喪失体験ではうつに浸る期間が必要! 回復までにできる対処法

更新日 2019年03月01日 |
カテゴリ: うつ病・憂うつな気分
喪失体験ではうつに浸る期間が必要! 回復までにできる対処法

大切なものを失くしたり、大切な人と別れたり……。生きていく上でこれらの喪失を避けることはできません。

しかし、大きな喪失体験では気持ちが落ち込み、うつ病の引き金になる可能性があります。反対に、うつ病では興味や意欲の喪失といった症状が起こることも。

私たちは喪失やうつとどう付き合えば良いのでしょうか。今回は喪失とうつ相互の関係と対処法についてご紹介します。

喪失感がうつ病の引き金に?うつ病リスクのある喪失体験とは

配偶者や家族、恋人など親しい人の喪失

配偶者や家族、恋人など親しい人を死別や離別によって失うことは、うつ病の引き金となります。

自分の一部にも感じられるような大切な存在と、何らかの事情で離れなければならない時には、まるで自分の心が引きちぎられるように痛みや悲しみを感じます。

病気や怪我による健康な自分の喪失

病気や怪我になると「健康な自分」を喪失してしまいます。

健康な頃には当たり前のように出来ていたことが出来なくなると、「もっとやりたいことをやっておけばよかった」「もっと健康に気を遣っていればよかった」など、次々と後悔が襲ってきます。

解決することが出来ない後悔に苛まれて、うつ病になってしまう可能性もあるのです。

退職や失業など社会的な居場所の喪失

社会での居場所の1つが「会社」です。

仕事を生きがいにしている人や、会社そのものや社内での役職を自分のアイデンティティのように感じている人など、多くの人にとって会社は単にお金を稼ぐだけ以上の意味を持った場所となっています。

そのため、やむを得ず退職や失業に追い込まれると、社会における自分の居場所や意味を見失ってしまう事もあります。

そして、押し寄せる虚しさや苦しさを抱えきれず、うつ病になってしまうこともあります。

うつ病の症状の1つ「興味の喪失」とは?

以前は楽しめていた活動への興味を失う

喪失体験がうつ病の引き金になることをご紹介してきました。

しかし、うつ病の症状によって喪失するものもあります。

それが興味や関心です。特にこれまで好きだった娯楽や趣味への興味も失ってしまい、「楽しい」と感じることが困難になります。

食事や入浴など日常生活への意欲・関心もなくなる

うつ病では、食事や入浴など当たり前に行っていた活動に対する意欲さえも失ってしまいます。

そのため、きちんと食事が摂れなかったり、洗濯やゴミ捨てなど清潔感を保つ活動を維持できなかったりと、より不健康な生活となり、さらなる心身の調子の悪化を招いてしまうこともあります。

家でただ寝ているばかりに見える

何事にも意欲を持てないため、家でただ寝てばかりに見えてしまいます。

しかし、本人は「怠けてばかりでダメだ」「みんなに甘えすぎている」と自分を責め立てながら、それでも動けない自分を直視して辛い思いを抱えているのです。

そこへ他者から叱責を受けると「やっぱり自分はダメな人間なんだ」と誤った確信を強めてしまいます。

喪失体験による「うつ」への対処法

喪失体験で起こる「うつ」は当たり前の感情

「うつ」になるのは良くないと考えられがちですが、喪失体験での「うつ」は誰にでも起こりうる当たり前の感情です。

大切な存在を失って気分が落ち込んだり、頭が真っ白になって何も手につかなかったりといった「うつ」の状態は、心が健康に反応している証なのです。

喪失体験の後には「うつ」を味わう期間が回復のために必要

死別は最大の喪失体験です。

大切な人と死別した際には、お葬式だけでなく法要など、定期的に亡くなった方を悼む機会が設けられています。

それは亡くなった方だけでなく、遺された方にとっても気持ちを整理する大切なひとときです。

特別な時間や場所で「うつ」に浸ることで、日常生活では取り乱すことなく、活動することができるのです。

十分に「うつ」に浸ることで新しい環境に適応できる

所かまわず「うつ」に浸っていては、日常生活に支障をきたしてしまいます。また、弱っている姿を見せることに抵抗のある方もいるでしょう。

だからこそ、儀礼的な行事や心理療法の空間など、安心して「うつ」に浸れる環境が必要です。

存分に「うつ」と向き合うことで、喪失体験は自分の一部となり、新たな環境に適応することができます。

「うつかな?」と感じたら…家族にできる接し方

身体や行動から見える症状をチェックする

家族がチェックしやすい「うつ」の様子としては、身体や行動の症状が挙げられます。

不眠や食欲の低下などの身体症状や、歯磨きや入浴などの日常動作を億劫がったり、ささいなことでイライラしたり泣き出したりといった行動面での変化をチェックしてみましょう。

病院で診断・治療を受けるよう促す

興味の喪失はうつ病だけでなく、さまざまな心の病気が原因で起こりうる症状です。

自己判断ではなく、医師の診察・診断を受けた上で治療を進めていきましょう。

また、うつ病のご本人は病院に抵抗を持っていることもあります。

「食欲がないみたいだから心配」など身体症状からアプローチし、心療内科を受診するのもおすすめです。

休養できる環境を整えてあげることが大切

うつ病のご本人にとっては、食事の準備やゴミ出しさえも億劫な作業です。

ご家族はご本人が安心して休養できるよう、細々とした家事をサポートすることが大切です。

また、病院への通院が面倒になることもあります。ご家族が通院に同伴するだけでも大きな支えとなるでしょう。

忙しい現代社会では、喪失を体験しても悲しみや憂鬱な気分に浸る時間を持つことができません。

また、悲しんでいると「元気を出して」「頑張って」と励まされると無理やり元気なふりをしてしまうこともあります。そのまま、感情と行動にズレがある状態が続くと、心身に不調をきたす可能性があります。

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