ストレスがかかりすぎると眠くなる? ストレスと眠気の関係と対処法
更新日 2019年02月01日 |カテゴリ: ストレスに対処したい

ストレスや緊張が高いときに眠れない体験をした人は多いのではないでしょうか。
しかし、実はストレスは眠気にも影響することがあるのです。今回はストレスで眠気が起こる理由とその対処法をご紹介します。
ストレスで眠気やだるさが起こるのはなぜ?
ストレスによって睡眠バランスが乱れて日中眠気が起こる
ストレスを受けると、睡眠を抑制するホルモンが分泌されます。
そのため、夜になっても寝つきが悪かったり、眠りが浅かったりして、夜のうちに十分な睡眠が取れなくなります。
その結果、睡眠によって解消されるはずの疲労が取れずに、日中に眠気に襲われてしまうことがあるのです。
ストレス性疲労が蓄積して眠気が起こることも
ストレスは特別なものではありません。
パソコンからの光、電話の音や話し声など、ちょっとした刺激もストレスの原因となります。
ストレスに晒され続けると知らず知らずのうちに疲労が蓄積され、眠気を引き起こすこともあります。
うつや自律神経失調症などの病気が原因かも
うつや自律神経失調症などの病気も、睡眠のバランスを崩し、日中に眠気を感じる原因となります。
特に女性の場合は、生理前後や更年期障害など、女性ホルモンの影響により、自律神経の働きが乱れ、自律神経失調症と似た症状が起こることもあります。
ストレスから逃避するために眠くなることも
ストレスがかかりすぎると眠くなる人もいます。
これは大きな負担が心や脳にかかるため、眠ることでストレスから一時的に逃避している可能性があります。
また、ストレスから逃避するあまりに、ストレスを感じている部分を自分から乖離してしまう症状を持つ人や、ストレスを感じると急激な眠気に襲われる体質を持つ人もいます。
あまりにも急激に眠くなる場合には専門医を受診することが必要です。
ストレスの症状をチェックしてみよう
イライラや不安など感情のバランスが崩れる心の症状
ストレスが溜まると起こる症状の代表的なものが、心に現れる症状です。
憂鬱感や不安感など気持ちが落ち込むような感情だけでなく、ちょっとしたことで苛立ったり、緊張が高まったりといった感情の起伏の激しさもストレスによって引き起こされます。
ストレスによる吐き気や動悸など身体の症状
ストレスは身体症状も引き起こします。
これまで説明してきたような夜中の寝つきの悪さや眠りの浅さ、日中の眠気など睡眠面のほか、食欲がなかったり、逆に食べすぎたりする食事面での問題もあります。
また、頭痛や吐き気、動悸や便秘など身体のあちこちに不調を感じることもあります。
遅刻やミスの増加や乱暴な言動など行動の症状
ストレス症状は行動にも現れます。
仕事上での遅刻やミスなど雑なふるまいが目立ったり、ささいなことで怒鳴ったりなどの乱暴な言動が目立ったりと、以前には見られなかったような行動を取ることがあります。
第三者が「何か変だな」と気づきやすいストレスサインです。
ストレスによる眠気への対処法は?
急な眠気は仮眠がおすすめ
急な眠気に襲われた時には、仮眠をとるのがおすすめ。もし可能なら5~10分ほどの仮眠をとると頭がすっきりします。
仮眠を取ることが難しい場合には、1分程度目を閉じて、ストレスとなる刺激を減らす時間を取りましょう。
脳を休ませることで、眠気を引き起こす疲労を解消できます。
生活習慣を整えてストレスに強い身体づくりを
ストレスに強い身体を作ることで、ストレス症状としての眠気を軽減できます。そのためには生活習慣を整えることが大切です。
何よりも大切なのは十分な睡眠時間を確保すること。
たっぷりの睡眠はストレスに強い身体を作るだけでなく、蓄積したストレスを解消してくれます。もちろん日中に眠くなることもありません。
睡眠に加えて、栄養バランスのとれた食事や適度な運動ができれば完璧です。
ストレス解消やリラックスできる時間も大切
ストレスは小さいうちに解消しておきましょう。
そのためには、自分の中に出来るだけたくさんのストレス解消法やリラックス法を持っておくことが大切です。
家族や友人に愚痴を言う、お菓子やお酒を楽しむ、好きな映画を観る、良い香りの入浴剤を入れたお風呂を楽しむ、読書をしながらゴロゴロする…など。
幅広い方法を持っていれば、いつでも柔軟にストレスを解消することができます。
何科に相談すればいい?うつや自律神経失調症の治し方を知るために
心療内科や精神科での相談がおすすめ
「うつや自律神経失調症かもしれない」と感じたら、心療内科や精神科で相談してみましょう。
身体症状が強い場合は心療内科、心の症状が大きい場合には精神科が適していますが、最近ではどちらも標榜している病院も多いため、通いやすい場所で探すと良いでしょう。
うつや自律神経失調症は診断だけでなく症状に合わせた薬で治療
同じ「うつ」や「自律神経失調症」という診断でも、症状は人によって異なります。
また、同じ薬でも効く人もいれば、副作用が強く出てしまう人もいます。
そのため、1人1人の症状や調子を見ながら、その人に合った薬の種類や量を調整していきます。
不安なことがあれば、ためらわず医師に相談してみましょう。
ストレス耐性を高めるためにカウンセリングも活用して
同じ出来事でも、強いストレスを感じる人と、ほとんどストレスを感じない人がいます。
これは物事の捉え方のクセや、使えるストレス対処法の数が異なっているからです。
カウンセリングでは、ストレスを感じにくい考え方のクセや、ストレスへの対処法を身につけ、ストレス耐性を高めることができます。
ストレスから完全に逃げることはできません。そのため、ストレスに押しつぶされず、上手に付き合えるスキルを身につけることが大切です。
cotreeのオンラインカウンセリングでは、ストレスを抱えた心を一緒に支えるだけでなく、マインドフルネスや認知行動療法を用いてストレスとの付き合い方を学ぶことができます。
これまでのストレスへの対策としてだけではなく、これからのストレスにも対処できるよう、ぜひcotreeを活用してみてください。
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