や態度に敏感で、些細なことでも深く心に残るタイプの人は、涙もろくなりやすいです。厳しい言葉を受けると、すぐに悲しみがこみ上げたり、不安になったりすることがあります。
また、相手のちょっとした変化にも気付きやすく、それが自分に関係していると感じると、感情が揺さぶられることが多いです。

すぐ泣いてしまうのは病気?

うつ病の可能性も

うつ病の可能性もあります。
うつ病は気分の落ち込みや不安感など心の問題に注目してしまいがちですが、身体の症状が強く出る人もいます。


特に「もっと頑張らなきゃ」「休むと迷惑がかかる」など他者のことを考えて行動する真面目な人は、ついつい自分の心が発するストレスサインへの対処は後回しになったり、気づかなかったりします。

そのため身体に現れる症状が「ストレスに気づいて!」と警告してくれるのです。涙などのサインにしっかり気づき、症状が深刻になる前に対処しましょう。

すぐ泣いてしまうときの対処法

深呼吸をする

涙が出そうになったら、ゆっくりと深呼吸を繰り返すことで、感情を落ち着かせることができます。特に「4秒吸って、7秒止めて、8秒かけて吐く」呼吸法は、副交感神経を活性化し、リラックス効果を高めます。
泣きそうになったときに意識的に呼吸を整えることで、冷静さを取り戻しやすくなります。

意識を別のことに向ける

涙が出そうなときは、手を軽くつねる、冷たい水を飲む、別の話題を考えるなど、意識を違う方向へ向けると感情の高まりを抑えられます。特に、数字を数えたり、周囲の物を観察したりすることで、脳の働きが切り替わり、涙をこらえやすくなります。

涙を流すことを受け入れてあげる

涙など身体の症状が強く出るのは、心のサインを無視しているからかもしれません。そのため、泣くこと自体を認めることも一つの方法です。

「しんどいな」「嫌だな」という心の声に耳を傾けてあげましょう。その声を否定せず「しんどいのに頑張っているね」「ゆっくり休んで回復しようね」と認めてあげるだけでも、自分に余裕が出てきます。
人前で泣きたくない場合は、一人になれる時間を作り、安全な環境で涙を流すと心が軽くなります。

規則正しい生活で身体をケアする

規則正しい睡眠・食事・入浴を行うことで身体にエネルギーを蓄えてあげましょう。
また、規則正しい生活は自律神経のバランスを整えてくれます。そのため、止まらない涙のコントロールも少しずつ取り戻すことができるようになっていきます。

泣くことが止められない場合は専門家に相談しよう

病院での治療で身体にエネルギーを取り戻す

ストレスが原因で涙が止まらない場合は、病気が隠れている場合もあります。受診してみましょう。

ストレスに対抗するには身体にエネルギーがなければいけません。そのエネルギーをしっかり取り戻すために薬の力を借りたり、適切な治療方針を知ったりすることはとても大切です。

カウンセリングで心のモヤモヤを整理する

涙が止まらない時には、カウンセリングを活用するのもおすすめです。
状況や気持ちを他者に話すだけでも、心のモヤモヤが整理され、自分なりに解決策が見えてくることがあります。

また、専門家の視点からアドバイスを受けることでストレスとの上手な付き合い方を知る機会にもなります。
泣きたくなるのは自然なことです。しかし泣くのを我慢しすぎたり、逆にどこでも泣いてしまったりすると身体や生活に支障が起こります。

cotreeのオンラインカウンセリングでは、悲しさや辛さで涙が止まらない時、すぐ専門家に相談できます。ぜひ活用してみてくださいね。

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